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【選挙ウォッチャー】 宮城県議選2023・亘理選挙区レポート。

 10月13日告示、10月22日投票で、宮城県議選が行われました。
 亘理選挙区は、定数1に対し、3人が立候補しました。このうち亀井大輔さんは「泡沫」なので、実質的に「無所属vs自民」の選挙になりました。最大の見どころは、自民党がここで勝てるのかどうかです。

渡辺 重益 46 現 無所属
高橋 浩二 44 新 自民党
亀井 大輔 48 新 無所属(市民と科学の党)

 この宮城県議選のレポートは、福島第一原発事故から12年以上経ち、改めて、原発問題を考えることにしています。この選挙の争点の一つに「女川原発の再稼働問題」なるものがありますが、本当に女川原発を再稼働させて事故は起こらないのでしょうか。
 こうしている今も、アホのネトウヨが「原発は再稼働すべき」と大騒ぎしていますが、アホのネトウヨたちは全部を間違えていますので、ネトウヨと真逆のことをすれば、すべて正解です。




■ 亘理選挙区・選挙ボード解説動画


■ 無能の日本政府に原発の再稼働は無理

台湾の救助隊を「ニーズがない」と断った無能の日本政府を批判するポストが鬼バズる

 現実を見てもらったら一目瞭然です。もし志賀原発が動いていて、仮に深刻な事故を起こしたとした時に、輪島市や珠洲市、あるいは能登町などにいる人たちが、道路が寸断されて孤立している中で、果たして、避難なんてできたでしょうか。
 物資を提供することすら満足にできないのに、何万人もいる市民を全員運び出すことなんてできるはずがありません。そもそも原発事故の避難計画は
道路が寸断されてないことを前提にしているため、極めて非現実的な計画です。原発が事故を起こすことがあるとすれば、それは地震や津波とワンセットではないでしょうか。
 ましてや、海から上陸することも難しく、倒壊した建物の下敷きになっている人を救わなければならない「72時間の壁」が目の前にそびえ、一刻を争う事態になっているにもかかわらず、ホゲホゲと何もできていないことを考えれば、そこから市民全員を避難させるなんてことは難しく、まったく現実的ではありません。
 しかも、この極限の状態で日本政府がやったことといえば、せっかく台湾から救助隊を派遣してくれると申し出てくれたのに、「ニーズがない」と言って断ってしまう頭の悪さを発揮しただけです。救助隊を受け入れる体制すら構築できないクソオペレーション。こんなバカで無能な奴らが、原発に何かあった時に、正常にオペレーションを回せるはずがなく、東日本大震災の時は民主党政権だったので、辛うじて避難が実行されましたが、民主党よりもレベルの低い自民党政権が、市民の命を救うための手立てを打つことができるでしょうか。よく考えてください。


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