VolkerWessels Cycling Team


VolkerWessels Cycling Teamについて

2016年にオランダのアマチュアチームとして発足したのが始まり。2019年からはコンチネンタルチームとして活動している。
チームのタイトルスポンサーであるVolkerWessels(正式名称はKoninklijke VolkerWessels BV)は、オランダに本社を置くヨーロッパの大手建設サービス会社である。
過去には、Bart Lemmen(現Team Visma | Lease a Bike)、Maikel Zijlaard(現Tudor Pro Cycling Team)、Roel van Sintmaartensdijk(現Intermarché - Wanty)等が所属していたことがある。
2024年からは旧Parkhotel Valkenburgチームのスポンサーを引継ぎ、女子チームも発足した。


選手

Elmar Abma

オランダ
2004/4/26

ルーラー
TTスペシャリスト

幼かったころはサッカーのほうが好きだった。
10歳の頃にシティバイクで出場する小さな大会に出場し、乗り気ではなかったが優勝してしまった。その時、「他に自分が勝てるスポーツがあるだろうか?」と考え、本格的に自転車を始めた。
2022年のジュニア欧州選手権のオムニアムで優勝したりと、トラックでも結果を残している。
パリルーベに出場することと、トラックでオリンピックに出場するのが夢。

2021 ジュニアオランダ国内選手権RR 4位
2021 ジュニアオランダ国内選手権ITT 2位
2022 ジュニアオランダ国内選手権RR 優勝
2023 U-23オランダ国内選手権ITT 6位


Rindert Buiter

オランダ
2003/7/14

パンチャー

自己分析では「丘陵地形が自分に合っていて、小集団スプリントなら勝負できる。」また、激坂が好き。


Finn Crockett

アイルランド
1999/6/30

パンチャー
ルーラー

生まれはスコットランドである。
最初はMTBに乗っていて、12時間のMTBレースに出場したこともある。
2022年のコモンウェルスゲームのロードレースで3位となった。
2023年に所属していたAT85 Pro Cyclingがシーズン途中で解散してしまいモチベーションを保つのが難しかったが、解散から3か月後に再びコンチネンタルチームであるSaint Piranと契約することができた。
2023年までUCI登録もイギリスだったように、Brexitによって移動すら苦労する状況が続いていたが、父親はアイルランド人であったため、2023年10月にアイルランドのパスポートを手に入れることができた。本人も「正直に言って、アイルランドのパスポートがなければ、自分は今のような立場にはなっていなかっただろう。」と言う。もともと、VolkerWessels Cycling TeamはAT85 Pro Cycling解散直後から彼を加入させようとしていたが、EU離脱以降イギリス人に必要となる労働許可の問題により、実現しなかった。
コモンウェルスゲームの銅メダルを見せればバーミンガムではビールが無料になるようで、彼はその権利を使って数日間パーティを楽しんだ。

https://veloveritas.co.uk/2022/06/22/finn-crockett-jun22/

2022 Commonwealth Games RR 3位


Stijn Daemen

オランダ
1999/7/25

パンチャー

2016年にジュニアオランダ国内選手権ITTで優勝、2020年にU-23オランダ国内選手権RRで優勝している。
アルデンヌやリンブルフの地形にあっている脚質である。
2021年にアンテルマルシェのトレーニーになった経験がある。
カンチェラーラが好き。
大学では理学療法を学び、2023年末から理学療法士として働いている。

2016 ジュニアオランダ国内選手権ITT 優勝
2020 U-23オランダ国内選手権RR 優勝


Timo de Jong

オランダ
1999/3/28
191cm 72kg

パンチャー

高い山はこなせないが、それ以外の地形ならこなせるタイプ。ワロンやリンブルフの地形が自分に合っていると感じている。
2016年のジュニア版のロンドで優勝した。
PostNLで働いていたことがある。

2016 Ronde van Vlaanderen Juniores 優勝
2019 ジュニアオランダ国内選手権ITT 7位
2021 Ronde van Drenthe 6位
2021 U-23オランダ国内選手権RR 4位
2023 Volta Limburg Classic 8位


Sam Gademan

オランダ
2000/8/2

パンチャー
ルーラー

石畳、グラベル、丘陵地形のレースが好き。
積極的なレーススタイルで、逃げに乗ることが多い。
2023年7月に開催されたグラベルレースでは優勝を飾り、グラベル世界選手権への出場資格を得た。しかし、翌月のトレーニング中に落車し膝を骨折してしまったため世界選手権の出場は叶わなかった。
なお、姉も自転車に乗っており、グラベルレースに出場している。
大学では建設を学んでいた。その経験を生かし、コンクリート工事の会社の見積担当として週20時間働いている。


Jasper Haest

オランダ
1999/4/28

ルーラー
パンチャー

脚質については、本人曰く「スプリントは得意ではない。しかし長時間のハードなレースが得意で、登りもこなすことができる。」
2022年のスロヴェンスカ第4ステージはチームメイトであったPeter Schultingと2人で逃げ切った。残り5kmの時点でプロトンとは40秒差があり、2人で協力していけば逃げ切れることが分かった。しかし、両者とも勝ちたい意思があったため、じゃんけんで勝者を決めることにした。「じゃんけんの練習はしてないですよ(笑)」と彼は笑ったが、じゃんけんで勝つことができたので勝利することを許され、2人は手をつないでフィニッシュした。また、ステージ優勝とともに、中間スプリント独占とステージ優勝によりポイント賞も大逆転で獲得した。

