Lotto Dstny Development Team


Lotto Dstny Development Teamについて

長らくLotto - Soudal U23としてクラブチームで運営されていたが、2023年からコンチネンタルチーム登録された。
過去に所属していた選手としては、マキシム・ファンヒルス、アルノー・ドゥリー、レナート・ファンエートフェルト、イラン・ファンウィルデル(現スーダル)、ヘルベン・タイッセン(現アンテルマルシェ)らがいる。


選手

Arne Baers

ベルギー
2002/3/27
178cm 62kg

2023年はアンテルマルシェのデヴェロップメントチームに所属していた。
シクロクロスは毎年フル参戦している。
ロードレースにもう少し焦点を当てていきたいとは思っているが、シクロクロスのレース数をあまり減らしたくはない。
LBLなどの丘陵系レースを狙えるようなタイプになりたいと思っている。


Mauro Cuylits

ベルギー
2005/5/23

ベルギーの平坦な地域出身だが、体重を落とせばクライマーになれる可能性がある。
ジュニア時代はTTがあって5日程度のステージレースが得意だった。

2022 Ronde van Vlaanderen Juniores 6位
2023 La Philippe Gilbert juniors 第1ステージ6位
2023 ジュニアベルギー国内選手権RR 3位


Milan De Ceuster

ベルギー
2005/12/29
188cm 76kg

元プロ選手のSean De Bieとは異父兄弟である。
2023年はアマチュアのレースで多数の勝利を挙げた。
Heistse Pijlのレースコース付近に祖父母が住んでいるので、出場したいと思っている。
2024年の目標はU-23ベルギー国内選手権のTTで好成績を残すこと。
土木工学の勉強をしている。


Axel De Lie

ベルギー
1999/4/27

アルノーの兄。
エリートチームにスポット参戦するときは前半牽引役を担うことが多い。
フルタイムの自転車選手ではなく、自転車店でパートタイムで働いている。
ドゥリー家が農家なのは有名な話だが、トラクターに乗るのが趣味。
FIFA(サッカーゲーム)が好き。


Steffen De Schuyteneer

ベルギー
2005/2/24
183cm 73kg

スプリンター
パンチャー

名前のSteffenはロンド勝者のSteffen Wesemannに由来している。
最初にやっていたスポーツはバスケットボールで、11歳の頃に自転車に転向した。
ミュールファンヘラルツベルヘンの近くに住んでいる。
2023年はAG2R Citroën U19 Teamに所属していた。
一番の強みはスプリント力。TTも頑張りたいと思っている。雨は好き。
勝ちたいレースはロンド。
ポガチャルのファン。

2022 Kuurne - Brussel - Kuurne Juniors 4位
2023 ジュニアベルギー国内選手権ITT 3位
2023 ジュニア版Gent-Wevelgem 優勝
2023 Kuurne - Brussel - Kuurne Juniors 3位
2023 Paris - Roubaix Juniors 8位
2023 ジュニア世界選手権RR 7位


Milan Donie

ベルギー
2005/1/3

クライマー

自転車を始める前はサッカーと水泳をやっていた。
2022年、落車で脳内血栓を患い、2日間昏睡状態に陥った。
2023年は途中までAG2R Citroën U19 Teamに所属していたが、2024年のロットのデヴェロップメントチーム加入に先立ってシーズン途中でロットと提携しているジュニアチームのCrabbé Toitures - CC Chevigny Juniorに移籍した。
2023年にバロンダルザスで行われた登坂テストでレムコ(自転車を始めて1年頃の記録)のタイムを破り、フェイスブックとインスタグラムのフォロワーが爆発的に増えた。
ジュニア時代からのチームメイトで親友であるJarno Widarによると「Milanはとてもいいクライマーだが、爆発力は足りない。プロのライダーで例えるなら、UAEのブランドン・マクナルティ。」
苦手なものは下りと石畳。
商業科学と経営管理を学んでいる。

2023 La Classique des Alpes Juniors 3位
2023 Liège-Bastogne-Liège MJ 3位
2023 Tour du Rwanda 第5ステージ9位


Kamiel Eeman

ベルギー
2005/8/10

2023年はロットと提携しているジュニアチームであるCrabbé Toitures - CC Chevigny Juniorに所属しており、Victor Vaneeckhoutte、Jarno Widar、Milan Donieと共にロットデヴェロップメントに加入した。
2022年のジュニア版LBLで2位になったことがある。2024年にU-23カテゴリー1年目で出場し、途中までいい感じで走れていたが突然痙攣してしまい13位に終わった。

