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肩甲骨は天使の翼の根元だよ ぼくがベッドで四六時中過ごしているワケは君の元まで飛べるように背中を鍛えてる途中さ


"「夜眠ると朝が来る」なんて当たり前どころか、何もせずとも夜は明けて、陽はおまえがどれだけ陰に身を潜めども残酷なまでに全てを平等に照らしますが?まだまだ隠れる気ですか?それよりぼくと踊りませんか?"
た、太陽っていつもそうですよね!わたしのことなんだと思ってるんですか!?!!?!!?

ここから始まるボーイ・ミーツ・ガール的展開を期待された皆様には申し訳ありません、そんなモンは、ありません。


わたしは太陽がすこぶる苦手だ。いるだけで暖かくって、危機感が鈍るからである。わたしは太陽のこと好きだけれど、太陽は平等なので別にわたしでなくても照らしてしまう。そういう優しさがメッチャ嫌なのだ。わたしがわたしをわたしたらしめる所以を霞ませるほどの強烈さが、太陽にはある。でも、日陰者のわたしが存在するために必要なのは太陽であって、とすれば、わたしよりもわたしと呼ぶべき存在とも言えようか。

仲が良い友人でさえもわたしの自尊心の低さに咳き込むほど衝撃するくらいなので、息をするだけでもかなり辛く、そんな自分から脱却しようと誰かを愛してみても誰からも選ばれず、また更なる絶望に足を踏み入れる。そればかり繰り返してきた。だからいい加減慣れてもいいはずなのに、場数を踏めば踏むほど孤独は更に浮き彫りになり、ジワジワとわたしを追い詰める。
そうして誕生したのが、夜中に愛されたい生きられないと泣き叫びながら自害の計画を企てる世にも恐ろしいメンヘラちゃんこと、わたしである。
限界もちょっと極まってきているなあと不安になる。

馬鹿な女みたいにSNSにわたしのこと書いてくれたーだとか、優しくしてくれたーだとか、身体を重ねただけで満たされたと勘違い出来るくらい脳を麻痺させてしまいたいけれど、頭は至って冷静なので、その生真面目さが余計に己の首を締め付けて力を緩めることはない。何故なら自暴自棄になるにしても自分の中で収めるべきだという美学を持っているので。壊すなら他の何でもない自分一人だけでいい。そう思案することも誰かの目には"馬鹿な女"に映っているのかもしれないが。

よく、
「おまえ堅いね!恋愛はもっとバカんなった方が上手くいくよ♪」
って言われるけど、馬鹿を演じれるのは誰よりも頭のいい人間にのみ出来る芸当です。本物の出来損ないにそれを言わないでください、助けて!!!!!
もおーーね、ここまで来ると不安になるんだよ!世界がわたしをおかしいって、おまえは人間じゃねえ!!って、言ってるみたいな感覚になるの、伝わって!!!!
相互した恋愛的なニュアンスを含む「好き」を誰かと共有出来ないと、人は、マジで狂います。分かれ。

愛する友よ、おれがしんでもおれの墓を暴くのはよせ そこにおれはいない

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