夏色の傘 34 Chie Ito 2015年6月26日 16:58 ¥100 濡れながら前を歩く あの人の背中を見つめながらひとり傘を握りしめている手は 夢の中のように動かない細い雨の中どうしても縮めることができない その距離が雨に煙って 揺れている話したこともないふたり私だけの想いと はじかれた雨粒はどこか似ている冷たい緑の匂い静かな 帰り道 ダウンロード copy ここから先は 0字 ¥ 100 購入手続きへ ログイン #詩 34 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート