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Venus of TOKYOの話をします

「Venus of TOKYO」は、ダンスカンパニー「DAZZLE」による、日本初の常設イマーシブシアター(体験型公演)です。
Venus of TOKYO公式サイトより


Venus of TOKYOが好きだ。
最近ハマっているといっても過言ではない。この文章を書いているのは2021年の大晦日の夜21時、実家のこたつで家族団欒の最中にスマートフォンをこねくり回しているわけだが、今日の僕といえば朝起きて荷造りとメイクをし、トランクを引き連れてお台場に行き、13:30からの公演に参加し、新幹線に乗って昨日のonline配信のアーカイブを見ていた。品川から名古屋まではちょうど90分。公演時間も90分。うってつけである。

僕が何かにハマるというのは実はかなり珍しい。ジャンルにハマることはあってもコンテンツにハマることは少ない。アニメもあんまり見ないし、映画を何周もすることもない。小説は好きだけど一周読んだら満足する方だ。

つまりこれは異常事態である。そしてこの異常事態を面白がっている僕もいる。せっかく変なことが起きているので記録しておこうと思って、わざわざド年末にnoteを書き始めたというわけだ。



さて、この文章を一応noteという形で世間にリリースするにあたって、これを読む稀有な皆さんに向けて4つ注意事項があるので聞いていただきたい。

まず、表記について。
Venus of TOKYOというタイトルはとても美しいと思うし、僕が大好きなところのひとつでもあるのだが、いかんせん文字数が多いためこの先ではVoTと省略することをご了承いただきたい。

次の注意事項。
このnoteには『引き返しポイント』がある。『ブラウザバックポイント』と呼んでもいい。

一応日本語が読める全ての人がこのリンクにアクセスする可能性を考えて文章を書こうとは思っていて(努力目標に過ぎないが)、その上でネタバレ防止や体験価値を損ねる可能性を鑑みて、そういうポイントを設けることにした。

①VoTに行ったことがない人にできれば引き返してほしいポイント
②VoTに行ったことがない人に【絶対に】引き返して欲しいポイント
③この先が深淵であるために、合わない可能性がある人に引き返して欲しいポイント
④VoT onlineを見たことがない人に引き返して欲しいポイント

この4つのポイントが、この順でやってくる。
このラインは守っていただきたい。このラインを守らずに発生した損失に対して僕は責任を負えないし、誰も幸せにならないのでやめてほしい。それでも読むというのならば止めないし、むしろ止める手段がないのだが……。とにかく、このポイントは明記しておくので自衛だと思って引き返して欲しい。

逆に、全くVoTを知らない人でも読める部分があるということだ。そこまでは安心して読んでもらえるように頑張ろうと思う。


次に。
この記事はVoTを人にお勧めすることを主旨に書かれた記事ではないことをご了承いただきたい。

もっと具体的にいえば、「ちえさんVoTの記事書いてましたよね!今度連れてってください!」と言わないでほしい。非常に申し訳ないがそれはできない。大変申し訳ないが。

事情を説明するのは難しい。
スケジュール云々にとどまらず、僕個人の問題なのだ。

僕はVoTを『最強のおひとりさまコンテンツ』として楽しんでいる。これはあくまで楽しみ方の一つなので、他の楽しみ方を否定するつもりは全くない。これにより何が発生しているかというと、『音声媒体での感想戦をするのがとても下手』という事象だ。僕はVoTが好きで、とても楽しんでいるが、とにかく参加した1公演を咀嚼するのに時間がかかる。自分のペースで、ひとりでないとできない。シーンを思い返すのに精一杯で、終演後の感想戦で言葉が出てこないのだ。

文章媒体の感想戦はできる。こうやって記事は書けるし、LINEで何かしたり、ふせったーを書くこともできる。対面だけができないのだ。もはや何かの疾患かと思うレベルである。

故に、もし貴方が同行者を求めるのであれば、それは僕以外の誰かにしていただきたい。お台場で僕を見つけてもそっとしておいてほしい。LINEとかDMくれる分には大丈夫です。


