マンガ専科、最終課題描きました。
コルクラボマンガ専科3期で、マンガを学んで半年。
専科最終課題は16〜32ページでバディマンガを描くこと。
マンガの描き方を学ぶ講座なので技術的なことも教わりますが、
どうやってマンガを創作するか
自分の描きたいものは何かを知る
自分の中の感動をどう伝えるか
創作のための土台を学ぶ、という講義でもありました。
そしてその集大成の、32ページマンガ。
こちらがその提出作品です。
以下、この作品を作るにあたっての私の試行錯誤の内容です。
興味のある人は読んでみてね。
32ページバディものマンガ。未知の世界すぎて訳わかめ
ショートの4Pマンガなら作り慣れてきたけど、正直32ページはどう手をつけたらいいか分からない。
五里霧中。
専科の講義でも、作成のためのヒントは度々用意してくれて、
キャラの人格設定を考えてツイートしてみる
8枚紙芝居で4ページごとに区切った話の展開を考える
クライマックス部分4ページを提出する
と言った課題を通して取り組む方法を教わった。
それと、キャラの設定やストーリー展開に自分の萌えを盛り込むと楽しみながら取り組めるよ、と教わったのでとにかく実践してみることに。
ところが。
つまづき1 ー キャラが動かない
今回描きたい内容は、なんとなくすでに決まっていました。
ギターを話中に出したい。(好きだから)
5月イラストで生まれたキャラ、ギターショップのお姉さんを描きたい。
人生のルートは1つじゃないよね、無限通りあるよね、と言うメッセージを伝えたい。
文章にすればたった3行のこと。キャラもできてる。
なのにキャラが動かない。
困った。
そこでまず、キャラの肉づけをしてみた。
こう言うものが好きで、こういう過去があって、こういう場面ではこう動く、など。
専科では、これをキャラの根本思想といい、ここがしっかりできてると話が進む中でもキャラの軸がブレずに動いてくれるんだそう。
ということなので、かなり考えました。だいぶキャラができた。これで行ける!
と思ったのも束の間。
つまづき2ー 話が動かない
なんでやねん…。
時期はすでに10月も上旬。提出期限は18日。あと2週間もない…汗。
主人公とバディのキャラはできてるのに、話が浮かばない、いや出してはみるけど、浮かんでは消え浮かんでは消え、これだ!という展開がつかめない。
専科では、本提出前に、例えば冒頭4ページを10パターンくらい考えてみようとか、推敲用の提出先も別にあって、通しで描いたものを出してさらに推敲の段階に入ってる専科生もチラホラ。
まずい。変な汗が出そう…。
これはもう、手段など構っていられない!
解決への希望ー相談しました
折りよく、コミチの方たちとお話しする機会があり、ここは経験豊富な方たちのアドバイスを仰ごう!と思い切って相談。
キャラを設定するけど、話が進まないんです…。
という相談に返ってきた回答がこれ。
天下一武闘会を32ページで描こうとしても無理でしょ?
うん?
確かに、あの大きな大会はキャラ数もその中で生まれるドラマの数も無数にあるから、読み切り32ページでは無理がある…。
つまり、盛り込みたい内容が32ページにおさまりきっておらず、そのせいで話が動かせないらしい。
そこで、おすすめの方法としては、
一番言いたいこと、描きたいシーンを描く
話がそこに向かっていくように描いていく
なるほど!
そこで山場となるシーンをまず考えてみたところ、
合理的思考を持つ主人公と、感性でやりたいことに向かっていく相手とがぶつかり合って、主人公は自分の人生を再出発する
というクライマックスシーンが出てきました。
では、あとはここに向かって冒頭から話を作っていこう!
この時に、10パターンはできなかったんだけど、何通りかの冒頭パターンは考えていたのが役に立ちました。
この中から、一番勢いよくスタートできそうなものを選んで、始動。
そうしてなんとか、締め切りまでに提出できました。
相談に乗ってくださった皆さん、ありがとうございました!m(_ _)m
長かった…。思った以上の難産でしたが、とにかく、これを描くんだ!と決めていたものを最後まであきらめずに取り組めたことが、今回自分の中では誇りにしたい部分です。
描き上げてみて、もちろん足りてない部分や課題は自分が見てもたくさん見つかるし、また講評でどのような評価を出されるか緊張するけど、それはさらにいいものを生むアドバイスと思えば、お得だよね!
講評を受けて、直せる部分を直したら、また完成作品をコミチやnoteにも出したいと思います。
以上、マンガ専科最終課題取り組みレポでした。
長文おつき合いいただき、ありがとうございました!
ちなみに、バディマンガの第3者的キャラ、ギターショップのおじいちゃんも個人的に描いててお気に入りのキャラでした。
そのうちLINEスタンプ作ろうかな。
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