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IM展 Vol. 2

SONY の ELF-SR1 という、物がまるで本当にそこにあるように見えるディスプレイをつかった展示の 2回目を行います!

開催情報

現在、手足口病に罹ってしまっており、もし悪化した場合には開催が難しくなる可能性があります。最新情報は Twitter をご覧ください。

展示作品

ELF-SR1 が1台しか無いため、その場で切り替えての展示となります。

デジタルシャドーボックス(制作中のデモ)

デジタルシャドーボックス

ELF-SR1 の映像が、写真も撮れないし動画にも映らないというのは大きなネガティブなように普通は感じます。しかしながら、その一方で現場に行かないと体験できない価値があるということ自体には価値があるのだと、前回の展示に来てくれた友人に気づかされました。

デジタルのイラストレーターが展示をやるときを考えます。デジタル作品は印刷しても複製となってしまい、しかも印刷によって劣化してしまいます。それだと、作品をわざわざリアルの空間で展示することの価値も、その空間に行くことの価値も薄くなってしまいます。

この作品はそういった問題を ELF-SR1 を使って解決を試みた作品です。シャドーボックスを ELF-SR1 で再現しつつ、さらに Live2D を使ってアニメーションできるようにしました。イラストレーターさんが Live2D で簡単な加工をすることで、リアルに見てもらわなければ伝わらない新しい価値をつくることができます。

更にこの作品では、空間に UI を配置し、立体視している状態で UI でその立体コンテンツを操作するという試みも行っています。ゴーグルを付けるのとは異なる新しい操作体験ですので、是非ご体験ください。

※ こちらの作品はじっぽさんとの共同制作です。完成作品はじっぽさんの個展で展示予定です。

名称未定の自動演奏プロジェクト(これから制作予定)

シーンに使いたい小物

※ こちらの作品は、これから制作するため間に合わない可能性があります。

自動演奏楽器には人形がつきものだと思います。たとえば、人形が踊るオルゴールや時間になったら音楽が鳴る機械仕掛けの時計を思い浮かべてみてください。私はつくったことはありませんが、きっと作った人は人形を生きているように見せたかったんだと思います。そういったものを ELF-SR1 で作り、本当にそこにいるように見せたいというのがこのプロジェクトです。

実在感を高めるためには、現実と映像の境界を曖昧にする必要がありますが、このプロジェクトでは、楽器や音を通じてその曖昧さを高める工夫をする予定です。

感染症で寝ていた関係で、まだ使用する機材も届いていないのですが、届き次第作れるところまで作ってみるつもりです!

とびだすミント(前回と同じ)

とびだすミント

ハンドトラッキングによってふれあえるデジタルペットです。ELF-SR1 はそこにいる感がものすごく強いディスプレイです。その特性を生かして、本当にそこに生き物がいるのではという錯覚を生み出します。

体験する人がみんな笑顔になってしまうくらいかわいいので是非ご覧ください!

ARファッションデザインブック ELF-SR1版(前回と同じ)

ARファッションデザインブック ELF-SR1版

あなたの描いた服をキャラクターが着てくれる、未来の着せ替えブックです。もともとがARの作品であるということと、ELF-SR1とフォトグラメトリを組み合わせると実在感が高まるというのを見てもらうために、近所の公園を背景にしています。

また、私は子どもの頃から妖精や小人が好きで、そういった存在を現実にするためのプロトタイプでもあります。

ガチャフィット(おまけ)

運動するのが苦手なので少しでもごほうびがほしいなあとおもって、歩数やカロリーでガチャを引けるスマホアプリを作りました。こちらは立体視の作品ではないのですが、見られるように置いておこうと思います!現在 App Store での審査中なので、通ったらリリースします!

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