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嫌な出来事から解放されたい時に試してみるといいこと
長いあいだ生きていると、いろいろなクセが身についていると思います。
より快適に過ごすには、身のまわりの物とおなじように、身につけたクセも時おり見直しするといいですよね。
不要なモノであれば手放していく。
とはいえ、とつぜん自分ぜんたいを棚おろしするように見直して、どのクセはオッケーで、どのクセは手放すのか、なんて考えてみるのは手間がかかります。
実は、「もうこれは見直した方がいいですよ」、というクセがどれなのかは、わりとすぐにわかるんです。
「おなじような嫌な感情を引きおこす出来事がくり返しおこる」ならば、そこにヒントがあるはずです。
嫌な感情を味わったとき、どう考えますか?
「〇〇さんが自分勝手で人の話を聞かないから、わたしがガマンをしなければならない。わたしのまわりには自分勝手な人が多いから、わたしはいつもガマンをさせられてばかり。」
例えばですが、こう考えて、つらく感じるとしたら。
まずは試しに、こういうふうに考えを、いったん変えてみてください。
⇒ 「わたしがいつもガマンをさせられている」と考えるときに、” 味わっている感情に気がつくために" 、この体験をしている。
なぜかというと、過去に解放しきれなかった感情は、エネルギーとして体のなかに残っています。そして神経を圧迫して、いつも気持ちや体調を乱しているんです。
あまりにも慣れすぎた感覚で、気がつきにくいのですが。(「いつもガマンをさせられている」と考えてしまうのは、ガマンをするのがクセになっている、ともいえます。)
だから、その感情エネルギーを解放してあげれば、心や身体がラクになります。
ものの見方も、より自分がラクになるように、自然に変わっていきます。
生き方も自然にかわっていきます。
自分の心と身体を圧迫している感情エネルギーを人の体は解放したがっています。
不思議なことですが、そのために人は無意識に、その嫌な感情を再現する出来事をひきよせている、ともいえるんです。
だから、「嫌だ」、と感じる出来事があったときには、その時に自分が感じている感情や感覚をていねいに見てあげるといいですよ。
ただただ、あるがままに受けとめて、「○○と感じているんだなぁ~」と親身に見ていきます。
感情のままに流されるのではなく、ひと呼吸おいて、見ている感じが大事です。
その感情に巻きこまれると、感情を味わいきって解放するのはむずかしいので。
まず床についている足の感覚や、椅子やクッションに座っているおしりの感覚など、身体を意識します。
そのあとは呼吸を意識しながら内がわで動く感情を見ていくと、巻きこまれにくいです。
それから、そのクセがあるのが良くないなど、自分を責める必要はまったくないです。
過去の自分はその時その時にできることをして、けんめいに生き抜いてきたわけだから。
本当にがんばってきたなぁ」とただただ労ってあげたいですよね。
つづきです。
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