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操縦する暮らし

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#ブレない夫

「ハチ公の最後の恋人」と、夫

さっき、思わずトークしたのだけれど、吉本ばななさんがnoteを始められたそうです。 さっそく月額マガジン購入しちゃった。noteを開くのが、ますます楽しみになります。 吉本さんが1998年に出された「ハチ公の最後の恋人」は、「ホリーガーデン」(江國香織・1998年)、「ロングバケーション」(北川悦吏子・1996年)と並ぶ、わたしの根っこです。全部、中学生のときに読んだ(観た)もの。ぐちゃぐちゃな思春期まっただ中のときに受けた衝撃って、20年経っても、胸に鮮やかに残ってるも

自分の「ちょうど」を測れるように、かしこくなりたい

外に出ると風が気持ちいいのに、家の中は暑くて暑くてたまらなかった昨日、今シーズン2回目のベランダBBQをしました。18時半から炭をおこし始めて、20時前には鎮火の、家族3人だけでの、さくっとBBQ。こじんまり感が、インドア派の我が家にちょうどいいです。お肉が美味しいし、家が焼肉臭くならないし、冷蔵庫から出したてほやほやのキンキンに冷えたビールを飲めるし、なんせ家だから食べた後に「帰る」工程がないし、お皿は食洗機が洗ってくれるし、25cm×45cmの小ぶりなコンロは片づけもらく

持ちこたえられそうな実感、を持てること

だいたい、1週間に7回くらい、「なんでこの人と結婚してんやろ」と思います。例えば、日曜日のひよこのお昼寝タイム。彼女が寝つくまで寝室で一緒にごろごろした後に訪れるは、束の間の自由時間。絶え間ない甲高い声から解放されて、ほっと一息つこうとリビングに降りると、十中八九、夫は、テレビを点けているか、そうでなければ、PCで動画を観ています。夫は夫で、「子どもがいない時間」にやりたいことがあるんですよね。わかるよ、わかる。ただ、わたしは喧騒から離れたくて。静寂に身を置きたくて。 おと

家庭内ダイバーシティ

お隣さん家は、よく、ご自宅の駐車場でホームパーティーをされています。車1台分のスペースだけど、玄関を出て3歩で公園で、並びの家以外の車の往来もないので、ぜんぜん狭くるしくなくて。しかも、我が家と同じ間取りで、リビングを真上に構える駐車場なのだけど、角地だから、日差しが入って明るい。うららかな先週の土曜日、例によって、お花見パーティーが開催されていました。パーティー一味の子どもたちに交じって、ひよこも公園で遊んでいたので、わたしも、缶ビール3本分、お邪魔させていただきました。

ムードに、呑まれない

今日(日付的には昨日ですが)の14:46は、区役所で、ひよこの3歳児健診を受けていました。保育園で毎月測ってるはずの身長計と体重計を前に、イヤイヤ音頭を踊るひよこを、眺めてたんです。音頭が治まるのを待ちながら。日常の穏やかさをしみじみと噛みしめながら。 5年前の、2011年3月11日も、金曜日でしたよね。翌日からの土日で、香住町(兵庫県の日本海側)にカニ旅行に行ったので、よく覚えています。地震そのものは感じなかったけれど、災いがもたらした不安と混沌は関西にもどすんと伝播して

余白を埋める夫と、共存共栄するために

その人のセンスというのは、その人の育ちとか見てきたものだからどうしようもない。 北川悦吏子「ぼくらがドラマを作る理由」 昨日書いたように、わたしは余白を「つくる」ことに意識が向きます。かたや、夫にとっては、余白は「ある」ものであり、「埋める」対象にすぎません。外資メーカーの営業職なだけあって(?)、心身がタフなのです。そりゃあ、誰かが片づけてくれたらラッキーだけど、とっ散らかってるくらいでイライラするなんて、ないわー。という感じのようです。 ヘッダーの写真は、台所の