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アメリカ在住お母さん、有名人ARMYによるBTS論でお勉強。そして最後に大発見。

チチです。
「世界一のハンサムランキング」1位のテテ、ジョングクに全く異論はないけど、「世界一の強靭毛髪ランキング」があったらナムジュンをトップに推したいです。

※あったらいいなこんなマステ

他のメンバーがなんとなく「今は頭皮の休息タームかな?」と思われる時も(いやイメージ戦略よねごめんなさい)、ナムジュン1人だけ使ってる薬剤違うのかって位、発色抜群のツヤツヤカラーリングで、BTSのある種アイコニックな部分を死守してくれてませんか(ご本人に死守の意識はないでしょうが)(黒髪少年団の愛好家が沢山いることも承知していますが)。
なんで?短髪気味だから代謝が良いの?しかも凡人なら大事故になりかねないキテレツな頭でもなぜだか品良く収まるナムジュン。
もはや毛先まで頼れるリーダー最高大好き。

さて今回は、2021年末のBTS沼落ち当初に聞いて、とても勉強になった、有名人によるBTS解説を3つご紹介!書き起こしではないので、興味を持ったら聞いてみてくださいね。

丸屋九兵衛さんのラジオ

丸屋さんは音楽情報サイト『bmr』元編集長で、2014年の防弾少年団に直接インタビューしたこともあるというお方。

おそらく日本でも指折りのヒップホップウルサ型お兄さんである丸屋さんと、パーソナリティのライムスター宇多丸さんが、ヒップホップアーティストとしてのBTSが具体的にどうスゴイのか、なぜ最後の砦・アメリカで認められるに至ったのか、などを(私のような疎い人間にとっては)かなりマニアックな側面から解説してくれるのがこちらの放送回↓

専門家のお墨付きを得たことで昔のアルバム曲まで遡るモチベーションが一気に上がって、好みに関わらず日々ランダムで曲を聴けるようになったのは、このラジオがきっかけだったように思う。

この方を知った経緯から。
2022年初頭、BTS沼落ち直後で人知れず生活リズムを崩壊させていた頃、周りのヒップホップウルサ型奥様たちが「今年のスーパーボウルのハーフタイムショーが楽しみ過ぎる」とLINE上で騒いでいた。

レジェンドの面々

私の中に、アイドル的なBTS はそういったヒップホップウルサ界隈には認められていないだろう、という思い込みがあって、件の奥様たちには沼落ちの事実を伝えられずにいた。
それでも、なんやかんや盛り上がるヒップホップ談話をボンヤリ眺めているうちに、我ながら一休さんばりにナイスアイデアが浮かんできて、ついつい我慢できずに斜めからぶっ込んでしまった。

ポクポクポク…
チーン!

「来年はBTSがハーフタイムショーをやれば良い!」
(心の声:ジンさんの兵役あるから今年でも良かったんだけどね)

「え、チチ黙ってて笑」という反応も覚悟の上だったが、意外にも「それもいいね!BTSには行けるところまで行ってほしい!」と、なんとも好感触な返信が来た。

そして「(彼女が信頼している)丸屋九兵衛氏が数年前にラジオで推していたのでBTSには注目している」こと、「丸屋氏はすごくBTSに詳しいのでディグってみると良い」ことなどを教えてもらい、このラジオにたどり着いた次第。なんでも言ってみるものよね。Speak yourselfよね。

SUGAと音楽の趣味が合いすぎて、もはや同一人物説まで飛び出す丸屋さんの、少々暴走気味とも思える防弾愛、それを楽しそうに嗜めながら、テンポ良くフォローを入れる宇多丸さん。

しかもこのラジオ、Dynamiteよりずっと前、2018年『LOVE YOURSELF 轉(Tear)』でビルボードのアルバムチャート1位をとったタイミングで放送されたもの。

2022年にもなってBTS がウルサ型界隈で認められていないかも?なんて戯けたこと言ってたのは、アメリカの田舎で暮らすお母さんだけだったって話だよ!

