カンキン(未定)

俺の名前は神山健人。トラックに撥ねられて目が醒めたら見知らぬ土地に倒れていた。
ふらついて周りを歩く人間たちを見ていると、どうやら俺はファンタジー世界へ飛ばされてしまったようだ。所謂異世界転生?みたいなものだったようだ。そして力がとても強い事に気づいた。覚えた記憶のない魔法の呪文が頭に浮かぶし、ワンパンで謎のモンスターが倒せた。
「おいスカした顔しやがって、ぶっ殺してやる」
「いいぜ、来いよ」
キンキンキンキンキン!
「やるな……お前!ぐわー!」
やれやれ、俺はこれからどうなってしまうんだ

『続く』

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「……」

目の前の男にこの文章を読ませて5分ほど経った。
部屋は静寂に包まれ、僕はこの無言の空間に耐えられなくなった。

「あの……どうですか?」

恐る恐る声をかけてみると男は一言、ピシャリと言った。

「却下だ」