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【選挙ウォッチャー】 茨城県議選2022・小美玉市選挙区レポート。

 12月2日告示、12月11日投票で、茨城県議選が行われました。
 小美玉市の定数は1で、ここに自民党の現職と、無所属の新人の2人が立候補しました。ただし、ここも「無所属」と言いながら、実際には自民系なので、「自民vs自民」という構図になっていて、自民党以外に投票したい人たちにとっては選択肢がない状態になっていました。
 また、東海第二原発の再稼働については、両候補とも「賛成」となっていますし、福島第一原発事故の汚染された処理水については、両候補とも海洋放出に「賛成」となっています。

幡谷 好文 50 現 自民公認・公明推薦
木村 喜一 54 新 無所属(自民系)

 まさに、このレポートを書いている最中に、小美玉市のホームページをたまたまアクセスしたら、3月8日の午前2時30分頃、市の主要な施設と教育施設への爆破予告がFAXで届いたと注意を呼び掛けるお知らせが掲載されていました。
 小美玉市の人口は5万人弱ですが、こんな小さな町で「爆破予告」みたいなものが届くことに驚きです。世の中にムシャクシャしているのか知りませんが、よりによってFAXで送っている時点で、明らかに犯人が特定されそうなので、「何をしとるんや!」という話でしかありません。


■ 小美玉市選挙区・選挙ボード解説動画


■ 日本の行政をぶっ壊す高市早苗という議員

 今日は、あんまり取材ができていない一騎打ちの選挙なので、5000文字のレポートにならないということで、今、話題になっていることに少し触れておきたいと思います。
 今、日本では、国会で正しく法律の解釈を変更する手続きを取らず、当時の安倍晋三総理と礒崎陽輔さんや高市早苗さんが、「政治的公平性」をめぐり、それまではテレビ局で放送されている番組が全体として政治的公平性を保てているかどうかを見て判断するとされていたものを、政府にとって気に入らない番組があれば、一つの番組でも審査をして、最悪の場合、電波を止めることができるようにするということにしていたと、総務省に記録として残されていたことが発覚。その内部文書を小西洋之さんが国会で追及したところ、高市早苗さんが「これは捏造だ」と言い出し、「もし捏造でなければ議員を辞める」と大きく風呂敷を広げたのでした。
 こうした行政の歪みは、故・安倍晋三が総理をしていた頃が特に顕著でしたが、「もし捏造でなければ議員を辞める」と言ってしまった手前、本当は正式に残された文書なのに、捏造でなければならなくなりました。小西洋之さんが追及するにあたり、これが正式な公文書であることは確認済で、総務省も認めているのに、高市早苗の強気な発言のせいで、官僚たちが「どう丸く収めるのかを考えなければならない事態になっている」という話です。
 高市早苗さんが小西洋之さんにムカついて、うっかり「捏造でなければ議員を辞める」と宣言してしまったばっかりに、これが捏造ではなさそうだという状況証拠が次々に出てきて、ついには「礒崎陽輔なんていう人をまったく知らなかったし、会ったこともない。今年の3月に初めて知った」と答弁していたのに、2013年の大分県由布市の講演会で「この夏は、礒崎陽輔さん、ほんまにお世話になりました」「今も総理の側近で、官邸の中でですね、補佐官として大活躍してくれてはります」「うちの主人と礒崎さんって割と似てるんですね、よく見るとシルエットが」「手を振ったら、それ、相手が礒崎さんだったんだということが2回ほどあったんですね」と発言していた記録が残されていたこともわかりました。
 当時、大変お世話になり、旦那とシルエットが似ているために手を振ったら礒崎陽輔さんだったことが2回もあった人間が、「3月まで礒崎陽輔さんに会ったこともないし、まったく知らない」と言って、総務省が作った文書が捏造だとホザいているのです。誰がこんなイカれたババァの言うことを信じるのでしょうか。こんな大嘘をこいているババァの虚言のために、総務省で保管されている公文書が「捏造」だと扱われているわけですから、この国は相当ヤバいところまで来ています。こういう問題が起こっていて、自民党の皆さんは恥ずかしくないのでしょうか。


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