2022 Liege-Bastogne-Liege Juniors 2位
2022 ジュニアベルギー国内選手権RR 2位


Joshua Giddings

イギリス
2003/7/20

ルーラー
スプリンター

父はクロクロスの元イギリスチャンピオン。
自身の強みは長時間スプリントができることで、その特性はリードアウトに最適だと思っている。また、TTも得意。195㎝と体が大きいため、長い登坂は弱点である。悪天候は苦にしないタイプ。
トップスプリンターではないと本人は思っているが、集団スプリントで上位に来ることも多い。
一日だけ動物になれるなら鷲になって空から街を探索したい。

https://www.velouk.net/2016/08/20/news-josh-giddings-tops-at-assen/

2022 U-23イギリス国内選手権ITT 5位
2023 Course de la Paix Grand Prix Jeseníky プロローグ9位、第1ステージ2位


Matys Grisel

フランス
2005/7/14

スプリンター
パンチャー

父がサイクリストで、本人は6歳の頃にMTBに乗り始めた。
2023年まで2年間AG2R Citroën U19 Teamに所属していた。
2023年にパリルーベジュニアを優勝してからは複数のWTからオファーがあったが、自身の成長のためにリスクを負ってフランス国外のチームを選びたかった。その中でもクラシック向けのチームとしてベルギーのロットがぴったりだった。
なお、ロットの本拠地は自宅から1時間30分ほどの場所だったので引っ越す必要はなかった。
初めてのパリルーベエスポワール出場だった2024年は2度のパンクとホイールの破損で勝負権を得られなかった。
勝ちたいレースはやはりパリルーベ。
冬にはシクロクロスも走る。
選手を引退したらパン屋か肉屋の店主になりたい。ちなみに実家は肉屋である。
まだ英語は上手く話せない。

https://decathlonag2rlamondialeteam.com/portrait-dun-junior-matys-grisel/

2022 ジュニアフランス選手権RR 2位
2023 ジュニア欧州選手権RR 2位
2023 Kuurne - Brussel - Kuurne Juniors 4位
2023 Danilith Nokere Koerse MJ 4位
2023 Paris - Roubaix Juniors 優勝


Robin Orins

ベルギー
2002/3/6

パンチャー

父はRobinにサッカー選手になってほしいと思っていたが、Robinが興味を持ったのは自転車だった。もっとも、父もサイクリストであった。
初めてのレースは6歳の時のシクロクロスレースだった。それから順調に力を伸ばし、8歳から14歳までの世代別レースで100勝以上を挙げた。
2021年にBlack Spoke Pro Cycling Academyのトレーニーとなった。当時、Black Spokeは全員がニュージーランド人だったが、DSのFranky Van Haesebrouckeがベルギー人であり、彼と知り合いだったこともあり、トレーニーになりたいかという電話がかかってきたことがきっかけだった。なお、ニュージーランド籍だがチームの本拠地はベルギーにあった。
何でもできるタイプだが、突出した能力がないため、勝利を挙げるのは難しく、それは本人も認めるところである。強いて強みを挙げるなら、ハードなレースの最後のスプリント。現時点でも爆発力がないわけではないが、もっと改善できると思っている。
また、石畳は得意で、パリルーベエスポワールで3位となったことが2度ある。TTも速く、2024年のU-23ベルギー国内選手権で優勝した。
勝ちたいレースはロンド。ロンドのコースは自身のトレーニングコースの一部である。

2022 U-23ベルギー国内選手権ITT 4位
2022 Liège - Bastogne - Liège U23 8位
2023 Paris-Roubaix Espoirs 3位
2023 U-23ベルギー国内選手権ITT 2位
2023 U-23版Gent-Wevelgem 6位
2024 Liège - Bastogne - Liège U23 2位
2024 Paris-Roubaix Espoirs 3位
2024 U-23ベルギー国内選手権ITT 優勝


Tars Poelvoorde

ベルギー
2005/11/25

父も元プロ自転車選手だった。
元々シクロクロスを中心に走っていた。
丘陵地形で距離が長いレースが自分に合っていると感じる。
グラベルレースでは2023年のジュニア欧州選手権で優勝した。
大学で会計税務を学んでいる。

2023 ジュニア版Gent-Wevelgem 6位


Liam Van Bylen

ベルギー
2005/2/27

スプリンター

2024年のツールドブルターニュ第1ステージではTim Torn Teutenbergに次ぐ2位となった。
大学で理学療法を学んでいる。
トラックもやっていた。


Lorenz Van de Wynkele

ベルギー
2001/8/19

スプリンター

自転車を始めるまではテニスと柔道をやっていた。自転車を始めたのは15歳ごろだった。落車して受け身を取る際に柔道をやっていた経験が生きると語る。
2クラスのレースでは集団スプリントで上位に入るスプリント力を持つ。
趣味は旅行。
得意料理はピーナッツバターとチョコレートのサンドイッチ。
大学では不動産の勉強をしていた。

