【入院レポ2】予定帝王切開
6/20(土)、予定帝王切開で第一子を出産致しました。母子共に健康で、先日1ヶ月検診を終えました。やっとレポートをまとめ上げたので、公開します。
一旦退院して入院前にやったこと
予定帝王切開手術
術後の回復
恐れていたことと実際に辛かったこと
一旦退院して入院前にやったこと
この2つは説明するまでもないですね。
・改めて部屋の掃除、ゴミ捨て
・手術同意書にサイン、捺印
健康保険組合に問い合わせ…はしなかった
帝王切開にかかる医療費は、健康保険の3割負担になります。退院時に間に合うなら、健康保険組合に限度額適用認定証を請求すれば、支払額がやや抑えられます。私の場合は5,6万円程度支払額が抑えられる計算でした。電話するのも面倒くさいし、健康保険組合のホームページには、還付は自動的に行われる旨が記載があったため、限度額適用認定証の請求はやめました。
医療保険請求の書類取り寄せ
加入している医療保険から、保険金が支払われる対象になりました。「遷延分娩分娩停止」(=お産が止まってしまった)という診断で、保険会社の書式に合わせて診断書を書いてもらうために、書類の請求をしました。入院中に病院に提出し(面会禁止だったので、受取荷物に入れてもらった)、1ヶ月検診の時に受け取りました。
足りない物資の買い出し
必要な物資は主にマスク(コロナ禍での出産で、個室の外では着用するように言われていた)です。帝王切開用の産褥ショーツも購入しましたが、傷跡が横向きだったのと、洗濯が間に合ったので、使わずに終わりました。
今は、ペットボトルの飲み物をもっと買って、分かりやすいところに置いておけば良かったと思っています。
1ヶ月お預けになる入浴
温泉好きには1ヶ月湯船禁止はきつかったです。お風呂上がりに水分補給することを考えて、絶飲食開始の3時間前に済ませました。
予定帝王切開手術
6/19(金) 41w5d 手術前日
昼間は主人と外出して、前祝いと称した回転寿司に行き、前項の事を済ませる。
21:00 病院指定の絶飲食開始時刻
21時の直前まで、ひたすら暴飲暴食。その後の喉の渇きはうがいでごまかした。
そして、喉の渇きを忘れられるように、早めに布団に入った(けれど寝付けなかった)。
6/20(土) 41w6d→0m0d 手術当日
7:00前 起床というか目が醒めてしまった。
9:00 自宅を出発。
10:00 受付、エコー撮影。
実は一旦退院してから、前駆陣痛?陣痛?が来ていて、本格的に来るなら今だよ!とお腹に話しかけていた。記録を見てもらったが、前駆陣痛でしょう、とのこと。
そして、術前エコーで見た胎盤には皺が増えていた。胎盤が老化してきています、とハッキリ言われてショック。
それから個室に移動。パジャマに着替え、荷物の整頓。
10:30 術前処置開始
NST、点滴装着(ついでに血糖値測定)、内診、剃毛
11:30 個室に戻ってから浣腸
主人は入院に付き添ったけれど、処置の間に昼食を摂って、手術の1時間前位に戻るよう言われた。 助産師さんは「お母さんの目の前でご飯食べるのはちょっと…」と仰って主人の退席を促した。実際は「個室に移動してから浣腸だから、ご主人を同席させるのはね…」ということだった。
12:45 主人戻る。夫婦水入らずの時間。
14:00頃 院長先生の回診
術前の血液検査結果説明。そして、予定通り帝王切開手術を進めて良いか意思確認。
14:20頃 手術室に移動
ベッドごと移動させられたけれど、手術室の前までで、手術室に入って、手術台に乗るのは自力。
14:30頃 導尿、局所麻酔開始
導尿管を入れるのも、腰椎に打つ局所麻酔もなかなか痛かったけれど、序の口だった。
14:47 おちび誕生
ちゃんと産声をあげて、顔を見せてもらい、私の指を握ってもらいました。やっと会えた嬉しさで泣いた。
その後、全身麻酔に切り替わって縫合等。
16:30頃 手術終了
全身麻酔からちゃんと意識が戻って来られた事が嬉しくて泣いた。全身麻酔の間は、ふわふわと夢を見ているようだった。
何となく膝が曲がっているような感覚があったけれど、実際は仰向けで足は伸びていた。
17:00頃 一旦個室へ戻る
主人が個室で待機していた。事前に決めていた名前でいいね、と合意。実家に連絡して、写真を送った。
17:30頃 回復室へ移動
本来なら、手術後の夜から個室に戻れる出血が1500mLで多かったらしく、経過観察をより小まめにするために、翌日昼過ぎまで回復室で過ごすことになった。
19:00頃 授乳時間、足の感覚が戻る
さすがに授乳は無理だけれど、枕元におちびを連れてきてもらった。
手術後の着替え?で、血栓予防の弾性ストッキングを履かされていたが、動かせるなら足を動かしましょう、ということで、動かし始めたのもこの頃。足の指をグーパーさせたり、膝を立てて横倒ししたり、出来る範囲で、長く同じ姿勢にならないようにした。
21:00頃 完全に麻酔が醒める
