ハイブリッドとランドセル
2022年末のあなたへ、備忘録兼ブログ的な日記兼お手紙23通目。
今年から始めた定期的な文章更新。なんとなくブログという言葉もたまに使うんだけどいまだに謎なのが…。
「ブログ」って結局何なんだろう…?
日記というにはなんとなくオフィシャルな感じだし、しかし記事というにはよりパーソナルな気がするし…。何度も用語で調べたり、いろんな方のブログを読んだりしても今なお謎。
日記と、記事のちょうど中間?
ハイブリッドな雑記録というところだろうか。
そんな、ハイブリッドな話を今日はひとつ。
クラファンをした
先日、ネットニュースであるクラウドファンディングを見かけた。
ランドセルを運ぶやすくするキャリーを試行錯誤のうえ製品化したのだが、高評価と同時に数々の反対意見も飛び出してきたんだと言う。
かくなる上は、商品の周知と使用者のすそ野を広げたい、クラウドファンディングでキャリーを購入したい人を募ります。
そんなクラファンだった。
「さんぽセル」という商品名だ。
別にこの製品の回し者とかではないので、リンク先はあえて貼らないけど、検索したら出てくると思います。
「悟空のきもち」というサイトで販売されています。
ランドセル重たすぎる問題
このさんぽセル。
いったい何かと言うと、ランドセルが重くて重くて、健康に支障をきたすレベルなので運びやすくするためにキャリーを装着してキャリー型ランドセルを開発したんである。
現役の小学生が。
まさに、必要は発明の親だ。
さらにこの発明品のいい所は、キャリーを格納して従来のランドセルとして背負うこともできるし、荷物が重い時には車輪を出してキャリーにできるという所。
いわゆるひとつの、ハイブリッドスタイルである。
必要だから作ったんだと言えばシンプルな話だけど、ここにはものすごいプロセスが含まれていると思う。
1.問題点の把握
:ランドセルが重い。健康被害になりそうなくらい重い。
2.打開策を模索
:当座置き勉などで重量を減らす工夫をしている。しかしそれでも重い。
ランドセル、教材などを物理的に軽くできないとしたら、運搬の負担をどう軽減するか。
3.試作と改善
:試行錯誤からキャリーを装着。さらに従来の使用方法も選択可能にできるよう形、重量など工夫
4. 製品化
ざっと考えただけでも、これだけの過程が想像できる。
最初のきっかけこそ小学生が友人たちと知恵を出し合って、手作りで作ったりしてたんだろうけど、最終的に大学や企業ともタッグを組んで製品化したという。
普通に企業の商品開発ですよ。
もうスタンディングオベーションだ。大拍手👏👏👏。
現状の困りごとにただ不満をこぼすだけで終わる自分と比べて、本当に頭が下がる…。
このキャリーに対しては、賛否あることも知っている。
安全面的になるほど一理ある、改善の余地ありかな?という意見もあれば、それはちょっと分からない…というものも。
それでも小学生がこれだけの過程をやってのけたってことが、シンプルにすごい。
その努力とエネルギーを称えたいと思う。
どっちもの、いい所選んだらいいじゃないか
もちろんランドセルにも子供の安全のため工夫されている部分があることは知っている。
たとえば次のようなこと。
大まかにしか知らないのだけど。
とはいえ、この2,30年で教材は確実に大型化(B5からA4 サイズに)、重量化(軽いわら半紙から、紙質のいいコピー用紙、カラー版の教科書…)している。
自分が子供だった時の「あの時はこうだった」感覚は、正直参考にならないと自分でも思う。
そこはしかし、だからこそのハイブリッド。
荷物の軽い日は背負えばいい。
重い日はキャリーで運べばいい。
ランドセルを背負う以外の選択肢のなかった時代と今は違うので。
場面に合わせた臨機応変力を、これからの時代は身に着けていけばいいと思う。
ランドセルの使い方にも多様性の波が来ている。
それを教えてもらったんだな、と思う。
そんな、ハイブリッドなお話。
ではまた次回。
読んでくれてありがとう。
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