2022 Giro d'Italia Giovani Under 23 第2ステージ9位
2024 Tour du Rwanda 第2ステージ6位、第7ステージ2位


Victor Vaneeckhoutte

ベルギー
2005/12/28

2023年はロットと提携するジュニアチームに所属し、Jarno Widarらとともにロットデヴェロップメントに加入した。
2023年にジュニア版LBLで2位となった。
スプリントは得意ではないので、独走に持ち込むのが自身の戦い方であると語っている。
また、雨や風も苦にしない。

2023 La Philippe Gilbert juniors 第1ステージ6位
2023 Liège-Bastogne-Liège MJ 2位
2023 ジュニア版Gent-Wevelgem 4位


Thomas Vuerinckx

ベルギー
2005/11/14

スプリンター

ジュニア時代の初期はシクロクロスを優先するスケジュールで活動していたが、ロードレースのほうが楽しくなったため、軸をロードレースに移した。
ジュニア時代、同世代では国内最上位レベルのスプリント力を擁していたが、Liam Van Bylen、Steffen De Schuyteneer(ともに現ロット下部)、Sente Sentjens(現アルペシン下部)の方がスプリンターとしては上だと感じていた。

2023 Danilith Nokere Koerse MJ 9位


Jarno Widar

ベルギー
2005/11/13
166cm 52kg

クライマー
パンチャー

ベルギーで最も才能のある選手の一人。
2024年のLBLでポガチャルにたった1秒差で塗り替えられるまではCôte de la RedouteのStravaのセグメント記録を保持していた。
ジュニア時代からのチームメイトで親友であるMilan Donieによると「Jarnoはロンドやルーベを勝つだろうし、ロンバルディアも勝つかもしれない。さらにはツールだって狙えるかもしれない。プロの選手で例えるならまさにポガチャル。でも、ポガチャルよりもJarnoのほうが爆発力があると思う(冗談ではなく)。」
Milan Donieの言葉の裏付けとして、すでにロンドやKBKやノケレクールセのジュニア版を勝っており、山岳系のレースでも勝利を挙げている。また、ポガチャルのような攻撃的なレーススタイルでもある。
弱点はTT能力と安定感とメンタル。長い登りの時にメンタルがやられてしまうことがあるという。しかし、Milan Donie曰く「100%のメンタルの時の彼は無敵だ。」
最高レベルのクライマーにもついていけるほどの登坂力を持つが、5分から10分の間の登りが一番自分向きだと感じている。
ロット以外の数多くのWTからの勧誘もあった。
マチューが好き。
一番好きなレースはLBL。
歌が下手。

2022 Danilith Nokere Koerse Juniores 優勝
2022 La Philippe Gilbert juniors 第2ステージ優勝
2023 Kuurne - Brussel - Kuurne Juniors 優勝
2023 Ronde van Vlaanderen Juniores 優勝
2023 ジュニアベルギー国内選手権RR 優勝
2023 La Classique des Alpes Juniors 優勝
2023 ジュニア欧州選手権RR 8位
2023 La Philippe Gilbert juniors 第2ステージ優勝、総合優勝


Daniil Yakovlev

ウクライナ
2005/6/13

父であるVasyl Yakovlevも元自転車選手であり、オリンピックに4度出場したことがある。また、現在はウクライナのトラックサイクリングチームのコーチを務めている。
トラックもやっており、ジュニア世界選手権で2つの銀メダルを獲得した。
そのことがきっかけで、2023年はバーレーンと提携しているCannibal - Victorious U19 Development Teamに所属することができた。2023年は主にベルギーでレース活動を行っていた。
また、2023年のジュニアトラック世界選手権ではオムニアムで世界チャンピオンとなった。
戦争が始まった前日、トレーニングキャンプからウクライナ戻ってきたばかりだった。父は当時トルコにおり、「空襲警報を聞いたらすぐに防空壕に行きなさい」と忠告を受けていた。実際に空襲警報が鳴ってから7時間は防空壕にいたという。
その後ポーランドへの避難が手配され、さらにイタリアに移り住んだが、孤独である時間が長く耐えられなかった。母はまだウクライナのオデッサに住んでおり、一度ウクライナに戻ることができたが、平和ではなく、決して楽しくはなかった。
現在は父と兄と一緒にルーヴェンに住んでいる。
Daniilの人生においてレースは常に二の次の問題であり、第一に戦争がなく平和な世界になることを願っている。


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