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シアワセッテナニカ

仕事後、スーパーへ寄って夕飯の材料を買う。
湿度が低くて、結構気持ちの良い夕方だ。なんとなく浮かれた気持ちになって、帰ってからテキパキ動く気になれない。ひとまず本を読んでいると、ますます夕飯を作る気持ちが無くなっていく。今日はサボろうと決め「今日はご飯作るのサボりたいな〜」と夫にLINEを送り、また本を読み続ける。もうすぐ終わる、めちゃくちゃいいところ。だけど夫が帰るまでには読み終わらなかった。
少し遠いけど徒歩圏内の韓国料理屋へ行った。うわあ大盛況!と思ったら、大学のゼミのメンバーを外部講師のおっさんが引き連れて来ているという構図だった。テレビ関係のオヤジらしく、随分と偉そうに振る舞っていた。美味しいビビンバやサムギョプサル、チヂミを食べながらも、つい会話が気になってしまう。以下ドン引きポイント。
・「ウーロン茶」と一言だけ言って、ゼミ生の女の子に注文させていた
・「どんな人は上に立っちゃいけないか、権力が大好きな奴だ」と言っていたが、そもそもおまえが権力ペロペロしながら言っていることに自覚が無い裸の王様状態だぞ
・「俺に、幸せとは何かって取材が来たけどさ、本当に知りたいならもっと貧困とか途上国に行った方が良いぞと言ってやった」と言う謎論理
そんなことを気持ち良さげに話していて、それを姿勢を正し真剣な顔をして聞いているゼミ生達(食事は終わり、空のうつわがテーブルに並んでいる)。内心どう思っているのかわからないが。
わたしが会計をしている間、オヤジは「頼むからスラムダンクを観てくれ!」と言っていた。スラムダンクは悪くないけど、なんかキモい。
そしてわたしと夫が店を出ようとしたタイミングで極め付けのセリフが飛んだ。
「幸せって何か教えてやろうか?」
何、そのセリフー!!!こんなこと現実に言う人本当にいるんだ!ヤバい!!ドアをゆっくり開けながら続きを聞く。
「青春だよ。死ぬまで青春することだよ」
店を出てドアを閉める。
……キモ。
帰り道の夫との会話はもちろんこの話で持ちきり。結果的に、日記に書くネタができてよかったね、と言うことになった。はあ、凄かった。

昨日、というか昨晩はそんな感じです。

仕事は結構良いことも微妙なこともあったけど、かき消えました。

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