小学5年生のとき、思春期早発症の治療が遅れて、苦しんだ話

はじめまして。
ご覧頂きありがとうございます。

この記事では、私自身が「思春期早発症」という病の治療が遅れて、その症状に苦しんだ話をします。

まず、思春期早発症とは、身体が通常より速く成長してしまう病気です。そのため、本人にとって心理的な戸惑いが起きることがあります。

私は、小学4年生のときに早く初潮を迎えました。

そのとき母は喜んでいましたが、それが全ての苦しみの始まりだったのです。

思春期早発症の症状に苦しみ始めたのは、小学5年生の新学期を迎えたときでした。

まず、摂食障害が症状として現れました。食事を目の前に出されると、反射的に口いっぱいに食べ物を詰めこんでしまいます。それをよく噛まずに飲み込もうとしてしまうので、母に「よく噛んだほうがいいよ」と注意される日々が続きました。学校の給食でもそうなので、口の中に食べ物が残ったまま給食の時間が終わり、先生に「ほら、この袋に吐き出せ」言われるような事態が起きました。

次に症状として現れたのは、涙もろさでした。学校生活において泣く頻度が異常に多くなってしまいました。当時は、それが病気によるものと理解されませんでした。よって先生や同級生に、あまりにも涙もろいから、「泣き虫」「泣かないと約束しないなら、教室から追い出す」などと言われてすごく辛かったです。しかし、当時は私自身もなぜこんなに自分が狂っていくのか、本当に訳が分からなかったのでそれは仕方ないと言えばそうなのかと思います。

長くなりますが、まだ症状として現れたものがあります。それは、物事に対する判断力の低下です。今思い返せば、「彫刻刀で折り紙を切ろう」など、支離滅裂なことを言っていた記憶があります。また、階段の登り降りで目を閉じるなど、非常に危険なことをするなんてこともありました。

この他に、幻覚が現れたこともありました。真夜中に、家族がみんな家から出ていってしまうという幻覚に襲われた記憶があります。

また、自分ではあまり覚えていないのですが、母によると、家でしばらく唸っていることがあったそうです。

以上、思春期早発症の体験です。本当に自分にとって辛いものでした。何が辛かったのかと言うと、この病気は目に見えないので、その症状について周囲の理解が得られず、白い目で見られたことが辛かったです。

この病気を早期発見し、もっと早く治療を始めていたら症状に苦しむことを防げたと思います。私と同じような苦しい思いをする人が出ないように、思春期早発症の早期発見の必要性を訴えていきたいです。

拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

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