24時間ぶりに水を飲んだ。手術翌日9時頃までの12時間で、500mLだけ飲んで良いとのこと。この水は、前祝いのお寿司より美味しく感じた。
ちょくちょく行われる、子宮収縮の確認でお腹を押されるのが激痛だった。それでも、下の親不知を抜歯した後の痛みよりはマシに感じた。
6/21(日) 0m1d 手術翌日
夜中も、ちょくちょく子宮収縮の確認や出血して産褥パッドを交換された。寝たり目覚めたりの繰り返し。
8:00頃 絶食後初の食事
回復食スタート。ゼリー飲料と紙パックのお茶。
12:00頃 昼食
ヨーグルトとみかん缶詰め。
12:30頃 清拭、歯磨き
ベッドの上で体を拭いてもらうが、向きを変えるのに激痛。
13:00頃 一旦自力で立ち上がる
個室に戻るために、ベッドごと移動ではなく、車椅子に乗せられた。ベッドから車椅子への移動は自力。歩行器を片手に、痛みと戦いながら移動。そして個室へ戻る。室内を歩行器片手に歩くよう言われる。
術後の回復
手術翌日
立ち姿勢はアウストラロピテクスくらいのイメージ。歩行器は必須。
部屋に戻って割とすぐに、自力でトイレ(小)に行けた。
夕飯は全粥。
手術2日後
立ち姿勢は北京原人くらいになった。午後には歩行器なしで歩けるようになった。
面白い事があって笑うと傷跡が痛む。
温タオルで清拭。
食事は朝はスープ・パン・ヨーグルト、昼は煮込みうどん、夕飯から軽めの常食。
手術3日後
手術後初のシャワー浴。傷跡はテープで保護し、シャワー後に消毒。弾性ストッキングを自力で脱いだり履いたりはまだ出来なかった。全裸にストッキングなのをタオルで隠し、シャワー室からナースコールをして、ストッキングを脱がせてもらう事件が発生した…。
立ち姿勢は北京原人のままだけれど、ゆっくり階段昇降が出来るようになり、帝王切開の割に元気だと言われた。
食事は、朝昼に軽めの常食、夕飯以降は常食。
手術4日後
立ち姿勢は新人類くらいになった。痛いけれど何とかしゃがめて、自販機の飲み物を買えるようになった。
シャワー後、自力で弾性ストッキングを履けた。
手術5日後
ベッドのリクライニングなしで起き上がれた。
手術後初のお通じ。この日までに来なかったら何かしらされていた。
午前中に抜鉤(ばっこう)。傷跡を留めている金具を外した。この後、笑っても傷に響きにくくなった。
もう大丈夫ですよね、と言われて、院内PHSと歩行器を回収された。
手術6日後
退院検診。風疹抗体が低かったのでワクチン接種。久々の経膣エコーで子宮の傷跡を確認。前日の血液検査でやや貧血だったので、鉄剤服用開始。
手術7日後
退院。普通に歩けるけれど、足の浮腫は治らないので、入院時に履いてきたスニーカーを履くのは無理だと判断。サンダル(ゴミ捨てに出るための、主人と兼用の物)を持ってきてもらい、それを履いて実家までタクシーに乗った。
手術9日後
浮腫がだいぶ取れた。
恐れていたことと実際に辛かったこと
それぞれ3つ厳選しました。
恐れていたこと
全身麻酔から意識が戻らなかったらどうしよう!
→小学生の時に祖父が心臓の手術をして、意識が戻らずに1年ほど経って亡くなっています。その経験のせいか、帝王切開よりも全身麻酔が一番怖かったです。
よくよく考えれば、70代持病持ちの大手術と、30代まあまあ健康な私の予定帝王切開とでは、体力も、使う麻酔の量も違うのでは。
手術後動くのがめちゃくちゃ痛そう!
→動かないと回復しませんよ、と助産師さんから言われましたが、本当でした。長くじっとしていると痛いし、トイレに行く間隔が長く空くと痛いです。
帝王切開disされたら立ち直れない…
→そんな妖怪とは、今のところ遭遇していません。出産報告で、大幅に予定日を超えたので帝王切開したことを伝えましたが、大変だったね、と労ってくれる良い人達に恵まれました。
実際に辛かったこと
産後の体重が減っていない!
→3kg以上あるおちびが出て来たはずなのに、浮腫のせいか、産前と大して体重が減っていませんでした。1ヶ月検診の時に、6kgほど減っている事が確認出来てほっとしました。
血糖測定の採血が痛すぎる…
→念の為、定期的に血糖測定をされていましたが、自己血糖測定装置で、助産師さんが血糖値を測っていました。指先からの採血があまりにも痛くて、心が折れそうでした…。妊娠糖尿病が軽く、糖尿病内科の受診も遅かったため、自己血糖測定をしていませんでした。こんなに痛いとは思いませんでした。第2子妊活前に、しっかり減量と生活改善をして、次は妊娠糖尿病を発症しないように気を付けたいと思いました。
後から帝王切開した方?の悲鳴が聞こえた!
→夜の授乳の際に、「痛いー!」という悲鳴が、回復室から聞こえたのです。その日15時の授乳に向かうときに、予定帝王切開の方が手術室に入っていくのが見えたので、恐らく子宮収縮確認でお腹を押された痛さで叫んでいたのだと思います。その声が聞こえると、何となく傷跡が痛む感じがしました。
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