たまらない背中(短編小説)
わたしは情緒が少し不安定だ。
すぐ落ち込むし、なかなか這い上がれない。
思い込みが強くて、気持ちの切り替えや気分転換も下手。
だけど、わたしにはお薬みたいな人がそばにいた。だから平静でいられる。
ウジウジ悩むと一喝される。
またそんなこと考えてるの?めんどくさ。とか、そんなの自慰行為とおなじだよ。消えない怒りは自分を気持ちよくさせたいだけ。とか、今言ったって遅い。やっちゃったんだから、こっからは課題の切り離し。やってしまったことはもうやり直せないんだから考えても仕方ない