【VRChatアバター改変・軽量化基礎】オブジェクトをUnitypackage化して別プロジェクト間で使い回せるようにする

こちらの記事の作業を終えていることを前提とする。

この記事の作業を行ったなら、きっと思うことだろう。
「流石に手順が多すぎる、毎回様々なアバターに設定するには手間がかかりすぎる」、と。

ならば使い回しが可能な形にしてしまえばよい。
具体的には"unitypackage"化してしまう……そう、BoothやVket Store等で配布されているあの形だ。
以下にその手順を記す。

まずは上記記事で使ったプロジェクトを開こう。
そしてプロジェクトのファイルビューアでAssets配下を開く。
ファイラーの何もないところを右クリックして"作成"→"フォルダー"とする。
名前は自分がわかりやすいものなら何でもよいが、ここでは"<自分のペンネーム>sAssets"としている。
私の場合は"ChiffonsAssets"だ。

ここは自分のわかりやすい名前をつけよう

作成したフォルダーをダブルクリックして中を開く。まだ中身は空のはずだ。
この中でもう一度右クリックして"作成"→"フォルダー"として、今回は"VRCEmote"と名前をつける。

中に更に"VRCEmote"というフォルダを作る

作った"VRCEmote"フォルダー内に移動する。やっぱり空のままのはずだ。

次にヒエラルキーにある、前回の記事で作った"VRCEmote"オブジェクトを選択する。
これをクリックしたまま、ドラッグ・アンド・ドロップでいま作った"VRCEmote"フォルダー内に移す。

ヒエラルキーにある"VRCEmote"をさっき作ったフォルダにドラッグ・アンド・ドロップ


すると、新たにPrefabが生成され、ヒエラルキーにあった"VRCEmote"オブジェクトの名称が青色に変化する。
これはプレハブを設置したときの状態に変化したことを示す。
プレハブのインスペクターはなにか警告を表示しているが、これはプレハブはアバター内に設置しないと効果がない、ということを知らせているだけなので無視して良い。

おめでとう、初めての自作プレハブだ
だがunitypackageの形にするにはもうひと手間必要だ

フォルダー内に生成された"VRCEmote"プレハブを右クリックして"パッケージをエクスポート…"を選択する。
ここにはそのプレハブをunitypackageの形でエクスポートするにあたって、どのファイルを含めるかを尋ねられている。

どれをパッケージに含めるか

今回は全てにチェックを入れた状態でよい。
これが特定のアバター向けの項目になると再配布してしまうとまずいのでアバター本体は含めないようにする、といった工夫が必要になることもあるので頭の片隅においておくとよい。

右下の"エクスポート…"を選択すると名前を付けて保存するように求められる。今回は"VRCEmote"と名前を付けて自分がわかりやすいところに保存しよう。
保存ができたら保存した場所を確認すると良い。今作成した"VRCEmote.unitypackage"がそこにあるはずだ。

今後別のプロジェクトで使いたいときはこの"VRCEmote.unitypackage"をいつもどおりインポートすれば今回作成したフォルダ内に"VRCEmote"プレハブがある。これをインスペクター上のアバター直下に設置すれば完了となる。

これに限らず、いろんなアバターで使いまわしたい自作オブジェクトはパッケージ化しておくと便利だ。

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