最後に。
僕のことを知っている人や、Twitterのフォロワーさんは「これ本当にちえさんの記事……?」と思うかもしれない。文体が違うからだ。

許してほしい。
この文体が一番何も考えずに打てるので、今回ばかりはそうさせてほしい。

このnoteは人に読ませるのが目的というより、自分のための記録であり、見たい人が僕の脳内を覗き見することができる記事である。文体はめちゃくちゃになることが予想されるし、校正もロクにしないままリリースする可能性が高い。いわゆる『垂れ流し』である。

なんかちょっとエモい文章とか、タメになる文章とか、そういうのをこの記事に求めてはいけない。この記事はVoTオタクの寝言である。


さて、本題に入ろう……と言いたいところだが、大変申し訳ないことにここで引き返しポイント①がやってくる。

僕は完全に前情報ゼロで最初のVoTに参加した。それは本当にいい体験だったと思うし、もし可能なら全員にそうあってほしいと思う。参加当初僕が知っていたことといえば、「医師沼が深いらしい」ということだけだ。サイトに載ってるストーリーも読まずに参加した。

余談であるが、僕は現時点で東リベに関して「ばじふゆが尊いらしい」ということしか知らない。なぜこうも偏った情報環境に身を置いているのか不思議でたまらない。

とにかくだ。
もし貴方がVoTに興味があり、いかなる雰囲気バレも踏まずに参加することができる可能性があるなら、是非ここで引き返して欲しい。この記事を閉じて、『Venus of TOKYO』と検索し、チケットを取り、お台場に足を運んでほしい。

それができたらとっくに行ってるよ、というのもごもっともである。そんな方のためにこの先の記事はある、かもしれない。そうじゃないかもしれない。予防線は張るに越したことはない。

しかし、もし叶うなら、何も知らずに飛び込んでほしいという僕のささやかな祈りを込めて、ここを第一引き返しポイントとする。

まだ一度もVoTに参加したことがない方は、できればここで引き返してください。







さて、本題に入ろう。
VoTは何がそんなに面白いのか、だ。

なぜこんなに僕がVoTにハマっているのかを自分なりに考えてみたところ、マーダーミステリーに通じる部分があったので、書き起こしておこうと思う。

この話をするためには、僕が過去5回参加したVoT REALで何をしていたかにちょっと触れる必要がある。

VoTの楽しみ方はさまざまだ。誰か1人のキャラクターを追ってもいいし、誰も追わなくてもいい。探索してもいい。その辺の詳しい話は僕の先輩がいい記事を書いているのでこっちを読んでくれ。

さて、僕はといえばこんな感じだ。
1回目:贋作家を追った
2回目:適当に放浪していた
3回目:結果として7割医師を追ったことになった
4回目:医師を追った
5回目:護衛を追った
※備考:3と4の医師は同じ役/別キャストである

で、これがマーダーミステリーの話に通じてくるのだが、僕がVoTを楽しんでいるのは
①マーダーミステリーの他のハンドアウトを読んでみたいという欲求に似ている
②マーダーミステリーのGMが楽しいのに似ている
という2点で説明できるのだ。

VoTの『登場人物』は、マーダーミステリーのハンドアウトに近似できる。誰か一人を追うことは、一つのハンドアウトを読み通すのに似ている。楽しい。しかし当然として、誰かが何かをしている真裏で、他の誰かが別のことをしているのだ。そして、タイムライン上で登場人物は交差する。すると、「この人さっきまで何してたんだろう?」という疑問が湧くわけだ。それを知る為には、別のハンドアウトを読むしかない。読めば読むほど世界への理解が深まる。楽しい。

そして、マーダーミステリーをやったことがある人ならわかると思うが、同じハンドアウトでも別の人が演じれば全然違うキャラクターになってくるのだ。これは当然VoTでも起きている。キャラクターに対する解釈はキャストさんによっておそらく異なる。なんせ毎日3公演上演しているのだから、1人の登場人物に対して3〜5人のキャストがいる。それだけ物語があり、組み合わせによってそのパターンは膨大な量へと発散していく。

