アニメ「けものフレンズ」炎上について。2017年編

ここでは僕の記憶と経験、そしてネットでの情報をまとめていこうと思う。僕自身が若いので文章が拙い事を許して欲しい。また敬称を略す事も許して欲しい。

2017年。当時の日本を沸き立たせていたアニメ「けものフレンズ」。

当時人気の漫画家(後に別の意味でも人気になる)「吉崎観音」原作の同名作品と新進気鋭のアニメ監督「たつき」および彼の在籍するアニメ会社「ヤオヨロズ(現8ミリオン)」とアニメで人気を勝ち取った「テレビ東京」という(当時の)最強の布陣で制作された。

放送開始直後は「何だあの絵w」「どうせ全肯定好きのマザコンがみるアニメ」と酷評されたが、話が進むに連れて「人々を惹き付ける世界の謎」「一見下手に見えて実は考えて作り上げられたキャラクターデザイン」「見れば見る程深まる世界観」にたくさんの人々がファンとなった。そしてファンが多くなった放送翌年の2017年には夏休み期間に深夜アニメとしては異例の朝に再放送が行われ、子供層すらも虜にした。

人気も絶頂の「けものフレンズ」は「たつき」及び当時の「ヤオヨロズ」により続編が予定されていた。その証拠に最終回ラストシーンにおいて、主人公である記憶喪失の子供「かばん」ともう一人の主人公サーバルキャットのフレンズ「サーバル」そしてパークのガイドロボ「ラッキービースト(通称ラッキーさん、ボス)」のコアユニットが小舟に乗って旅に出るシーン。画面右下には「おわり」の文字が書かれているが良く目を凝らすと「つづく」の文字が薄く書かれている。

更に当時「たつき」のTwitterでは「壁面に2の文字が書かれた小舟にかばんとサーバルとラッキービースト」のイラストを投稿している。

[2017.9.25]ファンはこの日付に恐怖を抱く事になる。何故ならこの日が、世にも恐ろしい[けものフレンズ炎上事件]の始まりだからである。

事の発端はこの日の[たつき]のTwitterでの投稿だった。それは要約すると「カドカワ方面からけものフレンズ関係の仕事をクビになった」という物だった。ここから混迷を極める未だ消えない炎が、音を立てて燃え上がった瞬間だった。

あるものは「たつきが悪い」と、またあるものは「吉崎観音が悪い」と、そしてまたあるものは「両方悪い」と言った。果たして誰が悪いのだろうか?答えは数ヶ月後に明らかとなる。

それから数ヶ月の間は「KADOKAWA」と「ヤオヨロズ」の二社でクビを取り消す協議が行われていた。

その間原作者の「吉崎観音」は何をしていたかと言えば、Twitterにてイベントで「サーバル」のコスプレを行う予定だった「ぽんこつ娘」がアップロードしたコスプレ姿の画像ツイートに対して、「b」(おそらくナイス!やグッド!の意思表明だろうか?)という返信をした事で非難を浴びた。当然である。責任を果たしていないのだから。

ここから「ぽんこつ娘」は消息を絶ち、「吉崎観音」はこれを最後に投稿をしていない。

そしてあの悪名高い「週刊文春」の「ニコニコ動画」での生放送番組にて出演声優の喫煙疑惑が明かされたが、喫煙しても問題ない年齢の上喫煙所にいるとされた写真も声優本人の口から「記者の追いかけから逃げて喫煙所まで来てしまっていた」と語っている。

この様な状態になってもその声優を庇ったのは、制作から外された「ヤオヨロズ」のプロデューサー「福原P」だけだった。

そして12月。歌手の「オーイシマサヨシ(大石昌良)」と本作品の声優ユニットである「どうぶつビスケッツ&PPP」が歌唱するオープニングテーマ「ようこそジャパリパーク」のクリスマスアレンジがTwitterに投稿された。

歌唱は「どうぶつビスケッツ&PPP」のみになっているが正直歌詞の変更はクオリティが低く悲しみに暮れるファンの傷を更にえぐり怒りを煮えたぎらせた。

更に「オーイシマサヨシ」もTwitterにて微妙な反応を投稿している。そのため許可を得ずに替え歌を制作したのでは?と疑問が持たれる。

そして協議の終わる12月中盤に、協議の結果が公式に発表された。

それは「たつき」並びに「ヤオヨロズ」の制作復帰は叶わなかった事であった。

ファンは悲しみに暮れた。僕自身も相当な怒りに震え上がった事を記憶している。

それ以外にも脚本の名義が今までの「田辺茂範」から「たつき」に変更された事件もあった。これは「田辺」の脚本草案を「たつき」が修正した物が放送時の脚本となっている。

その事で脚本印税の未払いなども発生し、今も解決していない。

そして炎は絶えぬまま数年以上も続く怒りの始まりであった。

2017年 炎上発生、終わりの始まり編 了

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