折りたたみのスポーツ自転車を買ったら片っ端から驚きっぱなしだった

3月の下旬に、ternのLink A7という折りたたみ自転車を購入した。前々から自転車が欲しいと思っていたところ、たまたま立ち寄った自転車屋の奥でホコリを被っていたLink A7を見つけ、プライスタグの3割引きで商談成立。消費税と義務化された保険料を合わせて、総支払額は42,000円くらいだった。

Link A7は折りたたみ式といえど、分類的にはスポーツバイクといって、よく公道をかっ飛ばしている自転車と同じ括りになるらしい。実際乗ってみて、今まで乗ってきたママチャリとは別次元のパフォーマンスに驚きっぱなしである。せっかくなのでその驚きを少し書き留めておこうと思う。きっと半年後とかに読み直すと(自分が)面白そうだし……。

めっちゃスピード出る

まずこれ。とにかくスピードが出る。そんなに頑張らなくてもサクッとスピードが出てしまう。ママチャリは普通にこいでも大体10km/hくらいだけど、こいつは何も考えずに適当なギアでこぐだけで、あっさり15~6km/hくらいは出てしまう。そして気が付いたらスタート地点から10km、20kmと離れたところまで来てた……なんてこともザラ。良くも悪くもママチャリのスピード感とは全く違うなと思った。余談だけど、よく自転車が歩道を走行して云々……みたいな話を聞くけど、正直こんなにあっさりスピード出せてしまうものを歩道で走らせられる気がしない。めちゃくちゃ危ない。

ブレーキがすごく効く

スポーツバイクの特徴ともいえるVブレーキ。よく効くよーって聞いてはいたけど、マジでガツっと効く。ママチャリ感覚で適当にブレーキ引いたら、容赦なくホイールがロックする。購入時、納車前点検をしてくれた自転車屋のお兄さんにも「マジでよく効くブレーキなので、ジャックナイフしないように気を付けてくださいね!!いきなり前輪ブレーキ引いちゃだめですよ!!」って念を押された。それくらい効く。ママチャリよりも数段速いスピードが出るので、ちゃんと止まれないと困るっちゃ困るのだけど。スポーツバイクの生命線なのと、ガキの頃ブレーキの整備不良が原因で交通事故を起こしたことがあるので、乗車前は必ず点検してる。

軽い

マジで軽い。握力U30kgの運動オンチマンだけど、頑張れば片手で持ち上げられる。カタログ値では11.5kgらしい。だいたい2リットル入りペットボトル1ケースと同じくらいの重さだ。なのでスタンドを立てていても、場所が悪かったり横風がちょっと吹いたりすると、あっさり倒れてしまう。駐輪場所にはめちゃくちゃ気を遣うようになった。ただ、折りたたんで持ち運ぶとなるとちょっと気になる重さなので、部分的にパーツを交換して軽量化するか、自分が筋肉をつけて重さを無視するようにしていきたい。

思ったより楽に折りたためる

調べたらternの自転車に共通する特徴らしいが、想像しているよりもだいぶ折りたたみは楽にできる。大きなレバーを2個ほど押し引きするだけで、あっさり車体が3つに折れ曲がるので、あとは折れ曲がった各部をよしなに収めるだけでいい。なんなら公式が折りたたみ方法のHOWTO動画を上げているので、それを見ながらやればできる。慣れれば輪行袋の出し入れも含めて数分でできるようになる(慣れた)。折りたたみ状態もなかなかコンパクトなので、室内保管でもあんまり邪魔にならない。

揃えるべきものがちょこちょこある

スポーツバイクには、公道を走行するために必要な装備、特に灯火類が標準装備でないことが多い。Link A7にもフロントとリアに反射板が付いていたが、灯火類はなし。自治体によって違うようだけど、僕の住んでいる東京都では公道を走行する自転車にはヘッドライトの装着が義務付けられているので、別途乾電池式のヘッドライトを購入した。これも何でもいいというわけではなく、道路交通法で必要な明るさや色が定められているので、意外と選ぶのが大変だった。あと鍵。ワイヤーロック錠が一般的なようだが、適当なものではすぐに壊されたりするので、それなりに吟味する必要がある。他にも色々と用意したものはあるのだけど、それは別の機会に。

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