BEAT Cycling Club


BEAT Cycling Clubについて

BEAT Cyclingは2016年にオランダ設立されたチームである。2018年からコンチネンタルチーム登録された。
会費を払えば誰でもBEAT Cyclingの会員になることができ、現在約1500人の会員がいる。
他のチームと違い、主要なスポンサー(タイトルスポンサー)を持たない。大きなスポンサーを持つことは、(一時的に)チームを大きくできるがそのスポンサーがいなくなった時に運営が行き詰まってしまうという諸刃の刃のような要素があるからである。そこで、BEAT Cyclingは数千人の会員と広範なパートナーグループによって形成している。これにより、持続可能な財務構造が実現している。
過去にはファンスヒップ、ティテマ、リヴィンス等が所属していたことがある。
過去にプロチームになる計画があったが、今のところ実現していない。
なお、日本語サイトもある。


選手

Stijn Appel

オランダ
1996/11/14

2023年初のエフモントビーチレースで優勝した。
2023年のTour of Poyang Lakeの第5ステージの小集団スプリントでステージ優勝した。


Matthijs Büchli

オランダ
1992/12/13
188cm 84kg

スプリンター

2016年リオデジャネイロオリンピックのケイリンで銀メダル、2018年世界選手権のケイリンでのアルカンシェル獲得、2021年東京オリンピックのチームスプリントで金メダルなど、長年トラック競技で輝いてきた。
2021年以降はロードレースにも参加しているが、「(トラック競技とは違って)長いレースの最後にフレッシュなときのようなスプリントはできない。」というのが彼の厳しい結論だった。
しかし、フルタイムで自転車に乗ることができているので楽しめているとも語っている。
短期登録選手制度で2015年などに日本の競輪に参戦したこともあり、2017年に大宮競輪場のバンクレコードを更新した。


Michiel Coppens

ベルギー
2002/12/17

75㎏と体重は軽くないながら、2023年にSoudal - Quick-Step Devo TeamのJan Kinoに次いで2位になった登坂のレースがあり、自らの能力に気づかされた。
ただし、基本的には登坂ではなくフランドルクラシックのようなレースに向いていると考えている。

2022 U-23ベルギー国内選手権RR 7位


Bram Dissel

オランダ
1998/7/12
192cm 79kg

スプリンター

本チームに誘われたときは、「(誘ってきた監督が)冗談を言っているのかと思った。」
夢はルーベやフランドルを走ること。
グラベルレースにも参加している。
CFO(最高財務責任)のマッチング支援企業にマーケティング担当として勤めている。

https://www.linkedin.com/in/bram-dissel-3807a2136/?originalSubdomain=nl


Tijmen Eising

オランダ
1991/3/27
198cm 80kg

シクロクロスでは2008年にジュニアのオランダチャンピオンになったり、2009年のジュニア世界チャンピオンになったりしていた。
しかし、その後は伸び悩み、2013年からはロードに転向した。
自営業で保険アドバイザーとして働いている。

https://www.linkedin.com/in/tijmen-eising-8b337532/?originalSubdomain=nl

2014 Energiewacht Dwars door Drenthe 3位


Yoeri Havik

オランダ
1991/2/19
179cm 66kg

トラックの世界選手権を優勝したこともあるCees Stamの孫である。
トラック世界選手権で複数回優勝しているようなトラックのエリート選手ではあるが、ロードレースにも昔から参戦している。
2024年はパリオリンピックに専念し、マディソンでJan-Willem van Schip(現Parkhotel Valkenburg所属で元チームメイト)とペアを組み金メダルを獲得したいと考えている。

2011 Sparkassen Münsterland Giro 5位
2011 Nationale Sluitingprijs Putte-Kapellen 4位
2018 Grote prijs Jean-Pierre Monseré 4位
2023 ZLM Tour 第4ステージ5位


Jochem Kerckhaert

オランダ
2000/10/29
172cm 55kg

パンチャー

オフロードにバックボーンがあり、石畳やグラベルも得意。
2020年のZwiftアカデミーのファイナリスト。優勝すればアルペシンとの契約を得られるチャンスだったが、ファイナリストの中では5名中5位に終わった。(優勝は現UAEのヴァイン)
Zwiftで脚質に合っているのはwatopia(Zwiftの仮想都市)の丘陵コースのKOM。
大学では土木工学を学んでいた。


