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地エネたいむ「六甲山の荒廃と危険木」


≪2021年1月13日発行≫

 前回は、森林国日本の環境とエネルギー利用を考える上で、地域の人工林などの姿を若い世代に理解してもらうことの重要性を指摘しました。


 乱開発が地球環境レベルの問題となっている熱帯雨林とは異なり、日本では、逆に伐採遅れによって風水害を招く存在になってしまっています。そうした森林の問題に触れられる現場が身近にあります。神戸の誇りである六甲山の山上エリアです。


 海が広く望める一等地の観光施設などを除き、多くの場所は鬱蒼とした木々に自慢の眺望が奪われています。
 特に目立つのが密植されたまま高木に育ってしまったスギです。

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