ご先祖様が喜ぶ食事習慣
食べることひとつとっても
意識次第でそれは先祖供養になる。
無性に何か食べたくなる時
もしかしたら、それはご先祖様の
意識かもしれないのだ。
昔は食事中にしゃべると叱られた。
行儀が悪いというのだが、
食事中は、飢えて亡くなったご先祖様へ
回向(冥福を祈る)するという慣わしが
残っていたんじゃないかと思う。
高野山で修行僧をしていたある方は
食事中は一切話をしない。
下位層に落ちてしまった先祖の御霊や
今も戦争や飢饉で食べられない人達の
代わりに食しているという思いがあり
冥界にエネルギーを送るのに
必死なのだと仰った。
ご先祖様に自分の食する全てが行き渡り、
空腹から解放され
御霊が安らぐようにと回向するのだそうだ。
人類史上(大袈裟だが)
安らかに亡くなった先祖、
思い残すことなく生き切った先祖は少ないだろう。
昭和でさえ、あんなに生き辛かったのだから
その前に生きていたご先祖様は
辛かった人が多いだろう。
周りに徳を積んで亡くなった先祖は
子孫を守る力を持つ。
でも、全ての先祖がそうではないはずで
それが家系の滞りになっていたりする。
私も、先祖供養を始めて分かった事がある。
供物を上げるときに
供養する人の好きだったものを準備していると
なんだか嬉しくなってくる。
喜んで下さっていると感じる事ができる。
お経も、自分のために上げるのではなく
ご先祖様の代わりにという気持ちを持つ。
自分だけが幸せになろうとしてもなれない。
そう考えたら、
今生きている自分の人生全てが
供養になり得るということだ。
食事で「いただきます」をいう時に、
(ご先祖様も一緒に食べようね)
という気持ちを持つだけで、
きっと本当に供養になっている。
とても簡単で、
とても幸福度の高い習慣になります。
サポートいただけたら嬉しいです!いただいたサポートはクリエイターとしてnoteの世界の循環が活発になることに使わせていただきます!