Wessel Krul

オランダ
2000/1/28
184cm 75kg

スプリンター
ルーラー

SEG出身で、2023年にHuman Powered Healthが解散したので、BEATに移籍した。
Human Powered Healthにはリードアウトトレイン要員として加入した。
2022年に腸骨動脈内線維症と診断され、しばらくレースに出ることができなかったが、同じ症状から回復し、ツールのステージ優勝を果たしたユンゲルスの姿がモチベーションとなっていた。

2018 ジュニアオランダ国内選手権ITT 7位
2018 ジュニアオランダ国内選手権RR 2位
2019 U-23オランダ国内選手権ITT 2位
2021 Kampioenschap van Vlaanderen 7位


Lars Loohuis

オランダ
2000/10/4
192cm 82kg

少年時代はサッカーをしていたが、2-0のような劣勢になるとすぐにやる気をなくしてしまうチームに対してイライラしてしまうような熱い性格だったので、自分の力で勝負する自転車に転向した。
好きなレースはロンド、ルーベ、ストラーデビアンケ。
グラベルレースにも出場しており、2023年は複数回勝利した。
マチューやワウトが着用するオーダーメイドソックスの会社であるSockeloenに勤めている。

https://www.linkedin.com/in/lars-loohuis-467382223/?originalSubdomain=nl


Thijmen Paardekooper

オランダ
2004/12/24

長年サイクリングとスピードスケートの活動を組み合わせてきた。2022年の冬からはサイクリングに焦点を合わせているそうだが、今でも冬にはスピードスケートのレースに出場している模様。


Mārtiņš Pluto

ラトビア
1998/1/13

スプリンター

2023年は優勝こそなかったものの、2クラスのレースを中心に一桁リザルトが多数あった。一年を通して好調で、これまでと比べて、「昼と夜のようだ」と語った。
長年ABLOCに在籍していたが、2024年にBEATに移籍した。

2016 ジュニアラトビア国内選手権ITT 優勝
2017 ラトビア国内選手権RR 5位
2021 Kampioenschap van Vlaanderen 8位
2021 Tour of Estonia 第2ステージ4位、総合9位
2023 Van Merksteijn Fences Classic 8位
2023 Tour of Qinghai Lake 第1ステージ2位


Jeroen Van Krimpen

オランダ
1999/3/2

パンチャー

2023年はアマチュアのオランダ国内選手権RRで3位に入った。


Daan van Sintmaartensdijk

オランダ
1998/6/11
190cm 77kg

スプリンター

アンテルマルシェに所属するRoel van Sintmaartensdijkの兄。
2023年まで4年間VolkerWesselsに所属していたが、2024年にBEATに移籍してきた。
学生時代にスポーツ科学を学び、その知識と自身のサイクリストとしての経験を生かしてトレーニング指導の事業を行っている。

2016 Ronde van Vlaanderen Juniores 5位
2016 ジュニアオランダ国内選手権RR 優勝
2019 U-23オランダ国内選手権RR 9位
2022 ZLM Tour 第1ステージ8位、第4ステージ8位、第5ステージ6位


Thijs Zonneveld

オランダ
1980/9/28
180cm 63kg

Xのフォロワーが20万人以上の有名なジャーナリストでもある。
選手としてはグラベルレースやビーチレースを走ることが多い。
2024年のチームプレゼンでライダーとして引退することを発表したが、演技であり、大ウソだった。
現ヴィスマのケルデルマンの才能にはいち早く気づいており、2012年の6月に「ウィルコ・ケルデルマンは存在しない」というタイトルの記事を執筆した。
内容としては「過度に期待されて潰れてきた才能をもうこれ以上見たくはないから、しばらくは存在しないことにして彼のことはそっとしておこう」といったものだった。
それから8年後、2020年のジロでマリア・ローザを着用した日に、「彼は存在します。」とツイートした。

ウィルコ・ケルデルマンは存在しない

ウィルコ・ケルデルマンは存在する


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