苦しみとの付き合い方
みなさんも“四苦八苦”という言葉を耳にしたことがあるかと思います。
これは仏教の言葉で、全ての人間が抱える苦しみを表したものです。とくに根本となる四苦は“生老病死”、つまり「生きる」「老いる」「病む」「死ぬ」苦しみをさしています。これらの四苦は、私もみなさんも誰ひとり免れることのできない現世の苦しみの根源です。
人は生まれた瞬間から死に歩み寄っていく存在です。その肉体がついえるまで、人は様々な経験をし、苦しみを抱えて進まなければなりません。つまり、人生とは苦を背負っていく道だといえます。
そして、なぜ苦が存在するのかというと、生きること自体がカルマの改善の修行ですから、当然、苦労というものがあるのです。ですから問題は自分の前に立ちはだかっている苦ではなく、いかに苦(カルマ)を乗り越えるかということなのです。
今回は、苦しみの乗り越え方について、ひとつひとつ考えていきましょう。
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