その回だけの物語がある、ということになる。
困った。楽しいんですけどね。


僕は自分が処理できる情報量を100%としたときに120%をぶつけられるのが好き、『キャパる』のが好きなのだが、VoTは800%で僕を殴ってくる。最高だ。キャストの組み合わせも含めるともっとだ。

でも、不思議と果てしない感じはしない。そこが良い。
どこまで行っても、90分の公演はそこから先には広がらない。ハンドアウトで定められた行動は変わらない。だから、参加すればするほど、世界に対して『知っている』と思える割合は不思議と増えていくのだ。その確かさもまた面白いと思う。100%は知り得ないし、おそらく今僕が知っているのだって数%にしか満たないのだが、それが確実に増えていく達成感を味わうことができるというのは面白いなと思う。

なんの話しようと思ったんだっけ。
外向けに書かないとすぐこうなる。

まあつまりは、「僕と同じような観点でマーダーミステリーを楽しいと思う人は向いてる可能性がありますよ」ってことをまとめようとしたのだ。ようわからん人はそのままにしといてください。

いやまあ他にも、そもそもオークションっていう題材が僕の肌にあってるとか、ああいうカオス空間を彷徨う夢をよく見るんだとか、ハマるに至りうる理由は色々あるんだけどね。


さて、残念なお知らせだが、この先は第二引き返しポイントである。

待って!って言われそう。待ちます。

ここまででVoTの内容に関して僕が触れたことといえば、
・オークションが題材としてあること
・贋作家と医師と護衛が出てくること
しかない。公式サイトにはもっと色々載っている。

つまりは、だ。そのぐらい何も知らずに参加してほしいってことだ。わかってほしい。知ってしまえば後戻りはできない。

VoT布教したい方々に怒られそうである。こんなんでは何も伝わらない。でも布教はちょっと僕には難しいのでお任せします。ごめん。そういう話が知りたい人は先述の記事や周囲を頼ってほしい。

加えて、ここから先はめちゃめちゃ詳しい話が出てくる。ネタバレの嵐だ。「このダンスシーンのこの振りが好きなんですよ!」とか言い始める。僕の思想をさておいてもこの先にVoTを知らない人が立ち入ることは許されない。

とにかく無垢なまま作品に触れてほしいという僕の全力の祈りを込めてここを第二引き返しポイントとする。

VoTに行ったことがない人はこの先の記事は【絶対に】読まないでください。ネタバレが含まれます。








さて。
ここから先は本当にオタクの寝言である。深淵である。もっといえば、「オタクの感想を養分に生きているオタクのための記事」である。

深淵に足を突っ込む前に、至極当たり前のことを言おうと思う。

僕は僕が見たことがないものは知らない。それはそうである。今までにREALが5回(うちプレミアムが1回)、onlineが5回の話を追ってきたが、知らないことの方が多い。

あと、これは本当に申し訳ないのだが、女性キャストの見分けがつかない。許してほしい。

ここから先には各役の話や、キャストさんの話を書いていくつもりだが、この先には
・奴隷の少女の話
・盗賊の話
・シェフの話
・未来から来た女の話
は出てこない。追えてない。今後追えたらいいな。本当に女性陣……ごめん……好きなんだけど……。

写真家の話もほんの少ししか出てこない。でもちょっと書きたいところがあるので数行だけ書く。

逆に、僕が知っていることの話が出てくる。今1回とか2回とか参加していて、ここから先も自分の手で物語を知っていきたい人は読まないほうがいい。ネタバレがある。

あとは僕の『推し』の話が出てくる。あくまで僕の推しであり、貴方の推しを否定するものではない。みんなそれぞれ良さがある。そこに噛み付かないでほしい。

あと僕の性癖の話になってくる恐れがある。あまり堂々と書きたいものではないが、書いていると自然とそうなる可能性がある。気持ち悪いかもしれない。

以上のようなものたちが許せない人は、はっきり言ってこの先の記事を読むのに向いていない。お互いのために、ここで引き返すことを推奨させてほしい。ごめん、貴方向けの記事じゃなくて。

