2001年に制作されたアニメ映画「千年女優」をBS12の放送で初めて観たのが去年の1月で、物語としては一度観れば充分かな、などという感想を8月に書いた。 しかし、映像表現のクオリティは20年以上たっても色褪せない素晴らしさで、平沢進氏の音楽と共に印象に残ったし、他の方の感想を読むとやはりスクリーンで観るべき作品なのだなと思った。 私はテレビ放送も録画で半分くらいのところで一時中断して2日に分けてしまい、ラストまで観終わってから、一気に観るべき作品だったと後悔したもので。
今年の夏頃から、「地球に転生するのは今世が最後になる魂が多い」というスピリチュアル界のメッセージに触れることが何度かあった。 様々な苦難や制限のある地球という惑星、そこで輪廻を繰り返して学びを得ることを終えて卒業へ向かうのだと。 自分がそうであるかどうかは分からないが、そうだったらめでたいことで、でもやはり淋しいとも思う。 私はコロナ禍の前から感じていたのだが、地球“ガイア”は人類を絶滅までは行かなくとも減らす方向に舵を切っていないか?と。 気候変動により大規模な自然災害が
ここ数年で好きな漫画家さんや作家さんが4人、60手前で逝ってしまって―― という話を友人にしていた。 そして、櫻井敦司さん57歳の突然の訃報。私はファンではないが、昔の職場での知人が地方公演まで追う熱心なファンだったことを思い出した。 御冥福をお祈りいたします。 人は必ず逝くものとはいえ、生きている我らは悲しい。 そんな思いを抱えて今日も平沢進さんの「ロタティオン」を聴くのだ。 亡くなった人の魂が“次”へ向かって進んで行くのを見送る気持ちで。 平沢進さんは今69歳で、先
私が中高生の頃に愛読していたマンガ家・星野架名先生が一昨年の4月に逝去されていたことを数日前に知った。 10月12日が誕生日で、生きておられれば今年で還暦だったとのこと。 自分が20代になってから自然と遠ざかり、30年近く星野先生のことを意識していなかったが、今年の12月に発売される書籍の報せをたまたま目にし、「遺稿」という文字が衝撃だった。 出版に向けての企画会議の前日に遺稿が見つかる不思議。 たまたまのことと言ってしまえばそれまでだが、何かの力が働いたと考えたくなる。
娑婆の栄華は夢の夢(平家物語の一節)、私の好きな言葉です。 と、メフィラス星人のような言い回しをしてみたが、それはおいといて…… 近年の睡眠研究では、起きて活動している時間のために睡眠が必要ということではない可能性も考えられるという。 生物は脳や体の休息のために睡眠をとるわけではなく、睡眠状態こそがデフォルトで、生存戦略として一時的に覚醒という特殊な状態になれるように進化した……ということらしい これは他の分野の学者から疑問や反論も出ているので鵜呑みにはできないのだが、な
スピリチュアルの世界でよく言われるのは、まず自分が幸せで楽しい気分でいること。それが宇宙への貢献になる。 我欲や攻撃性を排し、善性を高めること、そういう人間が増えるほど地球が進化し宇宙全体の調和と繁栄にも繋がっていく。 ひとりひとりが、かけがえのない重要な存在なのです、と。 30年以上、時々離れながらもスピリチュアルと馴染んでいる者なので、“魂”の神秘性については信じるというより、大体は「知っている」つもりでいた。 しかし、宇宙科学や地球史、古生物学をほんのちょっと齧ってみ
太陽が真東から昇り、真西に沈むこの時期は、此岸(この世)と彼岸(あの世)が近くなると考えられ、先祖供養が行われる。 私達もいつかは彼岸へ行くのだろうか。 ある霊能者は言う。 「人はこの世に生まれる前に、神様的な高い存在と自分の魂とで相談して、人生の大体の道筋と寿命を決めてきている」 あるチャネラーは言う。 「私達、地球での滞在期間を自分で決めてきています。その終わりの時が来たら、カラダを脱ぐだけ。“死”は本当はないんです」 言葉は違えど同じことを言っていると思う。 なら
思い立ったので書き始めてみる。 今日はアニメ監督の今敏氏の命日。 と言っても、私は今年の1月に初めて、映画『千年女優』をBS12の放送で観ただけで他の作品は知らない。 観た後にこの作品の監督が2010年に46歳で逝去されたのだと知った。 『千年女優』という映画自体の良さはよく分かる。 後悔されたのは2001年で、今も評価は高く新たなファンも増え続け、BDも売れているという。 しかし私は一度観れば充分かな、何年か後に観返すのもいいかな、ぐらいの感想。 ただ、心に残ったの