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~5章~クラファン御礼

 その時私は、夜のお店でオンライン・チョコイベントの配信カメラを回していたのですが、その真っ最中に目標達成の報告を貰いました。
 クラファンは信用の換金装置と言われるのですが、序盤戦で支援額の伸びが鈍化した時に、その意味合いがよくよく理解できました。クラファンは自分の信用を可視化する通信簿です。これまでの人とのつきあい方、お金の使い方、すべてが総合的に評価されます。
 ICAN主催のクラファンですが、支援者の皆さんの支援動機は様々です。フィリピンの若者を応援する私を応援するという(なんだか奇妙な)動機も存在すれば、Snowcafeに託す人、開発学の理絵先生に託す人、理事の真帆さんに託す人、それぞれ存在します。いずれにせよ。換金した以上、その時点でこれまでに積んだ信用はゼロ、一からの積み直しです。このような宿命が待ち構えているとは、目標額の達成と同時に奥の深いシステムだと改めて考えさせられ、これからの振る舞いが生死を分ける事を痛感をした次第です。
 この事実に触れたクラファンの説明書は一切見当たらないのですが、皆さんから頂いた支援のお金と気持ちにどう向き合っていくのかが、実はとても大切で、ここを見積もり損ねると信用を失い敵を増やすだろうし、ここを正しく評価できれば、更なる味方を増やせると言う事を知りました。
 その様な訳で、先日のフィリピン滞在中に、カリエカフェの若いメンバー達と、この事態の重さについて、夜な夜な3時間ものミーティングを敢行して、目的と課題をシェアしてきました。実際に話して頂けたらすぐにご理解頂けると思いますが、とても誠実で聡明な若者達です。よくまぁ、ICANの現地スタッフは、路上からこんな素敵な若者を選りすぐってきたなと深く感心をしました。
 面白いことになってきた、支援してよかった、そう思ってもらえるように、失敗も成功もありのままの彼らをお届けできたら良いなと思っています。
 最後に、この景色は一生の間に二度は見ることができない景色だと思います。ご支援を無駄にすることがないよう、最善を尽くしながら、同じ温度でフィリピンの若者達に伴走したいと思っています。
 この度は短い期間中に、本当に色々な所にお声かけを頂き、ご支援頂けたこと、とても嬉しく思っております。本当にありがとうございました。

Snowcafe 代表 渡邊洋

クラファン達成

<結果>
【クラウドファンディング】
支援額:3,666,775円  支援者数:313名
うち約484,000円がReadyforへの手数料につき約318,000円が正味支援額
【クラウドファンディング以外でお預かりしたご寄付】
支援額:157,000円  支援者数:9名
支援総額:3,823,775円


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