丸屋さんが紹介したのは以下の4曲。

1:「お前も遅刻なん?」というタイトルのアルバムに入っていて、西海岸名物ローライダーのホッピング音で始まる、西海岸オマージュヒップホップ『If I Ruled The World』
2:ヒップホップIQの高いオバマ元大統領の最後の演説でお馴染み、そのタイトルだけでもヒップホップリテラシーの高さが分かる『MIC drop』
3:ラップモンスター君のケンドリック・ラマーリスペクトが勇み足だが、それゆえ勉強熱心さがよく分かり、感心するほどレベルの高い最新型ヒップホップ『Ma City』
4:心底エロい気持ちになる。エロい恋をさせるための本格派R&Bマナーを備えた『Love Maze』

って宇多丸さんの感想含め独特だから。番組内ではもっとたくさんコメントしているけど、いまだに半分くらいちょっとナニ言ってるかお母さんには分からないから。

でもとにかく!ユンギとナムジュンはヒップホップやR&Bを相当に高いレベルで愛し、吸収し、BTSの音に活かしている。その圧倒的な音楽の素養は界隈のジジ殺し要素となって、この「いかにもウルサそうなお兄さん」達をもヒーヒー熱狂させている、という事実は少なくとも理解できた。

私のように感覚のみで音楽を聴いていて、その背景や要素がパッとは分からない人間でも、この2人のラップパートはもちろんのこと、インタビューに答えている佇まいなんかに妙に信頼感と落ち着きを感じるのは、本人達のそういった確固たる信念、自信や努力が滲むからなんだろうな。好きぃ〜!

綾小路翔さんのポッドキャスト

言わずと知れた氣志團リーダー兼ボーカルの翔さん。
使う機会が無いのにジミンと同じ赤リップを購入した、というツイートを見て、面白い事する人だなぁと調べていたらこのポッドキャストに辿り着いた。

翔さんの知人、DJ OZMAさんは韓国ヒップホップのカバーをされていたとの事で、こちらもそもそもK-POPへの理解が深いお方。ただ、音楽の目覚めが「光GENJI」で「男の子の集団がわちゃわちゃするのを見るのが好き」なことも根底にあり、丸屋さんより「ボーイバンド好き・アイドル好き」的な楽しみ方に寄っている点で、ヒップホップリテラシー低の自分でも、気軽に楽しめる内容になっている。(もちろん翔さんは豊富な専門知識をベースにお持ちの上で、分かり易い方面に振ってくれてるのだろうと思う)

熱狂的なARMYの話を聞くのが好きな「アミのアミ」である話。
ご自身と同じ「年長者ではないリーダー」かつ「ものをよく無くす」ナムさんにシンパシーを抱いているお話。
パンPDによるナムさんドッキリでの、ジンの優しさに涙したお話。
2014年宮崎シーガイアで開催されたLDHメインのフェスで、なぜか氣志團と防彈少年團、旧漢字「團」仲間の2組が対バン共演したお話。
今一番欲しいものが「誰も一人ぼっちにさせないJ-HOPE」であるお話。
ご自身以外の氣志團メンバーが全員マンネであるお話。
強火の「翔ペン」であるお母様とのエピソード。
BTSとARMYとの関係性を知ることで改めて感じる、氣志團のファンダムKISSESへの愛おしさ。

などなど。BTSへの愛と尊敬とスキがあふれる軽妙な語りがとても楽しい。

パーソナリティを務める西寺郷太さんはミュージシャンであり、マイケル・ジャクソンマニアとしても有名な方で、Dynamite からBTSファンだそう。マイケルのような「人と人を繋ぐ」スーパースターにBTSをなぞらえて語るパートや、Butterへの音楽的考察もまた新たな視点を与えてくれるもので面白い。
(余談ですが西寺さんのこのDynamite 及びジミン評コラム↓も読み応えあってへぇ〜ほぉ〜と勉強になった!)

私は結局、「メンバーより年上の男性陣がウンチク垂れつつBTSにキャッキャ♡してる絵面」が好きなのかも知れない。だってお兄さん(おじさん?)達に愛されまくるボーイバンドって最強でしょ!

