詩   なみだ

今にも雨が降り出しそうな空を見上げて
明日を思う

あの人は
この同じ空を見上げて
誰を想っているだろうか

帰ることのできない過去に
戻れるなら
私は必ず
あの人のそばにいく

何を迷う事なく
振り向きもせず

あの人の胸に飛び込む

ないものねだりで
叶わないものばかりが

欲しくなる

涙の数だけ叶うなら
枯れ果ててでも
涙を流す

そこまでの想いを
ダレも気づくわけもなく
気づかれるわけもなく

やはり
一人涙でごまかしてしまう

私は

やっぱり

ずるい







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