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実況パワフル俺 〜石川ミリオンスターズ 2020シーズン 前編〜


兆しが見え終えた2020シーズン。

シーズン終了と同時にとある決断をしたのである。

「今年NPBに行けなければ野球を辞める」

なぜでしょね〜

シンプルにもう年齢が当時24歳。若いと思うかもしれないがこの界隈では若くは無いのだ。

独立リーグでなくてもドラフト指名受けるには圧倒的な成績、飛び抜けた能力でなければデッドラインの年齢になる。

正真正銘のラストチャンス。ハレルヤーチャンス

と、なりますとNPBから逆算して、野球人生最後のオフシーズン。短い4ヶ月という期間で何をするのがベストか。

ひとつ言えることは「打力」「飛距離」「守備」はこの四ヶ月間じゃどうやってもNPBの一軍レベルには到達出来ない。うん無理。

ただ一つだけ、一つだけ自分がここまで野球が出来た圧倒的な武器が一つだけあった。

「スピード」である。

自分で言うのもなんだがショートフライで2塁から3塁へタッチアップしたりセンターフライで2塁からホームへ生還するなどバグった走力を持ってました。

なので、それのみに特化してひたすらトレーニングに取り組みました。

結果、野球選手にありがちな手計測ではあるが50mのタイムが5.7秒台を計測。いやバケモン。
やる競技間違えたとか言うなよな。


ちなみに未だに5秒台は出せそうな感覚はある。

ということで満を持して石川県へ帰り

独立リーグ生活最後の合同自主トレが始まる。

あるあるなんだが、新入団選手のプロフィールをみて、「うわ〜社会人卒の外野手来た〜」とか「甲子園ボーイ来た〜」とか毎年毎年ヒヤヒヤしては自主トレでプレーをまじまじ見て、絶対負けんと気合いが入る。


そんなこともありキャンプの実戦練習でもホームランを放ったりなどアピールは十分にした。そうしてオープン戦が始まる。


金沢市民球場で富山GRNサンダーバーズとのオープン戦。好きな応援歌はニッポン笑顔百景です。

しかしここで二安打を放ち、たまたま取材に来ていたスポニチさんに取材された。


うお。。いんたびゅーやんけ。いつ記事にされるんだろなぁ〜と少しワクワクしていたら、あれまびっくり。


Yahooニュースになってて草ァwwwwwww

そこまでは聞いてないんですけどぉ。。。


地元の長らく絡みが無かった友達がインスタのストーリーに載せてくれて初めて気付いたのである。感謝やなぁ。


ラストシーズン開幕に向けて、かなり良いスタートダッシュが切れそうだったが、そんな矢先に


「新型コロナウィルスにより、開幕延期」


え?なにそれ?んなことある????


世の中は大騒ぎ。
緊急事態宣言という前代未聞の宣言が出たのでそこからはろくに練習も出来ず、1日2~3時間グラウンドでそれぞれ自主練をしては翌日休みという生活が4月から2ヶ月近く続いた。


正直、相当しんどかった。なんだこれ?


「開幕するのか?しないのか?」
「いつまで続くのか??」
「そもそも野球できんの???」


しかし、そんな不安の中、無事開幕されることが決まった。

6/20。


例年だったら前期の終わりかけに開幕というのだから、例外中の例外。
BCリーグ最終年にこれも悪くない。。


しかし、、、
しかしどう見ても

開催要項の様子がどうやらおかしい。。


シーズン全60試合なので例年より10試合少ない。
まあそれはしょうがないとして。。。


富山と40試合?!?!!!
WTF。どういうこった、紅白戦か?


最後の年は西地区東地区の2地区で別れて、新潟との対戦も増えると楽しみにしていたのに。。。。
(新潟の応援が好きでした)


地区割りは西地区の石川、富山、福井、滋賀の4球団。


そして新型コロナの影響もあり隣県の富山と40試合という暴挙に出た。(まあしゃーない)



という今思い出すだけでもおぞましく、思い出深いシーズンが始まる。


※ちなみにコロナの影響で練習もろくに出来なかったので、余暇を持て余し料理が死ぬほど上手くなりました。次回へ続く。。。

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