INSEAD卒業しました!

以下は2018年に書いた記事です。

12/20の卒業式をもってINSEAD MBAプログラムを卒業しました。
文字通り怒涛の如く過ぎ去っていった一年間。この一年間は自分にとっていったいなんだったのだろうか。

更新サボっておりすみません。。

その間にもいろいろなイベントを通して学びや発見があったのだが、それらは後ほど順次整理するとして、INSEAD MBAとは結局なんだったのか、自分なりに思うところを書いてみたいと思う。

一言でいうと、INSEAD MBAは僕にとって『超倍速の出会いの場』だった。

世界80ヶ国から集まった500人の同級生との出会い、
(名前覚えるだけで僕の脳内メモリーは容量オーバー。。)

フランス・シンガポール生活との出会い、

同級生と一緒に訪れた新しい土地(フィリピンやレバノン)との出会い、

オペレーションやマーケティングなど新しい分野との出会い、

グループワークやイベント企画を通じた新しい自分との出会い、

新しいキャリアの選択肢との出会い。

いままでの人生で最もたくさんの出会いがあった一年間。

その出会いを通して、将来への繋がり・可能性を広げられたこと、自分の価値観・考え方を見つめ直せたことが、一番の収穫だった。

INSEADでの出会いはどんなものだったか、以下に例を紹介したい。

まず、なんといっても友達との出会い。
しかも、無条件に信頼できる友達を一瞬にして得るというとても奇妙な経験だった。

例えば、
 ・旅先のホテルで初対面の同級生と、いきなり同じ部屋どころか同じベッド笑
 ・スーパーで遭遇した財布を忘れたらしい同級生(キャンパスで見かけたけど話したことない)に50ユーロを貸す。また、逆に、夏休みの一時帰国中にシンガポールのプリペイドケータイがチャージできなくて、友達のクレカで50シンガポールドルをチャージしてもらう。
 ・友達と3人でシンガポールから卒業旅行先のプーケットまで3泊のロードトリップ(後日記事を書く予定)。

そして、新しい価値観・考え方との出会い。

 ・周りを気にしすぎず、自分らしく生きたらいい。むしろそう生きるべき(身近な人からは元々気にしてないと言われそうだけど笑)
 ・シャイだけど目立ちたがりな自分
 ・直感が強く、視野が狭くなるときがある自分
 ・人に教える・育てることが好きな自分
 ・話がうまく伝わらないのは考え方が違うから
 ・「誰が言ったか」に囚われない大切さ etc.

さて、現実的な話をすると、INSEAD MBAプログラム(Class of December 2018)に行くにはEUR80,000(約1,000万円)の学費がかかる上、仕事を1年間中断する必要がある。

「このご時世MBAホルダーはめずらしくない(希少価値がない)ので卒業後の給料はそれほど上がらず、投資回収できない」
「MBAの知識は自分で(あるいは国内・オンラインMBAでも)学べるし、そもそもその知識は机上の空論」

こういった理由でMBAは行く価値がない、というのはよく聞く批判。

これらの多くはMBAの価値を在籍中~卒業直後の短期的な効果を元に評価しているが、INSEAD MBAは在籍中の1年間で終わりじゃない(終わりにしてはいけない)というのがいま率直に思うこと。INSEADのネットワークは同級生500人ではなく卒業生57,000人。アカデミックな学びも在籍中の授業だけではなく、教授との繋がりや卒業生向けのセッションを通じてさらに深めることが可能。
卒業式のときに学長が言っていた「これからは君たち自身がINSEADだ」という言葉が意味する通り、INSEAD MBAの価値を高めていくのも僕自身なのだ。
したがって、INSEAD MBAの価値はこれから僕が人生を通じて実現していくものであり、死ぬときまで証明できないものだと思う。

なにはともあれ、卒業ほやほやの感想(なんにも価値評価していないただの直感)をここに書いておこう。

あー行って良かった!!!!

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