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Ingressのおかげでものづくりを始めた話(前編)

この記事は、Ingress & Wayfarer Advent Calendar(その1)の4日目の記事です。
昨日の記事は @Snwapple84294 さん、明日の記事は @ichinosuke さんです。また、Ingress & Wayfarer Advent Calendar(その2)の本日の記事は 223n さんです。


自分のnoteの直前投稿がこの企画の昨年記事とか、どんだけアウトプットが苦手なんだよって認識させられますね。
こんにちは、チキン(chicken77777)と申します。

いろいろ考えすぎて何にも手に付かない、考えているうちに平気で一年とか経過してしまう。Ingressも最近はご無沙汰だし、それにまつわる記事なんか書く資格はないんですが、ゲームを通して得たものについてまとめつつ、自分を奮起させたいと思います。
尚、前後編に分かれておりまして、今回はものづくりに至るまでの回想録です。

はじめに

Ingressを始めて数か月目に京都でアノマリーがありました。
ゲームのイベントに参加したことなどなかった僕は、心のどこかで「大人がゲームで遊ぶなんて恥ずかしいこと・くだらないこと」と思っていたし、その場にいる事実も自分自身で消化し切れていなかった頃でした。
しかしそのイベントに大勢の大人達が参加し、本気で遊んでいる様を目の当たりにして衝撃を受けました。それまでの自分の器の小ささを認識させられ、同時に殻を打ち破るパワーをもらえた気がしました。
その後はIngressイベントには大抵参加する様になったのです。

まずはBIOカードですよね

ゲーム内アイテムが手に入るパスコード入りの公式カードを真似た「BIOカード」。やっぱりこれが最初ですよね。仕事で印刷物の制作もしたことがあるので、早速作ってドヤってましたw
中には本職の方もいらっしゃいますから、さながら特殊印刷のオンパレード。これにはとても刺激を受けました。仕事で特殊印刷をするなんて滅多にないですし、ニス塗りや箔押しとか自分でお金を出せばできるんだ…ってそりゃそうか。しかし印刷通販の進化ってスゴイ!またもやブレイクスルーです。

Ingress Swag?ファンアート?二次創作?

イベントに参加すると併設で「頒布会」なるものがあり、Ingress Swag?という個人制作のグッズが頒布されていました。へぇー公式じゃないんだ、個人でこんなの作れるんだ…と感心したり。同人界隈では割と普通のことだった様ですが、自分には遠い世界だったため知らなかったです。

印刷物に留まらない『ものづくり』を同じゲーム仲間が個人的にやっている――― 僕の中に何かが「カチッ」と音を立てたのです。

何か形に残るものを作ってみたい

自分の現在の仕事はシステムエンジニアです。広告代理店でWeb制作を担当し、システム会社勤務を経てフリーランスに。Webベースのシステムが得意で、フロントエンド寄りのユーザーインターフェースなどを設計・開発しています。最近はスマホのアプリなんかもやらせてもらっています。
こう書くと「なんだ?流行りの意識高い系か?」とか思われるかもですが、言葉面ほどかっこいいものでもない。40年以上前からある仕事ですし、とても地味な作業の繰り返しで時にお客様に容赦のないダメ出しを頂いたり、割と手離れも悪い。デバッグ作業は目まいがするほど眠くなるので、本当は自分に合っていないかも知れないけれど、子供の頃からパソコンで遊んでいた自分は中学生くらいからこの仕事に就くことを決めていました。

しかし進化の速度が速いので10年は継続して使って頂けない。システムやプログラムには物理的な形が存在せず、知識やスキルは蓄積するものの、成果物として自分の手元に残る訳でもないので、一抹の虚しさみたいなものを感じてはいました。「形に残るものを作るっていいなぁ」漠然と考えるようになったのです。

Fabラボとの出会い

アプリでデータさえ作ればレーザー加工機や3Dプリンターで出力ができる。
最近では機材の小型化や低価格化によって個人でも手の届くものとなってきました。とは言え出力の高いレーザー加工機や精度の高い3Dプリンターはやはり業務用ですから買えない。でも、ありました!画期的?な施設が!Fabラボっていうらしいんですけど。ちょうどその頃、近所にFabラボがOPENしたんです!

早速、会員登録。機器利用は予約制の時間貸し。レーザー加工機、3Dプリンター、全自動刺しゅう機、各種木工機器…
なんてワクワクする場所なんだ!!

Ingressイベントが機会を与えてくれる

Ingressイベントでの頒布会は基本的にミッションデーとの同時開催だったかと思います。Aegis Nova東京の時に初めて友人の頒布会でお手伝いをして、その後EXO5大阪、Darsana Prime東京と参加させて頂きました。頒布会で頒布するものは利益はほとんど無いですが、作る過程と会場での交流が大好きです。
まあ、何よりも締め切りがないと物事が進められない情けない自分…。イベントへの参加は強制的に追い立てられる良い機会なんです。しかし何故か普段の仕事もIngressイベントに合わせるかのように忙しくなっていく…。
何故なんだ、なぜ重なるんだ…?(これは明らかに自分に原因がある気がしてますが、それは置いといて…)

好きが高じて機器を買ってしまう

数年前に仕事の現場が東京へ移りました。最初は数か月の話でしたが気が付いたらもう丸3年。地元で会員になっていたFabラボへ通うことができないので、こちらのFabラボに新規登録しました。

自分は主にレーザー加工機を使っていました。レーザーは言わばプリンターですからデータさえちゃんと作れば出力は可能です。しかし位置調整と出力調整で仕上がりが変わってきます。機器は予約制ですから自分の満足できる調整を導き出すには、長い時間予約し調整する必要がありました。
「もっと自由に使いたいなぁ…」
そう思っていた矢先、お世話になっているAGさんがレーザー加工機を破格で譲ってくれると!!分割でお願いして買っちゃいましたレーザー加工機w

一体なにをつくるのか?

ここまででIngressがきっかけでレーザー加工機を購入するところまで書きました。では具体的にレーザー加工機で何を作るのかというと…

そのお話は後編で詳しく!!



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