てんかんという無駄な病気

てんかんという無駄な病気を患って、38年経った。
生まれた時から「普通の人」がわからない世界で生きてきた。
気付いたら音が遠くに聞こえたり、知ってる人が突然見ず知らずの人に早変わりする。
そんな謎の脳の病気と付き合い始めて17年経ったある日、ばたんと倒れた。
ばたんと倒れたついでに入院した。
そしてそこからお薬を飲むことになった。
普通の人がわからない、ゼロ世代就職氷河期五体満足大卒でも就職出来ないのに、ふわふわした頭の私はそのままばたんと倒れ続けている。
今も発作は起こす。
でも何が原因かなんてわからない。

どんどん原因が解明されているのに、社会に溶け込むことも普通に生きることも出来なくなった。
これは「弊害」なのか?「障害」なのか?
何が原因なのか?
最近の悩みは髪が抜け落ちること、仕事をしたいのにハロワが派遣しか斡旋してくれないこと。
これは仕方ない。私はwordもExcelもさっぱりわからない。わかるのはPhotoshopとIllustratorだけだ。
自分の適性がわからない。
発作がいつ出るかもわからない。
そんなことを常に考えている。

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