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地エネ先進国との差【地域デザインの目線#3】

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 「地エネ」先進国との差がはっきり分かるのが、森林です。とりわけ、北欧などのヨーロッパの森林国は、森林資源のエネルギー利用を広げることで地域の自立力を高めています。

 例えば、地域の木材チップなどを燃やして温水を供給する木質ボイラーの導入数が、オーストリアで27万台であるのに対し、日本は2千台にすぎません。日本は国土における森林の割合が先進国2位の森林大国で、森林面積はオーストリアの6倍もあるのに、有効利用ができていません。

 観光や高齢者関連の施設などにある温浴設備のお湯のほとんどはまだ石油を燃やして供給されています。(つづく)




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