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どーすべき?日欧、育児法のギャップ(主に衛生面)

最近日本vs.スペイン(というか多分欧米)の育児における考え方の違いを早くも実感しております。叱り方とかスキンシップとかそういう情緒面に関わる問題でなく、主に衛生面や着せるものなどについて。

例えば、日本ではお風呂上がりに赤ちゃん用綿棒を使って耳掃除や鼻掃除をしてあげるのは常識だと思うのですが、こっちでは大人も子供も「耳には何も突っ込むな」が常識。耳は外側、鼻も入り口付近をちょこちょこ綿棒で掃除する程度らしい。

確かに英西文の子育て情報や文献を読むと、「耳に綿棒突っ込んだら耳垢が奥に押し込まれて栓になる」と書いてある。これまで出会った欧米人数名に質問したこともあるのですが、耳(奥)掃除してない人が大半、そしてその為に耳垢が詰まって病院行ったことがある、という人もちらほら。。日本でそんな話滅多に聞かないよね、、、、鼻も掃除してあげないと赤ちゃんミルク飲む時苦しいのでは?と思うのですが。

また衛生面繋がりで、「手洗いうがい」。これも日本では幼稚園や学校で教えたり徹底してますが、こっちにはそんなのちゃんと教える習慣はない模様。だから大人でも手洗いうがいの習慣がない人は沢山。家の中でも土足文化なので子供が床を這い回った手をなめてたり、洗わず手づかみで食べてたりという光景を沢山目にします。日本人としては手をウェットティッシュで拭いてあげたくなるけど、あんまり衛生面で神経質になると抵抗力のない子になる!というのがスペイン人(というか欧米)の常識。

こんな感じなので日本にはないトキソプラズマウィルスや、子供の頭ジラミなどがまだヨーロッパには沢山あるんだな。シラミは子供が幼稚園や学校で貰ってくることもかなり頻繁だそうです。

そして、乳児の服。日本だと新生児の時は夏なんか肌着+おくるみや、少し大きくてもオシャレ目なカバーオールで外出したりすると思うのですが、スペインでは外出時はシャツ、パンツ、靴下、靴を着用してる赤ちゃんが多いです。まだ首も座ってないのによく着せられるな〜とか吐き戻しで汚れたら着替えるのも面倒そう(だから大抵よだれかけは付けてるけど)と見る度思います。

しかも歩けないのに何故靴を履かせるのか?たまたまそこにいた親世代の人に聞いたら、寒さ対策と、あと外出する時はちゃんとしないとねと。これは後で調べたところ、若い世代は履かせない人も多いようで、上の世代の常識と違うようです。

常識の違いは授乳に関してもそうで、若者は公共の場(公園やカフェなど)で授乳することに抵抗がないけど、上の世代はカバーかけててもみっともないという人も多いです。

日本でも世代や地方で子育ての常識が違うのに、日欧となるとその差はすごい。こりゃ生まれたら夫や義家族と議論になること必至だわ。しかも日本の方がマイナー文化なので分が悪い。説得の為にはちゃんと彼等が読める研究文献を用意しなければ。(←夫が研究者なので論文などの証拠を見せないと納得しない。)

がんばろー。以上日欧、育児法のギャップでした。

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