Soudal - Quick-Step Devo Team


Soudal - Quick-Step Devo Teamについて

2015年に設立され、2022年にはTeam Elevate p/b Home Solution Soenensというチーム名だったが、2023年からSoudal - Quick-Stepと提携し、Soudal - Quick-Step Devo Teamというチーム名でデヴェロップメントチームとして再出発した。
2023年はデヴェロップメントチームとして1年目だったが、(暫定の所属だったJordi Warlopを除いて)ネオプロ4名をエリートチームに送り込んだ。


選手

Gabriel Berg

フランス
2005/11/15

家族は特にサイクリングとは縁がなく、本人も最初はサッカーをやっていた。
PS4でツール・ド・フランスというゲームをプレイし、自転車に興味を持った。MTBから乗り始めたが、2018年に父からロードバイクを買ってもらい、それから本格的に始めた。
スーダル下部からオファーはもらったものの1年間フランスのアマチュアでやるべきか迷った。しかし、スーダルからのオファーを逃すことはできなかった。
平坦と短い登りが得意。
昔から憧れのチームはクイックステップだった。
KBKが好き。

2022 GP Plouay Junior Men 3位


Niels Driesen

ベルギー
2005/8/25

2023年はロードレースとBMXを組み合わせたスケジュールをこなしていた。
自身のことをクライマーだと思っていたが、2023年はロンドとルーベのジュニア版でトップ5に入った。まだ自分のタイプ、脚質は模索中である。
学校で電気機械学を学んでおり、2024年が最終年となる予定。

2022 ジュニアベルギー国内選手権ITT 6位
2023 ジュニアベルギー国内選手権RR 2位
2023 Ronde van Vlaanderen Juniores 4位
2023 Paris - Roubaix Juniors 5位


Renato Favero

イタリア
2005/2/27

イタリア語以外はそこまで上手く話せないが、成長のために言語も含めて快適なエリアから外れたチームを選びたかった。なお、イタリア語が分かるチーム関係者も数名はいるので安心できた。
トラックのジュニア世界選手権のチームパシュートで優勝メンバーになったことがある。
チームとも話し合いながらトラックも続けていきたいとは思っているが、最優先はロードレースにしようと決めている。
2024年前半は学業を優先するためレース数は少なめになる見込み。

2022 ジュニアイタリア国内選手権ITT 8位
2023 ジュニアイタリア国内選手権ITT 8位


Jelle Harteel

ベルギー
2003/8/8
175cm 66kg

スプリンター
パンチャー

2023年まで2年間ロットのデヴェロップメントチームに所属していた。
ロットのデヴェロップメント時代はスプリントレースはGianluca Pollefliet(現デカトロン)のアシストを務めることが多かった。チームには自らのチャンスも与えてほしいと訴えたが聞き入れてもらうことはできず、チームから(将来性も含めて)信用されていないと感じ、移籍することにした。
バンチスプリントでも1桁リザルトを残せるようなスプリント力を持ち、登りもある程度こなせる。TTは苦手。また、寒さは苦にしない。
2024年のスプリントはSenne Hulsmansとチャンスを分け合う形になるだろうと思っている。
勝ちたいレースはパリルーベ。
馬肉が好き。

2022 Flanders Tomorrow Tour 第2ステージ3位
2023 Course de la Paix Grand Prix Jeseníky 第1ステージ4位


Senne Hulsmans

ベルギー
2003/10/22
182cm 70kg

スプリンター

父であるKevin Hulsmansは元プロ選手で、現在Soudal - Quick-Step Devo TeamのDSを務めている。レースでは父親ではなくチームリーダーであり、家では父親である。なお、本チームに加入したのは父の推薦ではなかった。
2023年のフランダーストゥモローツアー第3bステージではLeslie Lührs(現BIKE AID、BORA所属のLuis-Joe Lührsの兄)に5cmの差で敗北した。
好きなレースはパリルーベ。

