私がエガちゃんねるを毎週見てしまう3つの理由
はじめに
江頭2:50が好きなYouTuberランキングの1位に選ばれたらしい。
アラサーからすると江頭2:50はテレビのイメージが強い俳優で、YouTuberという「イマドキ」の言葉とはどうも馴染まない。
江頭と言えば、めちゃイケやぷっすま、アメトーークで時々出てくる、まさに「レアキャラ」的芸人の印象ではないだろうか。
いやー、“あの”江頭である。
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」と登場し、キャーキャー逃げ惑う女性を追いかけ、「ドオオオオオオン!!!!」を食らわせる、あの「1本のレギュラーより1回の伝説」の江頭。
それをわざわざYouTubeで見るって、よほど物好きなのでは……!?
そう思っていたんだけど。
気が付いたら、私もいつの間にかエガちゃんねるに魅了されてしまった「あたおか(頭のおかしいお前ら:エガちゃんファンを指す)」のひとりになっていた。
「また江頭?」「いつも江頭ばっかり見ていない?」
今日も聴こえるオットの声を尻目に、「YouTuberエガちゃん」の良さを考えてみたいと思う。
エガちゃんねるの良いところ
エガちゃんねるの良いところは大きく3つあると思う。
①とにかく見やすいこと
1つあたりの動画の長さは短いもので10分くらいから、長いもので30分前後まである。
30分前後の動画は決して短くはない。だけど、所要時間以上の尺を感じさせず、サクッと見れてしまう。
とにかく動画の編集がうまいのだ。テンポが良くて、飽きさせない。
とてもYouTubeとは思えない、テレビに匹敵する編集クオリティに、ついつい時間を奪われてしまう。
とはいえ、今は芸人が続々とYouTubeに参戦しており、テレビの制作スタッフが多数バックにいると言われる。
エガちゃんねるがここまで人気になったのは、単に編集のレベルが高いからだけではないと思う。
②動画が誠実なこと
編集はテロップで突っ込みを入れ、間を大事にして笑いを生み出す、いわゆる2000年代のお笑いバラエティ的なのだけど、その中心にいるのが江頭2:50、エガちゃんと言うこと毛色が違うと思うところがある。
それは、動画に嘘がないことだ。
今やテレビといえば「ヤラセ」「仕込み」と言ったネガティブなイメージもあるけれど、エガちゃんねるにはそうした作られた感じが一切ない。
例えば、上の記事でも出てくるが、エガちゃんねるの一つの魅力は「テレビとは違う江頭2:50の真面目な姿が見られるところ」だと思う。
エガちゃんはそれを「営業妨害だよ!!」と突っ込みさえ入れるものの、それを隠したり、逆に過度にアピールしたりするようなことはない。
エガちゃんねるでは、江頭の初めての体験を取り扱う「江頭56歳、初めての○○」企画や食レポ企画などのコンテンツもあるが、そうした初めてのものに対面した時にも江頭は忖度することもなければ、不必要にけなすことも無い。また食レポでは「いただきます」の言葉を欠かさない。
そうしたひとつひとつがとても自然なのである。
そうした江頭を中心とした自然なやり取りは、見ていてとても心地よい。
エガちゃんねるは「面白いもの」を作り出すのに一生懸命だ。でも、そこに「やらされた」「強要された」といった無理は無いのだ。
だからファンは受け入れやすいのだと思う。
③その空間に一緒にいられるような空気感
エガちゃんねるの主な登場人物は、江頭のほかに、江頭の親友という設定のブリーフ団S、M、Lと、演出担当のDである。ブリーフ団の顔はマスクで覆われており、表情や一切分からない。
それがどの動画から見始めても、内輪感はあっても、疎外感は無いという不思議な雰囲気を生み出していると思う。
ブリーフ団はどの動画にも登場するので、“あたおか”=エガちゃんねる視聴者からしてみれば、それぞれのキャラクターはお馴染みである。ただ、“あたおか”たちはブリーフ団の顔を知らない。
だからなのか、エガちゃんとブリーフ団やDのやり取りを見ていると、自分もその一員になったような、そんな錯覚を覚える。
些細なことで盛り上がり、笑い合うエガちゃんたちを見ていると、友達としょうもない話をしているときのような、まるでその空間に一緒にいるような気持ちになれるのだ。
おわりに
誰でも簡単に動画を配信できるようになり、テレビの人たちもどんどんYouTubeに進出している。
しかし、誰でもメディアを手にすることができるようになったからこそ、尚更「中身の誠実さ」「嘘の無さ」が求めらているのではないか。
今日もブリーフ団たちと楽しそうに笑うエガちゃんを見て、そんな風に思った。
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