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【#5地域連携ナース】ワンストップナースの集まりっていうのをやってみました。

退院支援をしながら地域医療連携室にいると、

いろんなお呼び出しがかかります。

で、それを「これは私の仕事ではない」「それは誰々に聞いて」「室長〜。こんなことまで救急外来は依頼してくるんです〜」なんていっていては、もう現場は回らない。

ま、これも一つの私の特性でもあるのですが、
一旦引き受ける。そして、手放すつもりではなく、つなぎつながる。
そうすることでいろんな

「コネクトルール」

みたいなものができてくるんです。

まさか、その現場にそんなことができるのかっ!みたいなのが。

医療と介護の現場って、

「医療って介護のこんなことわかってないよね」

「介護って医療のこんなことわかってないよね」と

セクショナリズムで一線を引きがちです。

そして。どっちにも属さない、どっちの専門性を高めていない(資格はあっても)、俯瞰したような
「ちょっと高みの見物系」の人もいます。批判の口火を切っちゃうのはここかもしれませんね。

どれだけワークショップや研修会を参加したり主催したりしている人でも、

根底が
「批判しているだけ」だったり「イケテナイ人がいる」とレッテルを貼っているだけではいけないと思ったのです。

「こんなことまでしていいのか?」という「おずおず系」の人もいます。
そんな人にこそ一歩を踏み出してほしいと思ったのです。

ナースにこだわったのはなぜか。

他職種連携、という言葉の裏で専門性をなくしているのではないか、ということがひとつ。

もともと、こういったコーディネートはナースは得意で、コーチング技術やアサーションの技術も長けているし、その上、今後医療依存度が高い人を地域に帰っていただく際に、トータルで見られるためには、まず自分の資格であるナースの専門性から見えることをきちんと確立して、他職種とつながっていくことが必要と思ったことがひとつ。

現場でいろんな加算や制度に振り回されて、疲弊し「看護をかたりたい」と思っているナースのための場を作りたいと思ったこともひとつ。

ナースは「介護がわかっていませんよね」「生活がわかっていませんよね」と言われがちの風潮で、退院支援を勉強するのにまず制度から!みたいに焦っちゃってるのです。昨今の風潮に立ちすくんでいるのです。これは辛い。

本当は患者さん、市民のために本当になんとかしたいと思っているのに。

かつて医療現場はナースが中心になって回していました。今も変わらないと思うのですが、やっぱり、教育支援にいろんなところに行くと、ナースの専門性やナースの力の弱まりを感じるのです。悲しい。さみしい。


で、私の尊敬すべき相棒で、地域支援を行なっている神戸市の連携ナースと

とにかく「ナースとして」語る会みたいなのをやって、

ナースの役割を見出そう、ってのを開催しちゃったのです。

題して「ワンストップナース集まれ! カタリバ 語り場」。


初めは、「こんなこともできるんだ!」というあるあるを共有して、元気になってもらいたいというのが発端でした。

いや〜ところがどっこいでした。(続きます)。

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