Radio Chidorian #04
Radio Chidorian #04
さあ始まりましたRadio Chidorian。
ただの音楽好きが、気に入った新譜を中心に紹介していこうという、押しつけ型マンスプレイニング風 “読む” ラジオ番組です。
SpotifyのMusic + Talk機能が使えなくなるということで、当番組は文字で音楽を紹介する形に変わりました。
前回から2週間での更新は当番組史上最短です。今後もこんな風に気が向いたら更新するスタイルでお送りします!
今回はいつもの新譜紹介とはちょっと趣向を変えて4曲ご紹介します。それでは、始めましょう!
M-1 『Hard Times』 David Byrn
先ずは曲を聴いていただきましょう。
4月19日に公開された、David Byrnによる『Hard Times』です。どうぞ!
『Hard Times』は、David Byrnのオリジナルではなくて、アメリカのロックバンドParamoreが2017年にリリースしたアルバム『After Laughter』の1曲目に収録されている曲です。
この曲をカバーした経緯をDavid Byrn自身がSNSに投稿しています。
彼曰く、Paramoreの『Hard Times』はTalking Headsにインスパイアされた曲だと聞いたので、ホーンを入れてカバーしてみたよ!とのこと。
なるほど。それでは気になるオリジナルを聴いてみましょう。
M-2 『Hard Times』 Paramore
本日の2曲目です。Paramoreによる『Hard Times』
確かにTalking Heads味を感じます。
カバーの方は、ホーンやコーラスが厚く入り、なによりDavid Byrnの声で歌われていますから、まんまTalking Headsですよね。これはparamoreのメンバーも嬉しいんじゃないでしょうか。
M-3 『Burning Down the House』 Paramore
実はこのDavid Byrnによるカバーには前段があります。
今年日本公開もされた、Jonathan Demme監督によるTalking Headsのライブドキュメンタリー『Stop Making Sense』の4Kレストア版に合わせて、映画制作会社のA24が作ったトリビュートアルバムで、Paramoreが『Burning Down the House』をカバーしているのです。
それでは、Paramoreによるカバーで『Burning Down the House』を聴いてみましょう。
原曲と聴き比べてもほぼ“完コピ”という印象ですね。変にアレンジするよりも好感が持てます。原曲に対するリスペクトが強いのでしょう。
M-4 『Burning Down the House』 Talking Heads
というわけで、David ByrnはParamoreのカバーに対するアンサーとして『Hard Times』をカバーしたんですね。
今回ご紹介した2曲のカバーは、4月20日のRecord Store Dayに12インチレコードとして限定発売されるそうです。、A面がDavid Byrnによる『Hard Times』でB面がParamoreによる『Burning Down the House』です。
今回は、いつもの新譜紹介に代えて、David ByrnとParamoreのちょっといい話をお送りいたしました。
最後にTalking Headsによるオリジナルの『Burning Down the House』を聴いてお別れいたします。それではまた次回!
※今回ご紹介した曲を加えたRadio Chidorianのプレイリストです。Spotifyのみになりますが、よかったらお聴きください。
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