よって、ここを第三引き返しポイントとする。

上記に当てはまる方々はこの先は読まない方がいいです。








この記事は、事故を防ぐためにあえて目次やリンクをつけていない。読みづらいことこの上ない。

ここまでにおよそ5000文字を消費しているが、ようやく深淵にたどり着いた。僕よおつかれ。貴方もお疲れ様です。本当はこれから先が書きたくて記事を書き始めたんだけど、話題のコンテンツだからね。ね。

各役の話やキャストさんの話を書いていこう!そうしよう!わくわくしてきた
声に出せないだけで色々感じているものはあるのだ。もう前振りとかいいよね?いきなり書いていくけど許してほしい。濾過された先鋭しか残ってないと信じよう。

ここから先は文末が敬語になるけどそれも許してほしい。エンジンをかけるためだから。対戦よろしくお願いします。


1.贋作家の話

<キャスト>
 長谷川さん ☆推し!
 金田さん  ※onlineのみ
 築さん   ×まだ見てない
 御舩さん

……本当にここから書き始めるんですか?心配になってきた……。

贋作家という職業が好き。画家でも芸術家でもなくて贋作家なんですよね。それはきっと生きていくための職業でってところが好きです。贋作家の紙幣がくちゃくちゃなのも好き。格差という概念が好きなので贋作家と富豪の対称性は好きです。あと人と人が揉めてるのを見るのが好きなので、贋作家はたくさん揉めてくれて助かります(?) 僕と同じ趣味を持ってる人は追ってください。僕はVoTの贋作家は強い光枠だと思っています(諸説ありそう)。

長谷川贋作家が好きなんですけど(ほんとうにすき)、これ僕が長谷川達也さんが好きなのか長谷川贋作家が好きなのかまだわからなくて……。REAL参加4/5が長谷川贋作家だから単純接触効果かもしれないし……。でも好きで……。最初に見た時に「あ、この人好きだ」って思ったので世間ではこれを一目惚れというんだと思います。身体の造形が好き……キャラデザがすきです。主宰、オフショットにこにこで写ってるやつ可愛いですよね。

あと細胞レベルで身体の動きコントロールしてそうな踊りが好きです。静と動の区画がハッキリしてる。属性が風っぽい。金田さんは火っぽいなって思います。

あんなに身体しっかりしてるのに護衛にボコボコにされてるところが良いなって思います。あとしっかりしてるからこそ、撃たれた後の呆気なさが好き。いのちのはかなさよ。

僕はREAL参加の席がABAAEと左寄りなので、毎度OPで面を外した贋作家が前を駆け抜けていくのですが、それが好きです。それだけでグッときちゃう。胸がいっぱいになる。特に長谷川贋作家の背中はなんぼでも追える。背高いのに目の前に立ってくれるから「背!」ってなる。願わくば満員電車の中で僕の前に立ってるのがみんな長谷川贋作家であれと思います。

OPで長谷川贋作家が富豪と向き合うシーンの机についてないほうの手の動きが好き!これについては現場を見てくれとしかいえませんがE卓かB卓しか見えないのでは……?カナシイ

(書き忘れたので追記)
長谷川贋作家の「あの男か?」が好きです。

あとonlineで長谷川贋作家がバーカウンターでお酒を飲むシーンが出たことがあって、50回見ました。かっこよかったな。

贋作家さんたち、あの狭いアトリエの中でチュートリアルの空間の使い方が違って面白いですよね。椅子の使い方も違うし。アトリエの中にある記事、長谷川贋作家は割と粗末に扱うので、初演から何回交換したのかは気になるところです(?) べしゃ!ってするからさ……


……もういい?そろそろ次にしようね。



2.写真家の話

<キャスト>
 宮川さん ※onlineのみ
 三宅さん ※onlineのみ
 光希さん
 花奈さん
 汰椿さん

推し!はなし。まだ追えてない。今気になる枠です。ちょっとずつやろうね。

一番最近のREALが光希写真家だったんですが、「え、少年……?かわいい……」となり追いそうになりました。その日は護衛追いに決めていたのでやむなし。やむ……なし……(わずかな心残り)

