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モバイルクリニックとは【「医療・防災」で命を守る ヴィガラクス♯1】


 ヴィガラクスは、災害などの非常時に役立つオフグリッドの施設やシステムの提供を目的に2019年10月に設立された会社です。

 オフグリッドとは、電力会社から送電される電気を使わず、電気を自給自足している状態のことを指します。


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 以前、太陽光発電関連の企業に勤めていた社長の横山和也さんは「東日本大震災や近年激しくなる風水害の被災地の状況を見ていて、必ずこうした施設が必要になると考えて、会社を立ち上げた」と話します。
 目的に応じて建築用コンテナを改造して販売する事業を始めたところ、新型コロナウイルスの蔓延とともに仮設の発熱外来や検査室のニーズが高まっていることを知り、感染症対策の設備を備えた「モバイルクリニック」を開発しました。

 インターネット上で約680万円の資金を集め、20年8月に兵庫県立尼崎総合医療センターに、モバイルクリニック(写真下)を寄贈します。

ヴィガラクス2の2枚目(尼崎総合寄付外観)

ヴィガラクス1の3枚目(尼崎総合寄付内部)


 新型コロナウイルスの感染が拡大とともに、発熱外来の施設が不足する中、多くのメディアが取り上げたのをきっかけに、注文が相次ぎ、西日本で30棟以上が設置されているそうです。


(つづく)

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