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落ちこみをあるがままに認めて心を解放していくには
自分の内側に湧いてきた感覚や感情は、それがどんなものであれ、なかったことにはしない方がいい。
「大したことはない」なんて過小評価もしない方がいい。
なぜかって。
それは、湧いてきた感覚や感情は「そこに“お宝”が埋まっているよ」というお知らせだから。
人の中には、過去に感じきられなかった感情や想いがパッキングされた状態で保存されている。
これはすぐに開かないように固くパッキングされているから、ふだんはその中身が何かには気づかない。
けれど、それがもたらす圧迫は、なんらかの影響をつねに自分の言動にあたえている。
この影響は例えば、常にどこかイライラしていたり、過度に感じやすかったり、居場所のない寂しさを抱えていたり、といった“症状”のようなものといえるだろうか。
身体はこのパッケージを開いて中身を解放したがっている。その圧迫から自由になりたがっている。
だから「もうこのパッケージを開いて片付けをするタイミングだよ」とお知らせしてくる。
このお知らせはショックな出来事が起きるなど悩ましいものであることがおおい。
このパッケージを開くのはとても怖い気がするんじゃないかな。
”怖く”はなくても、「開けたくない重たくてめんどくさい目をそらしたい」、「開けかけたフタを早く閉じてなかったことにしたい」シロモノだと感じるかもしれない。
だけれども、このパッケージはドラゴンが守る洞窟の中に隠されたお宝なのだ。ドラゴンと戦ってその奥に行かなければ手に入らない。
ドラゴンとは、過去の無力な自分がつくりあげた怖れが映しだす幻想なのだ。あまりにもリアルで息が詰まりそうな気がしたとしても。いまのあなたにはそれを解き放つ力がある。
このパッケージが開いていくプロセスのとちゅうでは、過去の感情があらわれてしんどい気分を味わうかもしれない。
けれど感情が解放されきったあとの気づき、あらたな発見、そして圧迫から解放された本来の自分との出会いは、なにものにもかえがたい宝物だ。
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昨日わたしは久しぶりに、身体が重たくなり憂鬱で虚しくなんにも気力がわかない、という落ちこんだ気分を久しぶりに味わった。胸の中に黒い塊がある。
(わたしはその状態を「落ちこみの沼に近づいていく」と書いている。)
昨日の夜から今日にかけてツラツラと、その感じをさらに味わっていたら、その意味するところが自然にわかってきた。そのプロセスをへて腑に落ちたこともあり、ずいぶん気持ちが軽やかになってきた。
このように過去のパッケージを解放するコツは、記憶と感情とにとらわれて過去の追体験にはまりこんでしまわないようにすること。
自分の内側にあらわれる感覚や考えをぜんぶあるがままに認めて親身に見つめるけれど、どれかひとつにとらわれないようにする。
無理に記憶を掘りおこす必要もない。ただ、いま感じていることをていねいに味わう。
わたしは、身体の重たさ、胸の中の黒い塊をあるがままにみつめ、頭をよぎる否定的な考えもそのままに流していった。
湧いてくるイメージは実態から離れた妄想にならないように、ていねいに身体の感覚にもどして確かめる。
「そのイメージを味わうと身体の感覚がどういう状態になるのか」をていねいに味わいながら言語化するといい。
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わたしのこの解放へのプロセスの内的イメージがとてもおもしろかったので、次の記事で書いてみようと思います。今日はここまで。
※つづきを書きました ↓
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