ところでOPで
贋作家・盗賊→医師・シェフ→シェフ・写真家→写真家・鑑定士・未来の女
って回るところの写真家・シェフのとこの振りすごい好きなんですけど、わかる人いません……?この項目はこれが言いたかっただけです。

どっかのonlineでイッキ写真家/花奈シェフだった回があったと認識しているんですが、足!!!ってなりました。キャストの皆様足長い方多すぎじゃないですか?こまる


余談ですがここで年が明けました。あけましておめでとうございます。書いていくぞ。


3.鑑定士の話

<キャスト>
 高田さん
 岩崎さん ※onlineのみ
 菅野さん
 橋本さん ×まだ見てない

最近2回立て続けにVoTに行った僕の可愛い後輩がいるんですが、彼はきっと鑑定士が好きだなと思います。読んでたらきっと伝わってるので大丈夫でしょう。

鑑定士は「愛」の人だと思うんですが、その愛の形がさまざまで良いなと思います。固定推しはいないけどヒデ鑑定士は見た回数が多いので実家のような安心感があります。親の顔より見た鑑定士。5:5よかったな。

鑑定士の感想上手くいえないな〜〜〜〜
美しいなって思ってる、多分わかってくれる人がいると思ってここまでにします。ブティックのシーンが好きです。あれは構成が良い。ね。


4.富豪の話

<キャスト>
 荒井さん
 EYAMAXさん ☆推し!
 永森さん ×まだ見てない

強くて、美しくて、おそろしい。それだけで価値があると思います。プレミアムで詰め寄られた時死ぬかと思いました。その日の夜は先輩に「プレミアムに何度も行く人って心臓とお財布が鋼でできてるんですか?」ってLINEしました。

魔王富豪は上品で性格が歪んでて好きです。サディストなの?好きです。蛇に睨まれたカエルになってしまう。睨んで睨んで呑まないからずっと緊張してしまう。でも美しくて……。おそろしくて美しいってなんであんなに癖になるんですかね。

棟梁はお行儀悪くて笑っちゃう。E卓座った時たまたま棟梁の正面に座ることになって粘着されました。ビビる。いい席だね。怖かったです(たのしい)。

あとチュートリアルで奴隷のしつけをする直前のあの踏み込みが好きで……!すきで わかります?

あとこれは富豪の欄に書くの違う気もしてるんですが、富豪と医師と鑑定士が診察室ですったもんだするシーンがすごく好きです。大の大人が……かわいいね……。


5.護衛の話

<キャスト>
 南雲さん ※onlineのみ
 渡邉さん
 黒川さん ☆推し!
 汰椿さん

まず前提として主従関係っていうのが好きなんですよ(ろくろ)

護衛みんなすきです。みんな犬っぽくて。護衛と富豪のブティックのシーンが好きで、護衛とファッション誌のミスマッチ感も良いし、最終的に富豪の好みに合わなかった時に護衛みんな「気難しいお方だ……」みたいなスンッって顔するの好き。護衛さん絶対ファッションとかわからんやろ……。汰椿護衛はわかってるのかもしれん。あの人執事感ある。わからんです。

あとチェスのシーンあるじゃないですか。あれって富豪さんと一緒に遊ぶために覚えたんですかね。教えてもらったんですかね。僕はチェスにあまり詳しくないのでこれの真偽はわかりかねますが、護衛のチェスって序盤ガツガツ攻めるから守備が後手に回って負けるって負け方してるように見えて面白いなって思ってるんですけど、チェスに詳しい人がいたら詳細をください。僕が助かります。

黒川護衛はずっと臨戦体制なところが好き。小柄な体でパワフルなダンスをしてくれるし、睨んでくれるし、噛み付いてくれるし、掴みかかってくれるし、番犬。張り詰めてる。そういう環境で生きてきたんだね。それを富豪のために使うって決めたんだね。ああ……。ずっと余裕ない顔してるのに富豪のために一生懸命なのが愛せます。割と色々腹の中に抱えたキャラクターが多い中で、黒川護衛のまっすぐ射抜く真っ黒な目が心を打ちます。追いました。「今日は黒川護衛を追うんだ!」って決めて行った日がE卓だったので神に愛されました。ありがとうございました(合掌)