2022 Okolo Slovenska / Tour de Slovaquie 第4ステージ優勝、ポイント賞
2023 オランダ国内選手権RR 5位


Niek Hoornsman

オランダ
2001/9/14

パンチャー

元々MTBライダーであり、2019年にはオランダで最も才能のあるマウンテンバイカーに選ばれた。
しかし、MTBの世界では伸び悩んでしまったため、2022年からは「しぶしぶ」ロードレースに転向した。
元オフロードライダーなので、石畳やグラベルが好き。自分に合っているのは短い登坂が多数あり、自身のパンチ力が活かせるコースだと思っている。


Jente Klaver

オランダ
2003/8/7

過去にはMTBやシクロクロスを行っていた。

2021 ジュニアオランダ国内選手権RR 9位


Max Kroonen

オランダ
2000/8/23
187cm 79kg

スプリンター
パンチャー

2022年のU-23オランダ国内選手権RRではVAM-bergでLoe van Belle(現Team Visma | Lease a Bike)を破り優勝した。
U-23を卒業してしまったのでプロになるのは難しくなってきているが、チャンスがあれば全力でつかみに行きたいと思っている。
グラベルレースにも参加している。

2018 ジュニアオランダ国内選手権RR 優勝
2022 U-23オランダ国内選手権RR 優勝


Bert-Jan Lindeman

オランダ
1989/6/16
180cm 69kg

ルーラー

Jumbo-Vismaなど、計9年間ワールドツアーチームに所属し、ブエルタでステージ優勝したこともあるベテラン。
2021年にクベカが解散し、路頭に迷いかけたが、当時VolkerWessels Cycling Team所属だったTijmen Eising(2024年からBEAT Cycling Club所属)と練習仲間だったこともあり、2022年にVolkerWessels Cycling Teamに加入した。
チームの若いライダーに自分の経験を伝えたいと思っている。

2012 Albert Achterhes Pet Ronde van Drenthe 優勝
2014 Tour de l'Ain 第3ステージ優勝、総合優勝
2015 Vuelta a España 第7ステージ優勝


Mats Omloop

ベルギー
2002/10/14
181cm 70kg

父はベルギー国内選手権RRで優勝したこともある元選手。
丘陵コースが好き。
2024年はU-23最終年なので、そのカテゴリーのレースで優勝するのが目標。


Nick van der Meer

オランダ
1993/7/25
190cm 82kg

スプリンター

自身のスプリント力と献身的なプレーでチームに貢献していきたいと考えている。
ロードレースのゲーム要素が好き。
建設プロジェクト(設計から実装まで)の自営業をしている。

https://www.linkedin.com/in/nick-van-der-meer-484790128/?originalSubdomain=nl


Thom van Herwaarden

オランダ
2005/6/12

石畳のある春のクラシックが好き。
ジュニア時代(2023年まで)は両親の果物栽培会社で働いていた。(現在は不明)


Coen Vermeltfoort

オランダ
1988/4/11
190cm 85kg

スプリンター

ラヴニールのステージ優勝や、パリルーベエスポワールの優勝経験がある。また、ラボバンクで2年間のワールドチーム所属経験がある。
ベテランではあるが、チームのエーススプリンターとして2021年以降毎年UCIレースで優勝している。
グラベルレースにも出場し、好成績を残している。

2008 Paris-Roubaix Espoirs 優勝
2008 Tour de l'Avenir 第3ステージ優勝
2008 Albert Achterhes Pet Ronde van Drenthe 有所
2017 Baloise Belgium Tour 第5ステージ2位
2019 Slag om Norg 優勝


Jago Willems

ベルギー
2001/11/12
173cm 64kg

Thimoの弟。
脚質はThimoよりも登り向き。
2021~2022年はビンゴールのデヴェロップメントチームに、2023年はロットのデヴェロップメントチームに所属していた。
2023年に交通事故で亡くなったTijl De Deckerは親友だった。


Thimo Willems

ベルギー
1996/2/9
175cm 67kg

ルーラー

Jagoの兄。
スポートフラーンデレンに所属していたことがある。
2022年にミネルバが解散したことによりVolkerWesselsにやってきた。
2022年のブリュッセルサイクリングクラシックではファンデルホールンらと共に逃げ切り、スプリントでファンデルホールンに敗れて2位となった。
また、前年の2021年のベネルクスツアー第3ステージでも逃げ切っているが同じくファンデルホールンに敗れていた。
理学療法の学士号を取得している。その知識を生かし、バイクのフィッティング、運動テストを担当し、ライダーにトレーニングと栄養に関するアドバイスを提供している。

2019 Presidential Cycling Tour of Turkey 山岳賞
2021 Benelux Tour 第3ステージ 5位
2021 Ronde van Drenthe 7位
2022 Brussels Cycling Classic 2位
2023 Egmont Cycling Race 6位


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