見出し画像

【選挙ウォッチャー】 川越町長選2024・分析レポート。

 1月23日告示、1月28日投票で、三重県の川越町長選が行われ、ここには「公金チューチューバカ」でお馴染みの小西彦治が立候補してまいりました。全国の無投票になりそうな選挙を狙っては、立候補をして、公費で賄われる選挙ポスターやチラシの制作費などを請求する手法で、いわば選挙を利用してお金を稼いでいる男です。
 この公金チューチュースキームは、日頃から反社会的カルト集団「NHKから国民を守る党」が、ハウス代理店の「ネット選挙株式会社」を通じてやっていることですが、本当に町長になりたいわけでもなく、選挙を使って金儲けをする人間が出てしまっているという点で、尊師・立花孝志という存在が、いかに世の中に悪影響をもたらしているのかが分かると思います。

 ただし、この公金チューチュースキームには、唯一、弱点があります。
 それは、もし供託金没収ラインである「得票率10%未満」となってしまった場合、選挙ポスターやチラシの制作費などの公費負担が認められず、小西彦治は大赤字になります。大赤字が続けば、もはや何のために立候補しているのかが分からなくなってしまうので、どんなに現職が嫌いでも、得票率10%未満にする必要があります。
 三重県で立候補するのは3回目なので、いよいよ小西彦治がどんな人間なのかは少しずつ伝わっているのではないかと思うし、取材をしてきた金城ガンヂさんによれば、地元のマスコミは分かっているということなので、あとは有権者の皆さんの判断となります。
 今回は、スケジュールの関係で、小西彦治を取材することはできませんでしたので、選挙ポスターのご紹介で終わってしまいます。中身の濃いレポートを読みたい方は、ぜひ金城ガンヂさんのレポートをご覧ください。今回の僕の役割は、ただの記録係です。




■ 川越町長選・選挙ボード解説動画


■ 小西彦治の主張

 今年も、小西彦治は「選挙」を使った「公金チューチュー」で、僕たちの税金をかすめ取るつもりのようです。
 つい1週間前、1月21日投票の須坂市長選に立候補したばかりの小西彦治ですが、その翌週に行われる川越町長選に立候補し、なんと、その翌週には山形県の舟形町長選に立候補することになりました。これまで2度、福島県に来たことはありましたが、さらにその北にある山形まで行動範囲を広げているので、「今年は小西彦治をすべて追いかけ、選挙ゴロであることを多くの人に伝える!」と高らかに宣言している僕も、だいぶ萎えます。
 ここまで三つ巴になってしまった時津町長選を除き、8回出たうちの7回は供託金没収ラインを超え、公金チューチューに成功しています。小西彦治は立候補すれば立候補するほど儲かるので、高いモチベーションを持って全国を飛び回ることができるかもしれませんが、こっちは公金チューチューを伝えるために追いかければ追いかけるほど「出費しかない」という状態なので、完全なる消耗戦です。
 そこまでして伝える必要があるのかと思うかもしれませんが、この「N国システム」を潰しておかないと、またマネをする奴が現れ、僕たちの税金が無駄に使われることになります。実は、無投票当選の予定が、急遽、選挙戦に突入してしまうと、数百万円から数千万円の「経費」がかかります。通常は「民主主義を維持するためのコスト」として、これを無駄だと考えることはないのですが、本当に「町長になって、この町をどうにかしたい」と考えている人間が立候補するのであれば、そいつがどれだけ泡沫候補であろうと選挙をする意味はあると思うのですが、最初から税金でウマウマすることだけが目的のバカが立候補してくるとなると、それは「税金の無駄」です。
 我々は、小西彦治に数十万円から数百万円を儲けさせるために、その十数倍のコストをかけさせられているというわけですから、本来、こういうバカには怒らなければいけないのですが、多くの市民は小西彦治が「公金チューチューバカ」であることを知らないので、税金が垂れ流し放題に垂れ流されているというわけです。

今回のポスターは、ラミネート加工になっていなかった

 去年までは、それぞれの自治体に合わせ、ポスターの左側に書かれている文言を変更し、ラミネート加工して貼るというスタイルが採用されていたのですが、今年からはそういうことはなくなり、どうやらポスターの統一化が図られるようになったのではないかと思われます。要するに、ポスターを完全に使い回すようになったという話です。
 これは翌週に立候補している山形県の舟形町長選で証明されると思いますが、一度にまとめて印刷した方が安いので、公金チューチューチャレンジの成功率が高いことを確認し、ポスターを量産することで収益性を高めているのではないかということが推測されます。

小西彦治の公金チューチュースキームは、これまで8戦7勝と成功率が非常に高い

 このデータを見ると、三重県は小西彦治と相性が良いということになりそうです。岡山県や福島県で立候補している時にはギリギリで当選しているのですが、松坂市長選、いなべ市長選の過去2回の選挙は、得票率17%となっており、なかなか危なげのない戦いとなっています。
 あとで解説しますが、三重県との相性は抜群で、今回の川越町長選は得票率が18%となってしまいましたので、余裕で当選しています。


ここから先は

2,844字 / 3画像

¥ 120

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。