2023 Flanders Tomorrow Tour 第3bステージ2位


Jan Kino

ベルギー
2003/2/8
188cm 69kg

スーダルのデヴェロップメントチームとなる前からTeam Elevateに所属していた。
U-23カテゴリー1年目だった2022年は膝の怪我やコロナウイルスの感染によってほとんど走ることができなかったが、2023年はフルシーズンレースを走ることができ、アマチュアレースでは勝利を挙げることができた。
登坂力を期待されている。
好きなレースはイルロンバルディア。
土木工学を学んでいる。

2021 Bernaudeau Junior 優勝


Cormac Nisbet

イギリス
2005/1/6
171cm 60kg

クライマー

8歳でサイクリングを始め、9歳でラルプデュエズに登った。過去にランニングをやっていた経験があり、25~30分以上の登りが一番得意。
ある時、Shane Sutton(元プロ選手)に山が登ることが好きだと伝えたところ、「クライマーならGCも勝ち取る才能があるのだから、TTもやらなければならない」と言われ、それ以降TTにも目を向けるようになった。
しかし、ジュニア時代は長い登坂だけで勝てるレースがあまりにも少ないため、フランスとベルギーで勝つために必要な、パンチの効いた5分間の登坂にもっと焦点を当ててトレーニングを行っていた。
2022年はAG2R Citroën U19 Teamに所属していたが、あまり自分には合わず、2023年は別のクラブチームで活動していた。
アルプスの長い登りが好き。
ツールを勝つのが最大の夢であるが、イタリアのレースも好きで、その中でもストラーデビアンケが一番好き。


Andrea Raccagni Noviero

イタリア
2004/1/26
183cm 73kg

登りフィニッシュ、小集団に絞り込まれるハードレースなどが得意。バンチスプリントで勝負できるほどではないが、小集団スプリントなら勝負できるくらいのスプリント力を持っている。
2021年以来のチームメイトのFederico Savinoと仲が良く、自転車で約1時間ほど離れたところに住んでいる。
トラックもやっており、ジュニア世界選手権のチームパシュートで優勝したこともある。
好きなレースはジロだが、勝ちたいのはツールのステージ。理由はツールが世界最大のレースだから。

2024 U-23版Gent-Wevelgem 3位


Federico Savino

イタリア
2004/7/10
192cm 70kg

父はアマチュアのMTB選手だった。
TTが強み。192㎝と長身だが、登りもうまくこなすことができる。
イタリアのチームからもオファーを受けていたが、自身のために国外に出たい願望が強く、最初はヴィスマ、DSM、グルパマのいずれかのデヴェロップメントチームを考えていた。しかし、代理人のMassimiliano Moriがマッティア・カッタネオの代理人も務めていたためスーダルに下部チームがあることも知っており、スーダルDSのダヴィデ・ブラマーティと会話してみるとブラマーティがSavinoのことを既に知っており、そこから話が進み加入が決まった。
Andrea Raccagni Novieroと仲が良い。
今の憧れはマチューで、好きなレースはストラーデビアンケ。マチューが勝った2021年のストラーデビアンケの映像を何度も見返しながらローラー台でトレーニングをした。
自分が目指すタイプはデュムラン。
チェスが好き。

2022 ジュニアイタリア国内選手権ITT 5位


Gauthier Servranckx

ベルギー
2005/7/7

父や叔父も元自転車選手だった。彼らからはよくアドバイスをもらう。
2022年のジュニアベルギー国内選手権RRで優勝した。

2022 ジュニアベルギー国内選手権RR 優勝
2022 Ronde van Vlaanderen Juniores 5位


Viktor Soenens

ベルギー
2005/10/5

12歳のときにミュールカペルミュールを登り、その時にサイクリストになりたいと思った。
フランドルの短い登りよりもワロンのもう少し長い登りのほうが好み。とはいえ、ジュニア時代はフランドルのレースで多数の好成績を残している。
経営管理の勉強をしていて、すべての授業に出るようにしている。

2022 La Philippe Gilbert juniors 第1ステージ8位
2022 ジュニア版E3 Saxo Bank Classic 9位
2023 La Philippe Gilbert juniors 第3ステージ4位、総合4位
2023 Ronde van Vlaanderen Juniores 6位
2023 ジュニア版E3 Saxo Bank Classic 4位


