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地エネの酒 温暖化を抑える稲作へ【地エネたいむ vol'8】

 

トップ写真【田んぼに張る水と一緒に消化液を流し込む=2020年8月、加西市】

 「地エネの酒 環(めぐる)」は、人と自然を新しい資源循環でつなげるローカルSDGsの日本酒プロジェクトです。
2020年度にスタートした取り組みを、酒米山田錦の農家と蔵元が報告するセミナーが、先日、兵庫県バイオマス活用推進大会で開かれました。
 乳牛のふん尿や生ごみを発酵させて給湯や発電に使えるバイオガスと肥料となる消化液に変える。この消化液を生かして酒米を育てる人、酒を醸す人、飲む人をつなげ、地域に循環再生と自然エネルギーの「環」を広げるのがプロジェクトの狙いです。

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冬期湛水の田んぼは除草剤なしでも水田雑草はまばらだった=2020年6月


地球温暖化への農家の危機感

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