見出し画像

【選挙ウォッチャー】 世田谷区長選2023・分析レポート。

 4月16日告示、4月23日投票で、世田谷区長選が行われました。
 毎年、リベラル系の名物区長を落とすために、アンチリベラルのオジサンたちがあの手この手を尽くすのですが、いつもうまく行きません。今回こそ現職を打ち負かすことはできるのか。現職と新人の一騎打ちとなった世田谷区長選のレポートをお届けします。
 最初に言っておきますが、この選挙は、ほとんど取材らしい取材ができませんでした。選挙の結果は、ある程度見えていたので、ここは潔くポスターの紹介だけになりました。

保坂 展人 67 現 無所属(社民党出身)
内藤 勇耶 29 新 自民・維新推薦(元財務省職員)

 リベラル系の名物区長を落とすためなら、自民党と日本維新の会が手を組むという特殊な構図になりました。公明党は態度を明らかにしていませんが、この2つの政党が推薦するとなれば、あとに続いていることでしょう。
 しかし、田園調布を有する世田谷区ですから、基本的にセレブも多く暮らしています。現職の保坂展人さんは、新型コロナウイルス対策にも先進的な取り組みをしてきた人物で、やり手の区長として知られています。多くの区民は、さほど不満らしい不満はないのではないでしょうか。


■ 世田谷区長選・選挙ボード解説動画


ここから先は

4,809字 / 4画像
この記事のみ ¥ 100

いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。