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【選挙ウォッチャー】 須坂市長選2024・分析レポート。

 1月14日告示、1月21日投票で、長野県の須坂市長選が行われ、これが今年最初の選挙ウォッチングになりました。どうしてわざわざ長野県まで行ったのかと言えば、あの「公金チューチューバカ」でお馴染みの小西彦治が立候補してきたからです。
 2023年最後の選挙ウォッチングが小西彦治、2024年最初の選挙ウォッチングが小西彦治ということで、この男の「公金チューチュー」は、必ずや今年で終わりにさせたいと考えています。

三木 正夫 74 現 無所属(6期目を目指す)
小西 彦治 52 新 無所属(公金チューチューバカ)

 かねてから何度も紹介していますが、小西彦治は「選挙を利用して、ポスター代やチラシ代の公費負担でお金を稼ぐ」という「NHKから国民を守る党」における「ネット選挙株式会社」と同様の手口で、公金チューチューをしています。これを指南・サポートしていると考えられるのが、元N国党の原博義です。
 反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」の尊師・立花孝志の悪影響が、こんなところにも及び、選挙システムそのものが歪められてしまっているのです。本来、こういうことを批判するべきは「No選挙, No Life」みたいなジャーナリストの仕事ではないかと思いますが、全然やってくれないので、こっちでやるしかありません。ドブさらいです。


■ 須坂市長選・選挙ボード解説動画


■ 小西彦治の主張

 小西彦治は、2023年9月の松坂市長選から始まり、総社市長選、精華町長選、時津町長選、大熊町長選、いなべ市長選、矢吹町長選と挑戦し、このたび8回目の「公金チューチューチャレンジ」に挑もうとしていました。

これまでの小西彦治の「公金チューチューチャレンジ」は7戦6勝となっている

 一騎打ちにならなかった時津町長選を除き、6回にわたって「公金チューチュー」に成功しており、選挙ポスターや選挙チラシのみならず、ここまで来るための車を「選挙カー」と称している可能性があり、とにかく公費負担になるものはすべて請求するスタイルで、今日までそこそこお金を稼ぐことに成功しています。

今回から少しだけマイナーチェンジされた小西彦治の選挙ポスター

 小西彦治の選挙公約の柱は、「退職金の使い道を市民に公募する」で、肝心の市長になってから何をするのかは語られず、「市長を辞める時にどうするか」が語られるだけになっています。つまり、「極限のアホ」です。
 しかし、小西彦治には「元兵庫県議」という肩書きがあるため、一見、少しはちゃんとしているのではないかという錯覚を起こし、こいつが「公金チューチューバカ」であることが伝わりません。マスコミの皆さんも「報道の平等性」の観点から小西彦治が「公金チューチューバカ」であることをうまく伝えることができず、ポジティブな報道しかできないため、高齢多選を理由に小西彦治に投票してしまう情弱が続出。「ステルスN国党」と同様、それなりに票を取ってしまう現象が起こっています。

須坂市役所で報道陣の囲み取材に応じる小西彦治

 この日、最も驚いたことは、小西彦治の声がガラガラで、聞けば体調を崩し、現在、38℃の熱がある状態で、この囲み取材にノーマスクで応じていたことです。念のため、「PCR検査をしましたか?」と質問をしてみましたが、「していない」と答えていました。
 いくら公金チューチューのためとはいえ、体調が悪いなら見送っていただきたいものですが、見送りもせず、ましてやマスクをすることもありませんので、この手の「極限のアホ」に期待できるものは何もありゃしないのだということがよくわかります。
 そして、この囲み取材での質問で、小西彦治は「チラシは作っている」と認めました。ポスター代のみならず、政策チラシも作り、これも公費負担を求めようと考えているようです。ただ、初日にポスターを貼る以外の活動は未定ということで、「新聞の折り込みで入れるかもしれない」とは言ったものの、入っていたという情報はありません。その後、小西彦治が須坂市内で活動した形跡はなく、チラシを作っただけで、配る予定があるとは思えないことがわかりました。果たして、小西彦治はチラシ代も請求してくるのでしょうか。

 今回、小西彦治の囲み取材の様子をツイキャスで中継していますので、これをYouTubeにアーカイブ化しました。ここまで車で来ていること、チラシを作っていること、そのチラシをどう配るのかを考えていないことなど、貴重なインタビュー映像となっています。
 小西彦治は、意外にもパリッとしています。しっかりスーツを着て、囲み取材もしっかりこなします。鋭い質問をされても、一応、はぐらかさずには答えるし、その答えでミスることもありません。「本当は公金チューチューで立候補してるんだろ?」という質問にも、しっかりブレずに「そうではない」と答えます。言っていることとやっていることが全然違うということはあれど、立花孝志のように露悪的に公金チューチューを宣言しないところが小西彦治の賢いところです。少しでも長く公金チューチューシステムで選挙を転々とするためには、露悪的に認めてしまうと、このやり方がすぐに通用しなくなってしまうため、そこはちゃんと認めません。「得票率が下回ったら供託金が没収されてしまうのだから、誰がそんなギャンブルみたいなことをするんですか!」です。「オマエだろ!」なんですけど。 

無投票当選になりそうなところを調べ、立候補を繰り返している小西彦治

 今回、初めて小西彦治に会いまして、いくつか分かったことがありますので、まとめておきます。小西彦治は30代ぐらいの女性のツレと一緒に車で回っています。
 選挙戦略は、主にポスターを貼る、選挙公報を読んでもらうの2点。どうやら市内各所にポスターを貼って回るという作業は、小西彦治本人がやっているようで、1日から2日かけて掲示板にポスターを貼り切るという作業はしているようです。
 そして、これは金城ガンヂさんの質問で分かったことですが、小西彦治は登録している選挙カーを持っているようで、その車が走っているところを見たことはありませんが、小西彦治がここまで来る車を「選挙カー」として扱っているわけではないようです。詳しくは、金城ガンヂさんのレポートを読んでいただければと思います。


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