あれから2年

noteが2周年記念のバッジをくれて気づく。
あれから2年かと。
あれとは、noteを書き始めるきっかけのあれ。

ほぼ黒の歓迎されない未確認物が体内に確認され、
白でも黒でもこの大きさなら手術と言い渡され、
入院、手術をした。
入院中はネット関連一切持ち込まなかったので
書き始めは退院後のはず。

退院後、私は確かに、これからは余生。
ゆっくり生きよう。のんびり日常を楽しもう。
と誓った。

が、、、、、、、、、、、、

人生まったく甘くなかった。
術後の経過が良くなかったのと
コロナの出禁とが重なったので
しばらく養生できたが、
2020年6月から、予想もできなかった
運命に翻弄されるような、

自分の身に起きたことなど
大したことなかった、と忘れそうになるほど
いろんなことが次々に巻き起こった。

それから2年。
少しだけ息が吸えるようになった感覚。
ようやく立ち位置が朧げながら見えてきたような
そんな気がしてきた。

この2年、必死に、ただただ一生懸命生きてきた。
厳しさの中に置かれたときの常套句、
消えたい、人生終わりにしたいという言葉すら
浮かぶ暇がなかった。

2年前、限りなく黒が見つかったのは
偶然以上の不思議な出来事からだった。

もし、そのとき、見過ごしていたり、
その出来事に気づかなかったり、
起きなかったら、

おそらく、私はもう少し後に本当に
この世から消えていたかもしれない。
(通常、無自覚のまま大きくなり、
自覚症状が出たときには
手遅れになる類だそうなので)

その後に起こったこの2年に限りなく黒が
大きくならないはずがない。
むしろ、急激に大きくなっていたのではないか。

この2年の出来事を思えば、何かしら症状が出たとしても
私は後回しにしていたに違いない。
何しろ、それどころじゃなかったから。

つまり、不思議に見つかり、手術を受けることになったのは
その後の任務、重責に立ち向かうため
だったのかもしれない、と考えられる。

もちろん、私にそんな自覚はちらりもない。
想定外でしかない。

でも、虫の知らせを知る類の
察知、感じる誰もが持っている力が
ちょっと強めに発揮されたのかもしれない。

なんてことをあれから2年かと気づき
思い巡らしてみた。

望まない、思いがけない方向展開、
またこれからどうなっていくのか。
想定しても仕方ないので、
ワンダーな気分でまた一歩ずつ
楽しんでいたい。


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