【選挙ウォッチャー】 徳島市長選2024・分析レポート。
3月31日告示、4月7日投票で、徳島市長選が行われました。
この選挙は、直前に現職の内藤佐和子さんが出馬を断念すると発表し、それまで「打倒・内藤佐和子」が大きな争点だったことから、すべての計算が狂うようになり、ついでに全然面白くない選挙になりました。
多くの市民が「内藤佐和子に怒りの鉄槌を下すんや!」と腕をグルグルしながら市長選の日が来るのを待っていたので、まさか出馬を断念することになるとは思わず、皆さんが「拍子抜けした」という状態です。
そして、当初は三つ巴の戦いと見られていた選挙が、急にオジサン同士の一騎打ちとなったわけですが、それまでは内藤佐和子という巨大なウンコを倒すことに集中していたので気づかなったけど、いざ内藤佐和子がいなくなってみると、残った2人もなかなかウンコ臭いということで、我に返ったら投票する人がいなくなり、微妙な2人の中からマシな方を選ぶ選挙となってしまい、途端に「選挙に行く気がなくなる選挙」になりました。
元職の遠藤彰良さんには1期4年の徳島市長の実績があり、新人の福山守さんには衆議院議員3期の実績があり、両候補ともに政治的な実績があります。なので、ともに即戦力であることは間違いありませんが、両方とも微妙な候補であるため、「どっちが勝っても似たようなもの」というのが、多くの市民の感覚ではないかと思います。
地元には、後藤田正純知事に「あいつはアカン!」という人も多く存在しますが、両候補とも「知事とは仲良くする」というスタンスのため、あまり大きな差がないということも特徴です。後藤田正純さんにとってはどちらが勝っても困りません。
■ 徳島市長選・選挙ボード解説動画
ここから先は
¥ 200
いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。