文字通り完全に追い切ったんですけど、めちゃめちゃ粗暴な動作するのに冷蔵室入る時ドアをバンって雑に開けっ広げにするでもなく、閉めてしまうでもなく、20センチぐらい空けてそこでわざわざ静止させて置いといてくれて「この人……私が追うのをわかって……!」ってなりました。ホスピタリティじゃん。そんなの受けると思ってなかったよ。ありがとうございます。

半袖シャツとレザー長手袋の隙間から二の腕の肌色が見えた時、すごくいけないことしてる気分になりました。なんだあれ。絶対領域ってこと?腕チラってこと?しまっといてください。寒いんで。教育にも悪いんで。

あとオフショットが可愛い。小犬。


6.医師の話

<キャスト>
 飯塚さん ☆推し!
 由羅さん ※onlineのみ
 山本さん
 水島さん

めちゃめちゃ上の方で、『VoTは「医師沼らしい」ってことだけ知って行った』って書いたと思うんですけど、結論から言えば沼でした。なんだここは。やめてくれ。やめてくれ。ありがとうございます。

長くなるけど医師だから仕方ないですよね?
よーし

最初に出会ったのが院長先生(飯塚医師)で、チュートリアルの時点で「この人良いな」って思ってたんですよ。その次に例のタイミングでソファーの横にお座りになって、「なるほどこれが沼か」となり、さらに次の回がクリスマスエディションで水島医師に処方箋をいただき、その次の回無事に院長先生を完全追いしました。この時も院長先生追うって決めていってA卓でした。勘弁してくれ。ありがとうございます。その日もあちこちでお隣をいただきました。部屋にゲストが私しかいなくて……死ぬかと思った……。

山本先生はシンプルに顔がめちゃ好みだし、水島先生は処方箋含めとてもお世話になったし、由羅先生は……あれはなんですか?重症患者多いのも納得です。REALで会ったら死ぬのでは?SNSとか受付とかあんなにあどけないのに、色気……が……。

チュートリアル医師ソロの直後に医師と看護師のペアがあるじゃないですか。水平に伸ばした看護師の腕を下から医師が支える時に、由羅先生だけなんかあそこ違うんですよね。診ている。腕を。

推しの話します。
そもそも医者ってメンタルギリギリな役どころだと思っていて、CoC的に言えば高POWなのにSAN値全然残ってない感じがするところが良いんですよね。20ぐらいしか無さそう。それが一番出てる気がするのが院長先生なんですよ。「達也さんの演出通り狂います」って投稿がいつかあって、震えたんですけど……。

前提として浩一郎さんの横顔のかたちがすごく好きなんですけど、その上で長いふわふわの前髪の隙間から覗く瞳が淀んだりギラついたり子供のように澄んだり……万華鏡ですか?やめてくれ、それは僕に効きます。他の登場人物と話してる時割と真人間なんですよ。頼りになるお医者様の顔しちゃってさ。一人になるとそれが急に頼りなく揺らぎ始めるのが……さ……人間なんだよな……。腹の中に狂気を飼ってる人が好きなのでダメでした。真人間と狂人なら狂人が好きです。真人間のふりした狂人はもっと好きです。救えない感じが……すきです……。院長先生は救えない。

あと手を前に伸ばす動作が多くて、それが美しくて。すきです。あの人の指先はなんであんなに饒舌なんですか?目だけで相当情報量あるのに。喋ってないのにめちゃめちゃ喋ってるんですよ。幻聴かもしれない……。診察室で診てもろて……。

あと院長先生が鑑定士のお部屋に行くのについて行ったことがあって、その時先生が引き出しから紅茶の茶葉が入った箱を取り出して香りを嗅がせてくださったことがあって……。院長先生は珈琲より紅茶派っていう幻覚をまだ見ています。

医師のダンスはどれも好きです。特にソファーの真向かいの壁に張り付いて看護師と3人で踊る時に医師だけ手を前に伸ばすあの振りが好きなんですけどこれは98/100人が共感すると思っています。僕調べです。贋作家と少女と踊るのも、鑑定士と踊るのも好きです。だめかもしれない。だめです。

