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情報処理安全確保支援士

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情報処理安全確保支援士試験合格に向けて大事だと思われる記事をまとめてみました。
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#情報処理安全確保支援士

不正アクセスと攻撃手法

不正アクセスと攻撃手法

1 標的型攻撃標的型攻撃:特定の個人や組織を狙って機密情報を盗み取ることを目的にした攻撃。
標的型攻撃は情報収集から始まる:
1 攻撃対象の情報収集を行う
2 攻撃者は、収集した情報を利用して攻撃を仕掛ける

標的型攻撃メール:標的型攻撃の代表的な攻撃手法。事前に収集した情報を使ってターゲット用にカスタマイズしてメールを送ることで攻撃の成功率を高める

標的型攻撃には出口対策が大切:汎用的な対策は

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メールセキュリティ

メールセキュリティ

1 メールの構成要素メールの送受信時に動作するプログラム:
・メール送信時、ユーザはMUA(メールソフト)を使ってメールを作成する
・作成したメールはMUAからメールサーバ内のMSAに送られて認証される
・認証OKの場合、メールはMTAに中継され、別のメールサーバに送り出される。
(昔は認証なしでMUAからMTAを使ってメールを送信することもできたが、現在はMSAによって認証を行う方式が主流)

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HTTPセキュリティ

HTTPセキュリティ

1 HTTPHTTP(Hypertext Transfer Protocol):WEBサーバとWEBブラウザの間で、HTMLの情報をやり取りするためのプロトコル。
2022年に最新規格HTTP/3が標準化された。
HTTP/3の最大の特徴は、トランスポート層でUDPを利用して通信の効率化を行なっていること(HTTP/3より前のHTTPはトランスポート層でTCPを利用している)。UDPを利用すること

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クライアントセキュリティ

クライアントセキュリティ

1 パーソナルファイアウォールパーソナルファイアウォール:クライアントにインストールして利用するソフトウェア型のファイアウォール。
通常はネットワーク上に物理的なファイアウォールが存在しているため、パーソナルファイアウォールは必要ないように感じるが、基本的にファイアウォールは外部からの攻撃に備えて用意されるため、内部ネットワークで発生した攻撃を防御できない。
内部で発生した攻撃は、パーソナルファイ

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認証技術

認証技術

1 Basic認証Basic認証の別名:クリアテキスト認証、PLAIN認証、USER /PASS認証など

パスワード認証:特定の人やものを一意に識別できるシステムをつくり、ユーザIDとパスワードの組み合わせで認証する

Basic認証:ユーザIDとパスワードを平文で送信して認証する方法
・盗聴に弱い
・なりすまし対策ができない
・現在は、SSL/TTLによる暗号化を併用してBasic認証を利用

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暗号技術

暗号技術

暗号技術は機密性と安全性を支える重要な技術。

①共通暗号方式共通暗号方式の鍵数=n(n-1)/2

鍵の配送問題:共通鍵の情報を安全に相手に渡せない問題のこと

②ブロック暗号とストリーム暗号ブロック暗号:ある特定の大きさのかたまり(ブロック)をまとめて暗号化する方式。現在利用が推奨されている暗号化アルゴリズムはAESとCamelliaで128ビットのブロック長

ストリーム暗号:流れに沿って暗

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注目の技術

注目の技術

①NOTICENOTICE(National Operation Towards IoT Clean Environment):総務省やインターネットプロバイダ(ISP)などが連携して、サーバー攻撃に悪用される危険性がある機器を調査して注意喚起を行う取り組み

②デジタルフォレンジックスデジタルフォレンジックス:法的なトラブルが発生した際に、証拠となり得るデータを収集、分析することで法的な信頼性を

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