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【#3地域連携室ナース】家族・患者さんにイメージできる伝え方に向けて。病棟のリアル

可愛い画像に心惹かれました。

黒猫ちゃんと白猫ちゃん。このミカンを同じように見られているのでしょうか?

「医師がちゃんと伝えた」という言葉を信用してはいけません。

「伝えた」と「伝わった」の間には、ガンジス川のように、大きな距離があるのです。そこに気が付きたいところです。

ところが病棟で飛び交う言葉は、こうです。

「先生がちゃんと説明したのに、まだ理解していない」

これがリアル。

例えば、がん末期。

治療効果がなくなった時、これから起きることを理解できるように

説明してますか?

イメージできないことに選択肢は浮かばない。

もしあるとしたら、その選択肢は「医療職が用意したもの」。

だから、「理解していない」わけではなく

「イメージできないから選べない」のです。

患者・家族にとっては、人生と生活の選択なのだから。

さて。これは医師の説明が下手だから、で済ましていいのでしょうか。

医師は診断し治療を選択し、提案し治療をする。
看護師は治療の方針に従い、チームを運営しながら適切な治療が行えるように支援していくのですが、うまく進まないときだってあります。

そこは、ぜひ。患者に寄り添うのが一番得意なナースとしてやり遂げてほしいのです。

「イメージできるような話し方」。

これはとっても大切です。

白熱道場で「伝える力」を話していますが、ここには大きな「他者理解」が必要。

またいろんな人にこのコツを伝えていきたいと思います。



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