小泉今日子さんとYOUさんのSpotify(古家正享さんゲスト回)

それにしても日本芸能界の第一線で、数多の才能、ケタ違いのイイ男をワンサカ見てきたであろうキョンキョンとYOUさんまでも虜にしているBTSってすごすぎないか。
そんなお2人が、防弾少年団が日本デビューした当時からイベント司会をされ、界隈ではお馴染みのラジオDJ古家正享さんをゲストに迎えた番組がこちら。

日本におけるK-POP評論の第一人者とも言われる古家さんご自身の韓国とのつながり、日本におけるK-POPの歩み、もちろんBTSの尊いエピソードもたっぷり聞けるので特に私のような新規ファンには必聴の内容かと。とっても知的で優しそうな方だから、そりゃ少年団も懐いちゃうよね。

それでね少し、いやだいぶ話はズレるんだけど。

番組の中で古家さんから「チョー・ヨンピルさんとか…」というワードが出てきて、急に色々思い出したので。

私が小学生の頃、オーディオが趣味だった父は、週末になるとチョー・ヨンピルさんの『釜山港へ帰れ』やら『想いで迷子』やらを早朝から大音量で流していた。ほとんど父を褒めなかった母から唯一「パパは歌がうまい」とおだてられていた父は、ヨンピルさんの曲をカラオケのオハコにしていた。(ちなみに母も桂銀淑さんの『すずめの涙』を必死に練習していた。こちらはジャイアン並みの音痴だったけど)

当時から寝坊助だった私は、思う存分寝られるはずの週末の朝に、階下からズンドコ迫り来るヨンピルさんの声に正直、苦々しい思いを抱いていたものだ。

しかしなるほど。
ヨンピルさんや桂銀淑さんが「韓国人」であることを小学生の私は意識していなかったけど、自分の中に韓流が入り込んできたのは随分と早いタイミングだったんだなぁ。

そんなことを懐かしく思い出しながら、なんとなくYouTubeで『釜山港へ帰れ』を検索したら鳥肌がたった。震えた。そしてなぜ今こんなにもBTSを好きになってしまったのかバッチリ腑に落ちた。

圧倒的な表現力と歌唱テクニック。
少し鼻にかかったような無理のない高音。

これは…

チョン・ジョングクみある!!!!!!

しかも改めてタイトル『釜山港へ帰れ』ってこれ。

グクのお父さん、いや、年齢的にはおじいちゃんか。って言われても全然驚かないくらい雰囲気ある。しかも35年?ぶり位で聞いたのに自分ほとんど歌詞覚えてた。それで一瞬でジョングクの声で上書きできたし。

チョー・ヨンピルからのチョン・ジョングク…これこそが連綿と続く大韓民国歌謡界の正統ということか…!!(多分ちがう)

そして
ピルペンだった父。グクペンの私。

なにこれ太古のDNAじゃん。

そう思うと、プサンハンってなんだよ頼むから寝かせてくれオヤジィィィ!!!!と布団を頭から被っていたあの頃がやたらと愛おしく思えてくる。
ありがとう父!ありがとうヨンピルさん!ありがとうジョングク!

ちょっと調べたら、すでに両者には接点があった!!

若くて礼儀正しい少年団愛おしすぎ。
このビデオの中でグクが歌っている『Bounce』の動画検索したら、釜山港ヨンピルさんいい意味で行方不明。なんでもできる黄金先輩だった。まさかの『Telepathy』カバーとかハマりそう。
もしくは先輩のワンポイント参加で「きょぬぉ ちょん!ちょじゅん!ぱるっさ!!!」やってみて欲しい。

なにより、お元気そうでとても嬉しい!

おっと最後は個人的な思い出話もとい思い込み話になってしまった。
ヤーそれにしても、日々あらゆる方面から発見があってBTS沼の深さ底知れず。

ちょうどラスベガスに向けて出国のニュースも入ってきた!ジンさんの手、ホープさんのコロナ、グクはどこ?と感情も忙しいけど、ただただ怒涛の4月を健康で乗り切って欲しい。気をつけておいで少年団!!!

読んでいただき、ありがとうございます。


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