ギャンブルのシーンも好きです。でもあれどういうルールでやってんのか毎度気になってしまう。ポーカーなの?テキサスホールデムなの?敗者の顔してる医師好きです。おろかだねえ。


総じて長谷川贋作家と院長先生が僕の中の最推しなのですが、その二人が診察室で踊ってる時は卒倒するかと思いました。急患にならなくてよかったです。先生はお忙しいので。




どうだ!そろそろお腹いっぱいだろう!というかもはや皆さん胃もたれしてそうで僕は心配です。ここまで読んだの?えらいねえ

ここが最終引き返し地点です。ここから先はonlineのネタバレを含みます。

未視聴の方は引き返してonlineのチケットを買ってください。2000円でclubVOIDに行けます。アーカイブが24時間見れます。映像なので停止と再生を駆使して同じシーンを何度も見れます。

onlineのカメラ担当は『監視者』という名前で、これまた登場人物の一人を担っています。面白いですよね。そこまで物語に入れ込んでるのえらいなって思います。メタにしない。監視者は僕の知る限り7人いらっしゃいます。

先に申し伝えておくと、僕の推し監視者は長谷川監視者です。

長谷川監視者の回を買うにはどうしたらいいか!
①長谷川さんのTwitterをフォローします
②全ツイート通知をつけます
③当日直前にご本人から告知が出たら買いましょう
地道です。でも告知してくれるから。ありがたいね。

長谷川さんはこのコンテンツの脚本・演出を担当していらっしゃるので、そんな方が切り抜く映像はなんだかちょっと特別な気がします。あと面白い画角から撮ってくれるので好きです。動線を完全に理解してるから邪魔にならない位置がわかるんですね。

逆に言えば「onlineで監視者が立ってたの多分ここだからここは立てる……!」っていうのがわかります。最強です。REALに活きます。

ちなみに私はonlineで『推しが撮る推し』っていう概念を得ました。身体とお財布に悪いです。

あと、贋作家が撮る贋作家、医師が撮る医師、みたいな「本来その役をやってる人が同じ役をやってる別のキャストをどう撮るか」は見てて面白いです。キャラクター解釈のフィルタを重ねがけしているような感じで。

ということでここが最後の引き返しポイントだ!ここまで読んでくれて本当にありがとうございました。onlineも楽しいよ。

online未視聴の方はここで引き返してください。











7.監視者の話

<キャスト>
 長谷川さん ☆推し!
 飯塚さん
 荒井さん ※未視聴
 三宅さん
 水島さん ※未視聴
 由羅さん ※未視聴
 山本さん ※未視聴

これを見るだけで僕がどんなに推しのダイマに弱いかわかるな。2022年は気を確かに保つことが目標です。

長谷川監視者の良さもう上で語っちゃったんだよな。あと飯塚監視者の撮る長谷川贋作家が好きです。主宰と代表、良いコンビなんだろうなって思えてなんだかにっこりしてしまう。飯塚監視者が長谷川贋作家の良さを知り尽くしてるのだとしたら、それを映す手段を持ち尽くしてるのだとしたらエモくないですか?妄言かもしれない

滅びは何度でも見入ってしまいます。ナマモノを感じる。画面越しに伝わる緊張感とパッションがある気がします。僕が勝手に妄想してるだけかもしれないけど。

決まったカメラのフレームの中に何を収めるか、それを画策する様子が見れるっていうのは本当にありがたいなって思います。表現の過程を配信してくれてるんだよ。それはもうすごいことよ。ありがとうございます。


8.医師の話・続

僕が過去に視聴したonlineで、いちどだけこのルートに入ったことがありました。院長先生の時でした。あれは……あれは……。AIなので定義できません。あれは、これは、この感情はなんですか。応答してください。

多くは語りません。語れません。良かったです。
この時のヒデ鑑定士も良かったです。


あーあ。





新年早々お付き合いいただきありがとうございました。あと3ヶ月自分のペースで楽しめると良いな。年明けのチケットも取ってあるので楽しみです。

ありがとうございました。

おわり。

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