Leander Van Hautegem

ベルギー
2003/3/9
186cm 64kg

2022年はビンゴールの下部チームに所属していた。
自己分析では「パンチャーでありクライマーでもある。」
ツールが好き。
経営学の勉強をしている。

2021 La Philippe Gilbert juniors 第2ステージ3位、総合4位


Lars Vanden Heede

ベルギー
2005/3/18

スプリント力があるが、丘陵地形もこなすことができ、TTも速い。また、ジュニア時代は石畳系のレースでも結果を残している。
クラシック系の選手に成長していきたいと思っている。
好きな丘はホトンドベルフ。
通信教育で栄養学を学んでいる。

2023 ジュニア版Chrono des Nations 7位
2023 La Philippe Gilbert juniors 第1ステージ優勝、第2ステージ2位、総合優勝
2023 ジュニア欧州選手権ITT 4位
2023 ジュニアベルギー国内選手権ITT 4位
2023 ジュニア版E3 Saxo Bank Classic 5位
2023 Danilith Nokere Koerse MJ 2位


Viktor Vandenberghe

ベルギー
2005/4/26

2024年途中まで主にシクロクロスのチームであるPauwels Sauzen - Bingoalに所属していたが、シクロクロスシーズンを終えた後、シーズン途中でスーダルデヴェロップメントチームに移籍してきた。
シクロクロスをフル参戦しており、2023年にはジュニアベルギーチャンピオンに輝いた。
2024年は9月中旬までロードレースをして、その後はシクロクロスに専念する予定。
大学でワークプランナーの勉強を続けている。もし自転車選手として上手くいかなかった場合は父親のインテリアデザイン会社を引き継ぐかもしれないためである。


Jonathan Vervenne

ベルギー
2003/5/27
187cm 72kg

18歳ごろまで水泳もやっていた。
リエージュから約15~20分の地域の出身で、丘陵地形のトレーニングはたくさんしてきた。また、LBLのコースはほぼすべて知っている。
U-23ベルギー国内選手権のTTで優勝したことがあるようにTTが得意。体重が軽いわけではないが、マイペース走法である程度はこなすことができる。登りとスプリントを強化していきたいと思っている。
2024年のツールデュルワンダではリーダージャージを着用した。
フィニッシュ地点が実家からわずか15kmのアムステルゴールドレースが好き。
大学では建築の勉強をしている。

2021 ジュニアベルギー国内選手権ITT 3位
2022 Chrono des Nations U23 7位
2022 Flanders Tomorrow Tour 第3aステージ5位
2022 U-23欧州選手権ITT 5位
2022 U-23ベルギー国内選手権ITT 2位
2023 Giro Ciclistico della Valle d'Aosta - Mont Blanc 山岳賞
2023 Giro Next Gen 第1ステージ4位
2023 U-23ベルギー国内選手権ITT 優勝


Bogdan Zabelinskiy

キプロス
2005/1/12

母親はオリンピックのTTで銀メダルを獲得したこともあり、いまだに現役を続けているOlga Zabelinskayaである。また、祖父はオリンピックのRRで金メダルを獲得したことのある元選手。
元々ロシア籍でロシア在住だったが、母が東京オリンピックからの除外を避ける(ロシアの組織的ドーピング発覚によりロシア選手団が出場できない可能性があった)ため、一家で2018年にウズベキスタンに移住した。その後、夏はサンクトペテルブルク、冬はキプロスに住んでいたため、UCI登録はキプロスを選択した。ちなみに母のUCI登録はウズベキスタンである。
母が数多くのレースで勝利を挙げていたことは常に大きなインスピレーションの源だった。
クラシックとタイムトライアルが好き。
2023年のジュニア版クロノデナシオンでは優勝したDavide Donati(現Biesse - Carrera)から1分40秒遅れの21位となったが、実はバイクの問題でスタートが1分40秒遅れてしまっており、実質的には優勝した選手とほぼ同じタイムだった。


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