【選挙ウォッチャー】 印南町長選2024・分析レポート。
2月4日告示、2月11日投票で、和歌山県の印南町長選が行われ、またしても「公金チューチューバカ」の小西彦治が立候補してまいりました。当初は無投票当選となる公算が大きいと考えられており、小西彦治も地元紙の取材に「日程の異なる他の自治体の選挙に立候補することになった」と説明していたので、まさか町長選が行われることになるとは思いもしませんでした。僕も完全に油断していたのですが、行かないわけにはいかないということで、遠路はるばる和歌山県南部まで行ってまいりました。
めちゃくちゃ遠いし、めちゃくちゃお金がかかるので、こうも毎週のように立候補するのは勘弁してもらいたいのですが、小西彦治と原博義による公金チューチューチャレンジは、断固として認めるわけにはいきません。なので、こちらは完全な消耗戦ですが、せめて選挙ボードだけでも紹介し、事前にYouTubeなどで注意喚起をしてまいりました。
■ 印南町長選・選挙ボード解説動画
■ 小西彦治の主張
今週も懲りることなく、小西彦治は和歌山県の印南町長選に立候補してまいりました。これで今年に入って4週連続で選挙に立候補しており、こちらも追いかけるのが大変です。
1月21日は須坂市長選、1月28日は川越町長選、2月4日は舟形町長選、そして、2月11日は印南町長選です。あとで紹介しますが、2月18日は長野県の松川村長選に立候補するとの情報があり、まさに「狂ったように」立候補しているというのが小西彦治です。
どうしてこんなことをしているのかと言えば、10%を超えれば、選挙のポスター代やチラシ代が公費負担となり、印刷会社として請け負う「アートデザイン」という会社を経営している元N国党員の原博義の収入になるからです。半分くらいは原博義のために立候補している部分があるのではないかと思って見ています。
さて、小西彦治はこれまで10回にわたって「公金チューチューチャレンジ」をしてきて、候補者が3人になってしまった時津町長選を除き、一騎打ちとなったすべての選挙で「供託金没収ライン」となる得票率10%を超えています。
先日の舟形町長選は、供託金没収まで29人でしたが、惜しくも供託金没収ラインを超え、公金チューチューに成功してしまいました。しかし、今回の印南町長選は、町長が人気者だと聞いており、今回こそ供託金没収ラインを下回る可能性があったため、精華町長選で公金チューチューが発覚し、時津町長選から本格的に追いかけるようになりましたので、かれこれ6戦目ぐらいで、初めて供託金没収に追い込めるかもしれない大チャンスでした。
小西彦治の選挙ポスターは、すべてチェックされる運命にあります。
なので、それぞれの自治体の選挙に合わせてポスターが作られているのかどうかが気になりましたが、川越町長選、舟形町長選とデザインはまったく変わりませんでした。
さらに、地元紙のインタビューには、自宅のある伊丹市から毎日通うことを宣言していたようですが、どうやら小西彦治が来ていたという目撃情報はありませんでしたので、「口だけだった」ということでしょう。また、何か手違いがあったのか、小西彦治の選挙公報用の原稿が到着せず、選挙公報に小西彦治の欄がなかったと聞いています。なので、これではますます票が取れないという話になるのではないでしょうか。
今さらですが、なぜ小西彦治が「公金チューチューバカ」であると言えるかと言うと、選挙ポスターを貼る以外の活動を何もしていないからです。もし本当に町長になりたいというなら、町長になるために、必死になって政策を訴えると思います。街頭に立って、一人でも多くの人に「よろしくお願いします」と言って回る必要があります。ところが、そういった活動は一切せずに、ただ選挙ポスターを貼るだけ。そして、そのポスター代はしっかりと請求しているのです。
本人は明らかにしないと思うので、いまいちわかりませんが、この公金チューチューチャレンジによって、選挙ポスターやチラシ代は満額請求をしていて、確実に利益が出ていると思いますが、この利益はどのように分配されているのでしょうか。原博義が全部持って行っている可能性もゼロではありませんが、折半されている可能性もあります。このあたりは情報開示では出てこない情報なので、本人が話す以外にありません。その本人の話も、これだけ口から出まかせの男では、まったく信用に足りません。
ただ、あちこちの選挙に立候補しまくっている時点で、その自治体のことはまるで考えていないし、本人は「当選すると思って立候補している」と言っていますが、毎回、得票率が10%をギリギリで超えるか超えないかの話になっているので、当選しないことは百も承知のはずです。というか、ここまで戦いまくって、それでもまだ「当選できるかもしれない」と思っているのだとしたら、相当な頭の悪さです。現時点でだいぶ頭が悪いですが、気づかないはずはありませんので、そろそろ本音を聞かなければなりません。
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