もっとケチケチしたい人のためのThinkPad E495購入術

前回投稿したThinkPad E495のカスタム記事がちょくちょく読まれているらしい。ありがとうございます。せっかくなので調子に乗って、「新しいノートパソコンは欲しいけど、スペックよりも値段が安い方がうれしい」という贅沢な悩みをお持ちの方向けに、必要最低限のスペックは維持しつつ、さらに出費を抑えたカスタムプランを提案していこうと思う。
なお、記事中で言及するE495の構成は、特に言及しない限り最安構成(M.2 SSD 128GB/4GBx1/日本語キーボード/45W電源)とする。

SSDはSATAで十分

M.2スロットとSATAポートを両方搭載していることがE495の魅力の一つだが、ことコスパ視点ではSATAポートに2.5インチのSSDを刺した方が圧倒的に有利。正直1000MB/secオーバーのM.2 SSDと500MB/secくらいのSATA SSDとでは、普通に使った場合の体感速度はほぼ変わらないし、250GBくらいの容量があれば実用性も十分確保できる。さらに放熱シリコンパッドのような余計な出費もしなくてすむ。だいたい3000円台中盤から。悩んだらこの辺から選べばいいと思う。取っ払ったM.2 SSDを外付けケースに入れて再利用するのもよいが、ケースが意外と高くつくのと、普通に同容量のUSBメモリを買ってきた方が安くて確実なので、おすすめはしない。リカバリディスクを作ったら、黙ってそのまま保管しておこう。

メモリはメルカリで中古品を

最小構成だとメモリは4GB1枚しか刺さっていないが、今どき4GBではChromeで何枚かタブを開いた辺りで枯渇してしまう(64ビットOSなので、OSが使うメモリ量も多い)ので、やはり8GBは欲しいところ。CTOカスタム時に8GBx1に変更するのも手だが、同じ8GBならデュアルチャネル化して少しでも高速化させたいところ。とはいえデュアルチャネル化するには同じ型番のメモリが2枚必要なので、メルカリ辺りでもう1枚調達してくるのが楽。僕のような人間が、E495から取り外したメモリを2000円台中盤くらいで売りに出している。
なお、LenovoのPCは購入タイミング次第でメモリメーカーが変わることがあるようなので、必ず自分のE495に刺さっているメモリをチェックしてから購入すること。

分解は根性で

前回の記事ではボトムケースの取り外しに専用の工具を用意したが、漢気溢れる方はマイナスドライバーなどでこじ開けることも出来なくはない。分解できるにはできるが、大体どこかしらえぐれたり割れたりする。そこら辺を割り切れる、または専用工具なんて使わなくてもきれいに分解できるという自信のある方は、専用工具代の節約にチャレンジしてほしい。

結び:ケチケチするだけの価値はある。自信のある人はぜひチャレンジを

2020年7月末現在では、ベースモデル(128GB M.2 SSD/4GBx1/日本語キーボード/45W電源)のお値段約38,000円に6000円強追加投資することで、しっかり普段使いできる最新のノートパソコンが手に入ることになる。新品のノートパソコンを(分解マニュアルがあるとはいえ)いきなり分解してパーツを交換するのは、正直めちゃくちゃ敷居が高いことだとは思うが、チャレンジする価値はあると思う。やってみると意外と楽しいぞ。

お約束の決まり文句だが、メーカー製品の分解・改造は、メーカー保証を受けられなくなる可能性がある。何があっても自己責任なので、その点だけはご了承を。

2020/07/30 まだ37,950円で購入が可能であることを確認しました。まだ間に合うぞ急げ!!

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